障がい者など就労困難者向けDXプラットフォーム「NEXT HERO」運営、3.6億円をプレシリーズB1調達

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Image credit: VALT JAPAN

障がい者や難病患者など就労困難者向けのDX(デジタルトランスフォーメーション)プラットフォーム「NEXT HERO」を運営するVALT JAPANは9日、プレシリーズ B ラウンドの1stクローズで3.6億円を調達したと発表した。

このラウンドには三井住友海上キャピタル、BRICKS FUND TOKYO(三菱地所)、1人1円ファンド(エムスリー)、NOBUNAGA キャピタルビレッジ(十六銀行の投資専門子会社)が参加した。

これは同社にとって、2022年10月に実施した調達に続くものだ。三井住友海上キャピタルは以前のラウンドに続くフォローオンでの参加。今回の調達を受けて、VALT JAPANの累計調達額は約11億円に達した。今回調達した資金は、新規事業への投資や採用、広告宣伝に投資され、同社は既存事業のさらなる拡大と新たな事業領域への進出を目指す。

「NEXT HERO」は、障害や難病を抱える就労困難者に特化したDXプラットフォーム。このプラットフォームは、就労困難者に特化したビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)サービスを提供し、企業の非核心業務をサポートする。サービスには、ロジスティクス、IT運用サポート、AIアノテーション、清掃、製造代行などが含まれている。また、品質管理とプロジェクト管理を専任ディレクターがサポートし、企業のサステナビリティ・トランスフォーメーション(SX)を実現する。

リリースによると、同社は取引社数370社、受注件数1,500件を超え、就労継続支援事業所とのネットワークを2,000以上に拡大している。また、ワーカーサイドでは、NEXT HEROを通じて平均工賃の200%以上の増加を実現しているそうだ。

VALT JAPANは、法定雇用率の増加や市場環境の変化を踏まえ、協働機会の創出や事業の拡大を通じて、より精密なワーカーの能力データを蓄積し、新たな価値創出を目指すとしている。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

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