
Electronic Software Association(ESA)と ReedPop は30日、予定していた夏のゲームイベント「E3 2023」の開催を正式に中止すると発表した。これは、ゲームパブリッシャー各社が出展者として同イベントに参加しないことを相次いで発表したことを受けたものだ。
同イベントは、6月13日から6月16日までロサンゼルス・コンベンション・センターで開催される予定だった。2020年と2022年は中止され、2021年は新型コロナウイルスの感染拡大が続いていたため、すべてオンラインで開催された。ESA は、2019年以来、4年ぶりのライブで絵の開催を意図していた。また、PAX や New York Comic Con を運営する ReedPop が主催する初めての E3 イベントとなる予定だった。
ReadPop のゲーム担当グローバル VP の Kyle Marsden-Kish 氏は、声明の中で次のように述べている。
このイベントの実現に向け、我々とパートナーはあらゆる努力を払ってきたため、今回の決定は難しいものだったが、業界にとって正しいこと、E3 にとって正しいことを行う必要があった。しかし、我々は、業界とE3のために、この決断をしなければならなかった。E3 2023 に参加された皆様には、ReadPop のイベント体験に期待いただいているショーケースを開催できないことを残念に思う。
開催断念
今年に入り、ソニー、マイクロソフト、任天堂の大手ゲームパブリッシャーのいずれも同イベントへの出展を予定していないとの報道が浮上した。ソニーは2018年以降、E3イベントに参加していないため、不参加の決定は驚きではなかった。任天堂は、「今年の E3 は我々の計画に合わない」という理由で参加しないと指摘した。
今週、Ubisoft、セガ、Tencent(騰訊)が E3 にも参加しないことを確認し、Ubisoft は「別の方向に進むというその後の決断を下した」と述べている。ほぼ同時期に独自のイベント「Ubisoft Forward」を開催する予定だという。
IGN が入手した ESA の会員宛の電子メールによると、このイベントは、「我々の業界の規模、強さ、影響力を示すような形で実施するのに必要な持続的な関心を集めることができなかっただけである」と述べている。
その他の夏のゲームイベントは、Summer Game Fest や、前述の6月の Ubisoft Forward など、まだ続いているようだ。
【via VentureBeat】 @VentureBeat
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