フリーランス向けプラットフォーム「SOLLECTIVE」、スタートアップ育成型VCのAntlerからプレシリーズAで追加調達

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Antler 日本担当パートナーの梅澤亮氏、ソレクティブ共同創業者兼 CPO の Allen Wong 氏、共同創業者兼 CEO の岩井エリカ氏
Image credit: Antler, Sollective

企業向けの人材サービス、フリーランス向けの企業マッチングやバックオフィスツールなどで構成されるプラットフォーム「SOLLECTIVE」を運営するソレクティブは8日、スタートアップ育成型 VC の Antler から資金調達したと発表した。ラウンドステージはプレシリーズ A で、昨年12月に発表された調達のエクステンションとみられる。Antler からの調達額は開示されていないが、プレシリーズ A 全体での調達額が3.5億円とされていることから、4,000万円相当と推測される。

一般的に、Antler は同社の起業支援プログラム​​「Antler Cohort Program」の参加者(採択者)に対して出資しており、昨年11月から日本での本格的な活動を始めた Antler では、これまでに、同プログラム1期生の Yap(医薬品流通管理 BPO サービス)と Lombard Standard(不動産テック)への出資を明らかにしている。SOLLECTIVE は同プログラムには参加しておらず、(同プログラム参加者・採択者以外を対象とする)Antler Japan Fund としての初めての出資となる。

Image credit: Sollective

ソレクティブは2020年1月、アメリカ・ロサンゼルスで玩具メーカー Mattel や e スポーツ大手 Riot Games で人材開発や人材管理に従事していた岩井エリカ氏により創業。従来のタスク型のフリーランスではなく、ハイスキルで企業内のプロジェクトのコアの部分に深く関わることができるフリーランスを、SOLLECTIVE では、多様性・即戦力・専門性に主眼を置き、包括的な HR 審査と専門性の審査を経て集めている。

フリーランスにとっては、企画書・提案書・契約書・時間管理・請求書・支払・経理など付随業務が必要になる。これらのタスクを処理するツールがアメリカでは十分に提供されているが、日本ではまだ十分ではない。SOLLECTIVE では今後、これらの付随業務を一元管理できるプラットフォームを構築する計画だ。これまでに、業務委託契約ツール「契ラク」、請求書作成サービス「請Q」をローンチしている。現在は、バックオフィス業務を DX するサービスを開発中だ。

また、今回の調達発表とあわせて、ソレクティブは、企業に対してハイスキルフリーランスを採り入れたチーム作りの採用戦略から人材の提案、成約手続きまでを一気通貫でサポートする成功報酬型のサービス「法人向けフルサポートプラン」を提供開始した。ソレクティブでは今回調達した資金を使って、プロダクト開発と採用・組織体制の強化を図り、ハイスキルフリーランスを採り入れた組織構築の推進強化と、国内及び海外のフリーランス人材の可能性を拡げていくとしている。

via PR TIMES   Summarized by ChatGPT

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