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移動による脱炭素を計測できるアプリ「SPOBY」〜KDDI ∞ Labo7月の全体会から

スタジオスポビー 代表取締役 夏目恭行氏

本稿はKDDIが運営するサイト「MUGENLABO Magazine」掲載された記事からの転載

2023年7月21日、KDDI ∞ Laboの月次全体会における特別企画にて、スタートアップが登壇されました。MUGENLABO Magazine編集部のめぇ〜ちゃんが登壇企業であるスタジオスポビーにインタビューを行いました。

移動による脱炭素量をスコア化するアプリ「SPOBY」を開発するスタートアップです。今回は、スタジオスポビー代表取締役の夏目恭行氏に話を聞きました。

「SPOBY」はエコな移動により脱炭素量を計測できるアプリです。(めぇ〜ちゃん)

代表取締役の夏目氏に伺いました

何をしている会社ですか?

夏目:移動による脱炭素を計測できるアプリSPOBYを開発運営しております。全国基礎自治体や法人の脱炭素課題解決に寄与するソリューションツールです。

環境省が認定する脱炭素先行地域にも採用されているプロダクトですので顧客自治体や事業者様はアプリで計上したスコア(脱炭素量)を環境パフォーマンスデータとしても計上いただけます。歩行や自転車の移動に行動変容させるツールでもあるため、健康増進の観点でもご注目、採用いただいております。

また、計測の過程で採取した人流データは都市整備やマーケティングなどにも活用が可能な為、特に基礎自治体様顧客にとっては二次的三次的な活用をいただいております。

昨今、広告プロモーションにも活用したいとお考えのメーカー様、流通様、広告代理店様からの問い合わせも複数いただいているため、広告領域においても早急な事業化を進めております。

移動による脱炭素量をスコア化するアプリ「SPOBY」

なぜ会社を立ち上げたのですか?

夏目:地球規模のソーシャルペインである「脱炭素」領域において、責務を担っているのは基礎自治体や事業法人であります。主にサプライチェーンの上流におけるインフラ系の施策が先行する中、国民消費者による排出が3〜4割を締めているのも看過できない実情です。一般の国民消費者にとって実感できるスコア化ツールが不可欠であると考え、ツールを開発いたしました。

仕様設計段階から環境省にもヒアリングを繰り返し、開発を進めた経緯がございますので仕上がったプロダクトは知財化対象にしており、業界におけるルールメイクを実践してまいります。

これからの目標はありますか?

夏目:環境配慮活動において、いち個人がパフォーマンスを実感できる未来無しでは2050のカーボンニュートラルは実現しません(環境省は令和6年に事業軸を国民の行動変容に荷重させる予定)。行動変容ソリューションにおいて現状、弊社が唯一環境省認定を受けている事業者でもありますので、ルール整備とともに国民の行動変容による2050年カーボンニュートラルを実現してまいります。

最後に一言お願いします

夏目:自治体市民や企業従業員、消費者顧客と関わりをもって事業を推進されている事業者の皆様(ほぼすべての事業者様が該当されるかと思いますが)、是非一緒に地球規模の課題解決に取り組みましょう。

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