手荷物配送のAirporter、大阪市内泊→関空発JAL便客向けにシティチェックインサービスを開始

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関西国際空港
Photo by Kirakirameister via Wikimedia Commons. Used under the CC BY-SA 3.0 license.

Airporter は3日、JAL エービーシーや関西イノベーションセンターと共同で、手ぶら観光と手荷物預けの DX 化に向けたサービスを開始した。このサービスは、宿泊施設から国内出発空港を経由して海外到着空港へ手荷物を直送するもので、海外旅行客の手荷物のストレス解消とオーバーツーリズムの解消を目指している。

最初の実証実験は、空港宅配サービス大手の JAL エービーシーと共同で、関西国際空港を利用する旅行者を対象に行われる。この取り組みは、関西イノベーションセンターが運営するイノベーション創出拠点「MUIC Kansai」の課題解決プログラムとして採択され、オープンイノベーションプログラムとして進められる。

このサービスでは、手荷物の当日配送を展開している Airporter が、国内空港だけでなく海外空港にも手荷物を受け取る場所を拡大し、国内宿泊施設から海外到着空港までの手ぶら観光を可能にする。また、このサービスでは、Airporter の手荷物当日配送サービスと航空会社が提供するオンラインチェックインを組み合わせることで、搭乗手続きの DX 化にも貢献する。

Image credit: Airporter

このサービスの構築により、日本での観光最終日に時間を節約し、市中や空港でショッピングや食事を楽しむことができる。また、利用者が増えることで大きな荷物を持つ旅行者が減り、オーバーツーリズムの問題も解消されると期待されている。

実証実験は大阪市内の宿泊施設を利用し、関西国際空港発の JAL 便を利用する旅行者を対象に行われる(コードシェア便は対象外)。実施期間は約3ヶ月間で、Airporter が宿泊施設と空港間の手荷物当日配送を担当し、JAL エービーシーが空港での手荷物引渡を行う。関西イノベーションセンターはサービスのスキーム構築のサポートや実証実験の企画調整、関連事業者の招聘を担当する。

Airporter は現在大阪での手荷物当日配送サービスを休止しているが、この実証実験の開始に合わせて再開される。Airpoter では今後、実証実験の結果を踏まえて対象エリアやサービス内容を拡充し、大阪・関西万博を見据えたサービスの本格展開を目指す。将来は、宿泊施設や駅などに設置可能な専用機器を開発し、旅行者が手荷物のチェックインを行える仕組みの構築も視野に入れている。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

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