ChatGPTで #IVS2023 の会場が温度をおしらせ「BizStack」米MODEがパナソニックと協力してデモ初披露 #IVSPRWeek #IVS2023

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#IVSPRWeek はスタートアップカンファレンス「#IVS2023」とプレスリリース配信サービスのPR TIMESが企画する「Startup!PR Week」参加企業による新製品情報をお伝えします。同社のプレスリリースはこちらから

ニュースサマリー:IoTプラットフォームを提供するMODEは6月29日、IoTプラットフォーム「BizStack」に対話型AIを組み込んだ新たな機能を公表した。OpenAIのChatGPTを独自に調整したもので、人や物、環境からのデータをクラウドに繋ぎ、リアル空間の状況に応じて、対話型生成AI機能が自然言語で状況をレポートしてくれる。

お披露目となったIVS Kyotoの会場では、会場となったみやこめっせの会場内に設置された温度・湿度センサーの状況をBizStackが解析。温度変化を監視しつつ、これまでに蓄積したデータと比較して人に通知が必要なタイミングを考え、ChatGPT経由で言葉としてリアルタイムにレポートしてくれる様子がデモされた。

従来のBizStackではリアル空間で計測した内容をブラウザのダッシュボードで表示するようになっており、異常値が発生した際のアラートをメールやチャットツールを通じて通知することはできていた。今回のアップデートでこれらを人と会話するような自然な言語で教えてくれる。

話題のポイント:現場のデータをクラウドにつなぐことで活用を促し、企業のデジタル変革(DX)を支援するサービスを展開するのが米MODEです。GoogleやTwitterなどで活躍した共同創業者の上田学さんたちによって2014年7月にシリコンバレーで設立されたスタートアップです。

IoT(Internet of Things)はモノのインターネットと呼ばれる領域で、いわゆる現実世界のデータをセンサーを通じて収集し、各種分析やそれに対するアクションを提供するものです。

MODEでは利用シーンに合わせて工場やロボット、モビリティなどを対象としたクラウドサービスを提供しており、例えば「MODE Factory Cloud」では、工場内の機器やセンサーからのデータをクラウド上で分析・最適化し、生産性向上や品質管理、コスト削減などを実現します。今回、お披露目となったのはこのインターフェース部分「BizStack」を機能強化したものになります。ちなみに2017年から協業しているパナソニックグループとは2022年、オープンイノベーション型の事業開発等を推進するため、MODEの上田さんはパナソニックHDの事業開発室のアドバイザーに就任されています。

ヘルメットをかぶって会見してくれたMODEの上田学さん

実際に動いている様子は動画を見てもらいたいのですが、「いや、これ別にそんな長々と話してもらわなくてもダッシュボードみればいいでしょ?」と思ったアナタは半分正解で半分間違いです。

現地でデモしている学さんたちに話を聞いたのですが、実際は確かに通知自体はもっと短く端的に報告してくれるそうです。例えば工場の温度が異常に上がっている場合、火事や事故の可能性があるわけですから悠長に「今日はお日柄もよく〜」などと報告されてはたまりません。

それよりも驚きだったのが「会話できる」という点です。

そう、「異常な温度を察知しました」とBizStackが教えてくれたらそれに対して「今の状況はどうなってる?」と自然言語で聞くことができるそうなんです。これはまだ開発検討中のものなので、実際に実装されるかどうか含めてこれからのお話らしいのですが、そうなるとIoTのインタラクションが相当に変わることになります。激変です。

つまり、工場や遠隔地に設置したセンサーを通じて仮想のロボットと会話してオペレーションが可能になるわけです。難しい操作ではなく、自然言語であれば、利用できる人の幅も広がります。現在は例えば出力する会話文に余計なハッシュタグを入れたりするなど、チューニングには手こずっているとのことでしたが、この世界観はぜひ仕上げていただきたいと思うと同時にアップデートあったらまたお知らせしたいと思います。

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