スニーカーやアクセサリーなどAI真贋鑑定、「フェイクバスターズ」運営がメルカリやDe Capitalらから8億円を調達

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Image credit: IVA

※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから

AI を活用した真贋判定サービス「フェイクバスターズ」を展開する日本のスタートアップ IVA は9日、最新のラウンドで約8億円(約580万米ドル)を調達したと発表した。金額には、みずほ銀行とりそな銀行からのデットが含まれる。これは創業5年の同社にとって初めての資金調達となる。参加した投資家は、メルカリ(東証:4385)、ファミリーオフィスの De Capital、そして4人のエンジェル投資家——川田尚吾氏(DeNA 共同創業者)、本田謙氏(フリークアウト・ホールディングス創業者)、松村映子氏、増田裕介氏——である。

フェイクバスターズは、多様な経歴を持つ経験豊富な鑑定士チーム、最先端の専用機器、AIを活用した真贋判定技術を組み合わせ、商品の真贋判定サービスを提供している。二次流通需要の大きいスニーカー、ラグジュアリー、アパレル、アクセサリーなど88ブランドの鑑定が可能だ。これまで累計150万点の鑑定実績があり、画像による簡易鑑定や現物による完全鑑定など、顧客のニーズに合わせた鑑定サービスを提供している。

今回の資金調達により、現在99.9%の鑑定率を誇るAIの機能をさらに強化し、スピードアップを図るとともに、従来は48時間以内であった鑑定結果を60~90分で提供する特急オプションを追加する予定である。また、AIによる真贋判定を、高級ブランドバッグ、宝飾品、トレーディングカードなど、さらなる商品カテゴリーに拡大していく。

同社は6月に台湾拠点を設立しており、8月には中国本土に子会社を設立する予定で、将来的には韓国、東南アジア、北米市場への進出も視野に入れている。フェイクバスターズは、日本語、英語、簡体中国語、繁体中国語、韓国語と、主要9通貨に対応している。

via PR TIMES

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