不動産仲介のやりとりを一元化・可視化する「Facilo(ファシロ)」、12億円をシリーズA調達

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Image credit: Facilo

不動産仲介会社と顧客のやりとりを整理・可視化するコミュニケーションクラウド「Facilo(ファシロ)」を開発・提供する Facilo は21日、シリーズ A ラウンドで12億円を調達したと発表した。このラウンドに参加したのは、グロービス・キャピタル・パートナーズ(GCP)、Coral Capital、Angel Bridge。

これは同社にとって、2023年2月に明らかにしたシードラウンドに続くものだ。Coral Capital はシードラウンドに続くフォローオンでの参加。Facilo はこれまでに、500店舗に導入され、プラットフォーム上での物件提案は累計で60万件に達しており、同社では調達した資金で、既存の物件購入向けプロダクトの新機能開発および活用支援、物件売却向けの新プロダクトの展開を進める。

インターネットの普及で物件情報へのアクセスは容易になったが、提案された物件が売約済や案内不可であるなどの問題から、同社では依然として、営業担当者による物件提案が最も重要な情報源だとしている。しかし、担当者の業務負荷が高いため、物件提案がスムーズに行われず、顧客と仲介会社の双方に機会損失が生じていた。

Facilo は、不動産仲介業界に革新をもたらすコミュニケーションクラウドを提供している。このプラットフォームは、顧客と仲介会社のやりとりを整理・可視化し、物件購入と売却の両面において、シームレスな取引を実現する。クラウドと AI を活用し、仲介会社の業務を効率化することで、顧客体験の向上と成約率の改善を図る。

via PR TIMES

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