物流フルフィルメントSaaS「オープンロジ」、デット含め35.5億円をシリーズD調達——累積調達額は63億円に

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Image credit: Open Logi

物流フルフィルメントプラットフォーム「オープンロジ」を運営するオープンロジは5日、シリーズDラウンドで35.5億円を調達したと発表した。

このラウンドには31VENTURES(三井不動産とグローバル・ブレインによる運営)、 Eight Roads Ventures Japan、Logistics Innovation Fund(セイノーホールディングスと Spiral Innovation Partners による運営)、SMBCベンチャーキャピタル、Cygames Capital、東京海上ホールディングス、HAKUHODO DY FUTURE DESIGN FUND、パーソルベンチャーパートナーズ、静岡キャピタル、あおぞら企業投資が参加した。今回の調達を受けて、オープンロジの累計調達額は約63億円に達した。

これは同社にとって、2020年10月に実施したシリーズCラウンドに続くものだ。Eight Roads Ventures Japan、Logistics Innovation Fund、SMBCベンチャーキャピタルは以前のラウンドに続くフォローオンでの参加。また、金額には日本政策金融公庫、あおぞら企業投資、みずほ銀行からのデットが含まれる。

オープンロジは、固定費ゼロ、従量課金で利用可能な物流フルフィルメントサービス。独自の倉庫管理システムを通じて、全国の倉庫をネットワーク化し、物流業務の効率化と一元化を実現する。また、複数の越境配送キャリアとの連携により、国内ECだけでなく越境ECも物流面から強力にサポートしている。

現在、Shopifyやネクストエンジン、STORES、BASEなどのECカート・プラットフォーマーとAPI連携を行い、自動出荷を実現している。リリースによると、導入アカウント数は約13,000(2024年1月末時点)に達したという。また、2023年2月にはGlobal-eとシステム連携を行い、越境ECのハードルとなる関税、決済、配送などを国ごとに最適化することが可能となった。

今回の資金調達を受けて、同社は主に、エンジニア職やビジネス職を中心とした人材の採用に注力する。また、プラットフォームのさらなる開発と拡張、全国の倉庫ネットワークの拡充と効率化を図るための投資も予定しているという。これらの施策により、オープンロジは物流業界の効率化、自動化、省人化を目指し、長期的には物流資産とデータの連携を促進する「フィジカルインターネット」の実現を目指す。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

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