テキストから3Dモデルを生成するAI「Luma AI」Andreessen Horowitzがリード投資

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Luma AI / YouTube

テキストから3Dモデルを生成するモデル開発を手掛けるLuma AIは9日、Andreessen HorowitzをリードとするシリーズBラウンドの資金調達を公表している。今回のラウンドでの調達額は4,300万ドルで、報じているTechCrunchは詳しい情報筋の話として、彼らの評価額を2億ドルから3億ドルと伝えている。CrunchBaseに掲載されているLuma AIの調達額は累計で6,850万ドル。これまでのラウンドにはNvidiaやGeneral Catalystなどが参加している。

カリフォルニア大学バークレー校のAI研究者だったAlex Yu(アレックス・ユー)氏と、AppleでVision Proの体験構築に参加したAmit Jain(アミット・ジェイン)氏が同社を共同創業したのは2021年。スマートフォンのカメラだけで物体の3D画像を作成できるシンプルなスマートフォンアプリとしてスタートした。

このアプリは瞬く間に数百万人のユーザーを魅了し、簡単にアクセスできる3D画像技術に対する需要に気がついた同社はコンセプトを進化させ、より高度で洗練された生成AIモデルに焦点を当てるようになった。このGenieモデルは、ウェブ、iOS、Discordコミュニティで利用可能で、テキストプロンプトからインタラクティブな3Dアセットを素早く生成することができる。そのスピードと品質により、すでに何万人ものユーザーを掴んでいるそうだ。

Luma AIの最初の研究プレビューであるジェネレーティブ3Dモデル (昨年の11月にリリース)は、誰でも想像したテキストプロンプト(例えば、「ルビーの宝石がついた金の指輪」 )に基づいてインタラクティブな3Dアセットを生成することを可能にした。

投資したAndreessen HorowitzのインタビューにJain氏は次のようにコメントしている。

「私たちのビジョンを実現するために、生成AIの研究、エンジニアリング、デザイン、プロダクトの各分野でチームを成長させてきました。Genieによって、初めてAIでスケールの大きな3Dのものを作成することが可能になり、それはわずか4週間で10万人のユーザーに成長しました……(しかし、私たちは)ユーザーのために、はるかに有能で、インテリジェントで、有用なビジュアルモデルを構築したいと考えています」。

TechCrunchの報道によると、同社は資金調達の発表と同時に約3,000個のNvidia A100 GPUからなるコンピュート・クラスターを活用し「見て理解し、見せて説明し、最終的には(世界と)相互作用する新しいAIモデルのトレーニングを開始する」(Yu氏)としている。今回の増資でチームも拡大している。同社は2024年末までに従業員を倍増させることを目指しており、拡散モデル (DDIM など) の研究を主導したJiaming Song氏やNeural Radiance Fieldsの開発に貢献したMatthew Tancik氏らなど注目度の高い人材を迎えている。

3Dモデル作成の生成AIの分野で躍進しているスタートアップはLuma AIだけでない。生成AIを使った3Dモデル生成の機能構築に特化したスタートアップとしてHypotheticやAuctoria AI、Kaedimなどがあり、Stability AIもまた3Dについては研究を続けている。また、出資しているNvidiaも当然ながら、2D画像を3Dモデルに変換するGet3Dのような技術を開発している。

via TechCrunch / Andreessen Horowitz

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