生成AIプラットフォーム「Poe」Quoraにa16zが7500万ドル出資ーーボットクリエイターの収益化を加速、評価額は5億ドルに

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Adam D’Angelo(アダム・ダンジェロ)氏のQuoraのブログ

Andreessen Horowitz(a16z)は10日、2009年創業のQ&Aサービス「Quora」への出資を明らかにした。同社創業者でCEOのAdam D’Angelo(アダム・ダンジェロ)氏はQuoraのブログの中で出資額が7,500万ドル、評価額が5億ドルだったことを明かしている。また、D’Angelo氏は同時にこの評価額が過去につけた価格を下回っていることも次のように伝えている。

「評価の詳細については当然の好奇心が存在することも認識しています。この 7,500 万ドルのラウンドによりビジネスの価値は5億ドルとなります。過去2年間で、金利の上昇と資本コストの上昇により、市場は大きく変化しました。これは、当社の評価額が以前のピークよりも低いことを意味しますが、最終的にこの新しい市場に注目されることを嬉しく思います」(D’Angelo氏のブログより)。

今回、出資の対象となったのはQuoraが提供するPoeに関するもの。Poeは様々な生成型AIモデルを選択して回答を得られるチャットボットプラットフォームで2022年12月にスタートした。OpenAIのChatGPT、GPT-4、DALL-E 3のようなモデルや、Anthropic、Google、Metaのような他の主要企業のモデルを含む、テキストと画像の両方のAIモデルの集約を可能にしている。月額19.99ドル(年額199.99ドル)の有料サブスクリプションを提供し、ユーザーにGPT-4やClaude 2などの言語モデルへのアクセスを提供してくれる。

Poeは生成型AIのアグリゲーター

a16zは今回の出資について「50億人を超える世界のインターネット・ユーザーにとって、AIをより直感的で利用しやすいものにすることを目的とするもの」とコメントした。

また、Poeはボット・クリエイターが既存のモデルを修正するためのツールを開発しており、ゼロからモデルを開発するためのリソースを必要とせずに、より幅広い個人がAIを構築できるようにすることもできるようになっている。そして今回の資金調達はこのクリエイターエコノミーを拡大させる狙いがある。D’Angelo氏は今回調達した資金の大半は「クリエイター収益化プログラムを通じてプラットフォーム上のボットの作成者に支払うために使用される」とブログに記載している。

「ローンチからほぼ 1 年が経過した現在、Poe には何百万ものユーザーがおり、そのユーザーの中には無料枠を使用しているユーザーもいれば、サブスクリプションを通じてプレミアム特典を利用しているユーザーもいます。Poe ユーザーがプロンプトを介して作成したボットや、開発者が API を介して作成したボットが何百万も存在します。私たちは、David George および a16z チームと緊密に連携して、ユーザーやクリエイターにもたらす改善を加速し、一般的な消費者が AI をより利用しやすくできることを楽しみにしています」(D’Angelo氏)。

Poeでボットを作成し、エコシステムに参加する方法は「developer.poe.com」で学ぶことができる。

via a16z / Quora

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