UX起点のDX支援提供ビービット、12億円をシリーズB調達——現地OMOのTSUNAGO買収で東南アジア展開加速

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Image credit: beBit

DX(デジタルトランスフォーメーション)におけるUX(ユーザ体験)向上を支援するビービットは10日、シリーズBラウンドで12億円を調達したと発表した。このラウンドには山陰合同銀行(東証:8381)、ベネッセホールディングス(東証:9783)、三菱地所(東証:8801)、楽天証券、Turn Cloud Technology Serviceが参加した。

これは同社にとって、2020年7月に実施した調達だ。山陰合同銀行は以前のラウンドに続くフォローオンでの参加。今回の調達を受けて、ビービットの累計調達額は約37億円に達した。今回調達した資金は、ソリューション強化や人材採用などの組織体制の強化に投資されるそうだ。

ビービットは2000年3月に創業 。デジタル技術を活用したUXの戦略立案・設計・改善によるビジネス成果創出を支援している。また、2022年に国内展開を開始したEC特化型グロースマーケティングソリューション「OmniSegment」ではジェネレーティブAI機能をローンチするなど、最先端技術のUX活用にも取り組んでいる。

また、ビービットは16日、マレーシアの OMO(Online Merges with Offline)スタートアップ TSUNAGO を完全買収したことを明らかにした。同社による買収としては、台湾の MarTech 企業 Omniscient Cloud Technologies(微拓科技、現 beBit TECH)の買収に続くものだ。

TSUNAGO は、体験型店舗(売らない店)の展開支援サービス「Tsunago Store」、AIカメラによる来店客の行動分析サービス「Tsunago AI」、OMO 支援コンサルティング、アプリ開発・運用などを展開している。2017年の設立以降、三越伊勢丹、大手通信会社Celcom(Axiataグループ)、飲食チェーン「The Social」などの支援を行ってきた。

また、アルファス CEOの廣瀬肇氏、シナモンAI Co-CEOの堀田創氏、データック CTO の木本陽介氏らがアドバイザーとして参加している。今回の買収によって、ビービットはシンガポール・マレーシアを中心に東南アジア全域に進出し、コンサルティング・SaaS 一体型の UX ビジネスのグローバル拡大を加速する。

via PR TIMES, PR TIMES    Summarized by ChatGPT

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