片頭痛デジタル治療薬開発のヘッジホッグ・メドテック、5億円をシリーズA調達——頭痛AI診断開発へ

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Image credit: Andrea Piacquadio via Pexels, Hedgehog Medtech

片頭痛治療用アプリを開発するヘッジホッグ・メドテックは29日、シリーズ A ラウンドで5億円を調達したと発表した。このラウンドは、慶應イノベーション・イニシアティブ(KII)と DBJ キャピタルがリードし、スクラムベンチャーズ、D4V、新生ベンチャーパートナーズ、神戸大学キャピタル、SMBC ベンチャーキャピタルが参加した。

これは同社にとって、2022年11月に実施した1.45億円の調達(シードラウンド)に続くものだ。今回の調達を受けて、ヘッジホッグ・メドテックの累積調達額は。明らかになっている範囲で6.45億円に達した。KII、DBJ キャピタル、スクラムベンチャーズ、D4V は、前回ラウンドに続くフォローオンでの参加。

ヘッジホッグ・メドテックは2021年に創業したデジタルセラピューティクス(DTx)に取り組む医療系スタートアップだ。DTx とは、スマートフォンアプリなどを介して患者の医療行為をサポートする薬事承認されたプログラム医療機器のことを指す。

ヘッジホッグ・メドテックでは、生活への影響が大きく、就労世代の患者が多い片頭痛治療用アプリの開発を行ってきた。それに加え、新たに頭痛 AI 診断、緊張型頭痛治療用アプリの開発も開始し、頭痛領域における統合的なソリューションの提供を目指す。

また、頭痛と同様に女性活躍に大きな影響を与えている疾患である PMS(月経前症候群)をターゲットとした治療用アプリの開発に着手している。今回調達した資金は、片頭痛治療用アプリとPMS(月経前症候群)治療用アプリの臨床試験、頭痛 AI 診断の開発とそれらに伴う人材採用に用いられる。

via PR TIMES

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