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AppleのM1チップ製造をめぐる旅:結局、AppleとTSMCの関係はどうなる(3/3)

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(前回からのつづき)ただ、Appleの様々な製品ラインの規模を考えれば、MacがTSMCの生産能力を圧迫する可能性は低い。Macの年間販売台数(~2000万台)は、iPhone(~2億台)の約10分の1だ。TSMCはM1の強化期間中に、iPad AirとiPhone 12向けの5ナノメートルチップ1億個に加えてさらに1,000万個のMacチップを追加することになるかもしれない。 さらに、Apple…

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(前回からのつづき)ただ、Appleの様々な製品ラインの規模を考えれば、MacがTSMCの生産能力を圧迫する可能性は低い。Macの年間販売台数(~2000万台)は、iPhone(~2億台)の約10分の1だ。TSMCはM1の強化期間中に、iPad AirとiPhone 12向けの5ナノメートルチップ1億個に加えてさらに1,000万個のMacチップを追加することになるかもしれない。

さらに、Appleは立ち上がりのペースをコントロールしており、MacをTSMC製のチップに完全に移行させるため、自らに2年の猶予を与えている。後にTSMCがAppleのMac用チップの需要全体を供給し、その需要が劇的に伸びたと仮定しても、チップの総数はまだ年間2000万~3000万個の範囲内に留まることになる。これは、TSMC製のAシリーズとSシリーズのプロセッサを毎年使用しているiPhone、iPad、Apple TV、Apple Watchの数に比べれば、はるかに少ない。

ということで韓国の報道はあったものの、TSMCは実際には問題ないのかもしれない。

Appleの支援を受けて、TSMCは歴史的に、需要の増加に対応するために製造能力を拡大するという堅実な仕事をしてきた。そして状況は動き続けている。チップ製造は常に進化しており、TSMCはすでに複数世代に渡ってより小さなチップの製造技術に取り組んでいる。5ナノメートルプロセスは最先端のように思えるかもしれないが、来年にはしっかりと確立して改良され、TSMCとAppleは2022年に3ナノメートルチップの販売を開始するとしている。

AppleとTSMCは今後も複数の製造プロセスにまたがってチップやデバイスのバランスを取りながら、古いものをフェードアウトさせながら新たなものを投入することになるだろう。

ということで、AppleはTSMCの成功に対して非常に多くの投資をしてきたため、チップ製造のトップパートナーとの間に問題が生じさせることは考えにくい。

彼らの協力関係はすでにiPhoneやiPadのチップで数え切れないほどの成果を上げており、エントリーレベルのMacの性能を底上げしようとしている。そして、来年の今頃には、よりハイエンドのコンピュータでも同様のことが発生するだろうと予想されている。

つまりTSMCがAppleとの間で、結果的にIntelとIBMとの間に起こったような問題を抱えることになるとは考えにくいのだ。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

AppleのM1チップ製造をめぐる旅:TSMCの生産能力に付けられた疑問符(2/3)

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(前回からのつづき)TSMCがAppleの強力なパートナーであることは疑いの余地がない。クパチーノの巨額の予算に支えられ、TSMCはAppleの最新チップをプロセッサ技術を最先端に保つため、製造能力を何度もアップグレードしてきた。TSMCは現在、文字通り毎年何億個ものAシリーズプロセッサを供給しており、最近ではIntelの支援もするほどで、誰もが認める世界トップのチップ製造会社となった。 しかし、…

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(前回からのつづき)TSMCがAppleの強力なパートナーであることは疑いの余地がない。クパチーノの巨額の予算に支えられ、TSMCはAppleの最新チップをプロセッサ技術を最先端に保つため、製造能力を何度もアップグレードしてきた。TSMCは現在、文字通り毎年何億個ものAシリーズプロセッサを供給しており、最近ではIntelの支援もするほどで、誰もが認める世界トップのチップ製造会社となった。

しかし、韓国のビジネスレポートが伝えるところによれば、TSMCがAppleの成長するニーズを満たすのに十分な5ナノメートルチップの生産能力を持っていない可能性があることを指摘していた。

Qualcommなどのライバルが5ナノメートル技術に自社チップを移行し始めたように、AppleはTSMCの5ナノメートル生産施設のすべてを最新のAとMシリーズのプロセッサのために確保したという。

ではもし、TSMCの生産能力が不足している場合どうなるか。Appleはもうひとつの5ナノメートルチップメーカーであるSamsungがMacチップの供給をすることになるかもしれないというのだ。確かにあり得る話ではあるが、それは希望的観測かもしれない。AppleとSamsungの関係が悪くなった時、韓国ではそういったことが多々発生していた。

もしTSMCが制約を受けた場合、5ナノメートルチップに依存するiPhoneやiPad、Macの短期的な供給に問題がでる可能性がある。それでも, Appleには代替案が多くある。Samsungに供給契約を申し入れることも解決策の一つだし、TSMCにさらに予算を追加して生産能力を迅速に増強してもらう、という手もある。

短期的な問題であればAppleは一定期間、他のデバイスよりもiPhoneのチップの注文を優先させ、重要性が低いと思われるM1のMacやiPad Airの売上を「圧倒的な需要」を優先するとして一時的に減少させることも考えられる。あるいは、iPhone、Mac、iPadの価格を調整して、特定のモデルに需要を移動させたりすることも可能だ。

ただ、それより大きな懸念は、TSMCの限られた5ナノメートルチップ生産能力がAppleの野心を尻すぼみにさせてしまうことだ。将来のMac、iPad、Apple Watches、およびApple TVが古い生産技術に基づいたチップで立ち往生するかもしれない。

最初のM1ベースのMacは5ナノメートルのリソグラフィを使用しているが、Appleは今後のiMacファミリーやMac Proファミリーのためのチップを製造する際、ステップバックして7ナノメートルのプロセスに戻らざるを得なくなるかもしれないのだ。これはまさにAppleがかつてIBMやIntelとの関係で嫌味を言っていた、あれと同じような「みっともない」戦略と同じ道を辿ることになる。(次につづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

 

AppleのM1チップ製造をめぐる旅:IBMからIntel、そして台湾のTSMCへ(1/3)

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世界で最も野心的なモバイルチップの設計者が、唯一となるチップ製造パートナーの生産能力の制約を受けた場合、何が起こるのだろうかーー。AppleがMac用のM1チップを発表したことでこの疑問の答えがすぐに分かるかもしれない。だがそのチップ製造を一手に引き受けるトップ企業のTSMCは、どうやら非難を受ける立場になさそうだ。 Appleがモバイルチップ業界全体を押し上げてきたと言っても過言ではないだろう。…

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世界で最も野心的なモバイルチップの設計者が、唯一となるチップ製造パートナーの生産能力の制約を受けた場合、何が起こるのだろうかーー。AppleがMac用のM1チップを発表したことでこの疑問の答えがすぐに分かるかもしれない。だがそのチップ製造を一手に引き受けるトップ企業のTSMCは、どうやら非難を受ける立場になさそうだ。

Appleがモバイルチップ業界全体を押し上げてきたと言っても過言ではないだろう。

今ではPCチップでも同じことが起ころうとしている。2013年、Appleは世界初の64ビットのモバイルCPUであるA7を発表し、iPhoneをローエンドPCと同等の処理能力に近づけることでライバルのチップ設計者に衝撃を与えた。その5年後、A12X BionicはiPadタブレットを、より高価なIntel Core i7 MacBookの性能に匹敵させることを可能にし、AppleがIntelチップを必要とする時代の終焉を予感させた。

そして今、M1が登場したのだ。

画期的な5ナノメートルの製造プロセスのおかげで、この小さなチップはデスクトップPCとラップトップPCの両方に十分な力を与える数のトランジスタを搭載することができた。

Appleはこれまで業界トレンドについていけなかったり、超越に失敗する度、CPUメーカーのパートナーを非難してきた過去がある。これは言い換えれば、誰かが作ったより新しくより電力効率のよいパーツを使って、Macを進化させることしかできなかったことを示唆している。

それが、だ。Appleは今、Macの運命を完全に自らの手中に収めた。一方、そのチップ製造については長期のパートナーであるTSMCに依存している。

両社は、Macをライバルのパソコンと差別化するために、最先端の5ナノメートルの製造技術に賭けてきた。Appleがこれまでのように、今後のMacの進化の失敗を台湾の製造業者のせいにする可能性は低く、良くも悪くもAppleは今、全ての采配をふるう立場となったのだ。

以前のチップメーカーとAppleの関係は嵐のように、そして伝説的なものだった。

Appleが正式にPowerPC CPUについてのIBMとの関係を終了したのは2005年のことだった。2010年代半ばには、モバイルプロセッサのサプライチェーンからSamsungを排除し、Intelからの移行も開始している。最初はモデムからそしてCPUにーー1年以上かけて実施した。IBMやIntelについて、Appleはよりチップに環境への配慮を求めて去ることにしたのだが、Samsungについては、AppleはモバイルやPCで「ド競合」にあたる同社からの製品購入を取りやめた、という経緯がある。

TSMCはこうやって徐々に他社が失うチップビジネスのピースをちょっとずつ勝ち取っていったのだ。(次につづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

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Apple Silicon「M1」チップ、その特徴(2/2)

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(前回からのつづき)Appleはシステムオンチップ設計の中では多数の処理コアをしていたが、M1については特定のクロック速度やその他の包括的なスペックを提供していない。多くの仕様はすべてのM1プロセッサに適用されようだ。ほぼすべてのモデル、MacBook Air、MacBook Pro、Mac miniでM1チップが搭載され出荷されることは判明しているが、MacBook Airの2つのモデルの内一つ…

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(前回からのつづき)Appleはシステムオンチップ設計の中では多数の処理コアをしていたが、M1については特定のクロック速度やその他の包括的なスペックを提供していない。多くの仕様はすべてのM1プロセッサに適用されようだ。ほぼすべてのモデル、MacBook Air、MacBook Pro、Mac miniでM1チップが搭載され出荷されることは判明しているが、MacBook Airの2つのモデルの内一つが7コアのGPUしか搭載されていないという違いを持っていることが分かる。

この新たな名称は、2012年にA5Xが発表されて以降、意図的に異なる性能層を表すApple初のチップセットシリーズであることを示している。Appleは以前、モバイルデバイスのモーションコプロセッサに「M」という頭文字を使っていたことがあるのだが、X1やZ1、AS1といった新しい頭文字を使用するのではなく、Mac用に再利用したようだ。

過去8年間にわたり、AppleはiPhone(A5)とiPad(A5X)のチップを区別するため「X」を用いていた。今年初頭には、A12Xの向上版としてA12Zを発表しており、このチップ自体は、Mac開発者がインテル製アプリをARMセットに変換するのに利用できるDeveloper Transition Kits向けへと移行している。

AppleがIntelからARMに切り替えたことは、表面的には、Appleが複雑な命令セットコンピュータ(CISC)チップから縮小命令セットコンピュータ(RISC)プロセッサへと最終的に移行することを示している。しかし、Intelのチップは、CISCアーキテクチャの最後の砦と考えられがちなのだが、実際にはCISCとRISCのハイブリッド設計であり、Appleは独自のチップでRISCとARMの命令セットに全面的に取り組んでいることを示している。

初期のころのAシリーズプロセッサーは、実はARM設計のコアを利用していたが、数年前から独自のARMセットべースのCPUに切り替えていた。これは、2008年にPA Semiから買収した社内エンジニアリングチームに大きく頼っていたことが分かる。

つまり、Appleはチップコア設計をARMそのものでなく、ARMチップのアーキテクチャーライセンスを保有していると表現できる。そのため、ARM自体はNvidaに買収されるともいわれているが、直接的にAppleチップへの影響はないだろう。Appleは6月にチップを発表した際、ARMの役割をデザイン上の観点で重要視せず、Apple Siliconという名称を代わりに用いて、同社プロセッサーの将来にかかわる疑問を避けるようにしていた

【via VentureBeat】 @VentureBeat

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新Macお披露目:M1チップは魅力、でも残念なところも(2/2)

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(前回からのつづき)ただし、物理的な再設計がないことのほかにも残念な点がいくつかある。新しいMacBook ProとAirは同等のiPhoneとiPadの自撮り用フロントカメラの解像度をはるかに下回る720dpi FaceTimeカメラから進歩していない。 Appleによればカメラのノイズは少なく、ダイナミックレンジが広く、ホワイトバランスも以前より改善されているとのことだが、とはいえ優れたもので…

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(前回からのつづき)ただし、物理的な再設計がないことのほかにも残念な点がいくつかある。新しいMacBook ProとAirは同等のiPhoneとiPadの自撮り用フロントカメラの解像度をはるかに下回る720dpi FaceTimeカメラから進歩していない。 Appleによればカメラのノイズは少なく、ダイナミックレンジが広く、ホワイトバランスも以前より改善されているとのことだが、とはいえ優れたものであるとは言い難い。

さらに新しいMacBook Proは、これまでのエントリーレベルの13インチモデルに取って代わるだけのようだ。M1 MacBook Proに搭載されるのはUSBポート2つのみ、RAM8GB、ストレージ256GBだが、Intelモデルには引き続き4つのUSBポートや8GB以上のメモリのラインナップがあり、価格は1,799ドルかそれ以上だ。

興味深いことにAppleはM1モデルの価格を引き上げていない。

256GBのストレージを搭載したエントリーレベルのM1 MacBook Airは引き続き999ドルで販売される。これまで1.1GHzデュアルコアIntel Core i3、ストレージ256GB、メモリ8GBで販売されていたものと同じだ。 1,249ドルのモデルはストレージが2倍の512GBとなり、前述のグラフィックコアが追加された。 SSDが1TBと2TBのものは基本価格よりも400ドルから800ドル高くなり、16GBのRAMは200ドル高い価格で提供する。

これまでのMac miniはストレージ256GB、RAM8GB、3.6GHz 4コア IntelCore i3、IntelのCPU内蔵GPU UHD Graphics 630搭載で価格は799ドルからだったが、AppleはM1ベースの256GBエントリーモデルの価格を699ドルに引き下げた。899ドルのモデルではストレージの容量が2倍になる。 3.0GHz(Turbo Boost使用時最大4.1GHz)6コアのIntel Core i5モデルもラインナップに残り、価格は1,099ドルからだ。

最後にSSDを搭載したMacBookProについては、ストレージ256GBのエントリーモデルは1,299ドルのまま、ストレージが512GBのモデルは1,499ドルで販売される。すべてのマシンは本日(訳注:原文記事公開日は11月10日)から予約注文可能で、来週からは店頭でも販売される。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

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macOS「Big Sur」公開:iPadアプリと共通化されたもの(2/2)

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(前回からのつづき)以前のMac版「Messages」は、過去のアプリ「iChat」に大きく依存していたため、最新のiPadおよびiPhoneのテキストメッセージ機能の一部に対応していなかった。Big Sur版は、Memojiステッカー、メッセージエフェクト、GIF画像検索、会話のピン留め、さらにグループチャットに関してはインライン返信やダイレクトメッセージなどを備え、最新のiPadリリースと実質…

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前回からのつづき)以前のMac版「Messages」は、過去のアプリ「iChat」に大きく依存していたため、最新のiPadおよびiPhoneのテキストメッセージ機能の一部に対応していなかった。Big Sur版は、Memojiステッカー、メッセージエフェクト、GIF画像検索、会話のピン留め、さらにグループチャットに関してはインライン返信やダイレクトメッセージなどを備え、最新のiPadリリースと実質的には同じとなっている。

同様に、Macは最新のiPadの「Maps」アプリと同じ機能を持つようになった。たとえば「Look Around」機能(ストリートビュー)、インドアマップ、EV用充電スポット、経路案内、サードパーティによるガイドなどだ。

前回Appleがプロセッサを移行したのは2006年であり、PowerPC版のmacOS 10.4(Tiger)がライフサイクルの途中でIntel Macへのサポートを追加した。それ以来AppleはmacOSのリリースサイクルを年次で行うようになり、初日に主要な新機能を提供するメジャーリリースを行っている。そのため、Appleは今日までBig Surのリリースを待ち、最初のM1チップ搭載Macの公式発表に合わせた。

Big Surは、昨年のmacOS「Catalina」を搭載する多くのMac、すなわち2013年以降にリリースされたMac Pro、MacBook Air、MacBook Proモデル、2014年以降にリリースされたiMacおよびMac mini、2015年以降にリリースされた12インチMacBookおよびすべてのiMac Proで実行される。Appleによると、Big Surは11月12日木曜日、Intel Mac向けにリリースされ、翌週には新しいM1ベースのMacBook Air、MacBook Pro、Mac miniに同梱される。

編集部注:Big Surは日本時間で11月13日の現時点でダウンロード開始となっている

【via VentureBeat】 @VentureBeat

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Apple Silicon「M1」チップ、その特徴(1/2)

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2010年、AppleがARM技術をベースとした自社製A4プロセッサーを発表した時、ほかに十分な代替製品があるにもかかわらず貴重な自社リソースを無駄にしていると批判されていた。しかし、A4のバッテリー駆動時間はiPadやiPhone製品に最適化されており、その後10年に及ぶ開発で性能は1,000倍にも向上したと言われている。 Appleは今日正式に、自社初のMac専用AシリーズプロセッサーM1を発…

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2010年、AppleがARM技術をベースとした自社製A4プロセッサーを発表した時、ほかに十分な代替製品があるにもかかわらず貴重な自社リソースを無駄にしていると批判されていた。しかし、A4のバッテリー駆動時間はiPadやiPhone製品に最適化されており、その後10年に及ぶ開発で性能は1,000倍にも向上したと言われている。

Appleは今日正式に、自社初のMac専用AシリーズプロセッサーM1を発表し、Intel CPUへの終わりを告げた。チップは1,600万ものトランジスタを搭載、1ワット辺りにおけるパフォーマンスとしては業界最高だと同社は主張している。

Apple Siliconと呼ばれていたM1チップだが、従来のIntelチップとは一線を画す大きな特徴を持っている。性能と消費電力が異なるCPUコアを8つ搭載していることに加えて、独自設計の8コアで構成されるGPU、機械学習に特化した16コアのNeural Engine、またカメラ、ビデオ、オーディオ、ストレージ、セキュリティー機能のための統合プロセッサーが搭載される。GPUはそれだけでも10ワットで2倍のラップトップグラフィック性能を持ち、3分の1の電力消費に抑えらえれている。

Appleは今まで、セキュリティーやオーディオ管理に際して自社開発のT1プロセッサーとT2プロセッサーなどを利用してきた。M1チップでは、これら機能をCPU、GPU、Neural Engineと同じ部分で利用し最適化を図ることで、バッテリースペースの確保などに成功している。チップ自体は冷却ファンを必要としないため、負荷がかかっても静かな状態が確約されている。さらに、Mac製品としては初めて専用AIも搭載している。

iPhone 12やiPad Airに搭載されているA14プロセッサーのように、M1は5ナノメートル製造プロセスを採用している。過去のMacでは、10ナノメートルプロセスで製造されるIntelチップを利用していた。Appleの主要なモデムサプライヤーでもあるQualcomnは、現在7ナノメートルのSnapdragon 8cxシリーズを提供しており、ファンレスなラップトップやタブレットを狙っているとされる。(次につづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

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macOS「Big Sur」公開:iOSとの融合進む(1/2)

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Appleは本日(11月11日)、5カ月にも及ぶ長丁場のベータテスト期間を経て、Mac最新OS「macOS Big Sur」を一般公開した。macOS 11としても知られるBig Surは、IntelまたはApple M1プロセッサを搭載したMacをサポートする初めてのOSとなる。MacのデスクトップインターフェイスであるFinderは刷新され、Appleのモバイルデバイスと共通となったアプリやゲ…

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Appleは本日(11月11日)、5カ月にも及ぶ長丁場のベータテスト期間を経て、Mac最新OS「macOS Big Sur」を一般公開した。macOS 11としても知られるBig Surは、IntelまたはApple M1プロセッサを搭載したMacをサポートする初めてのOSとなる。MacのデスクトップインターフェイスであるFinderは刷新され、Appleのモバイルデバイスと共通となったアプリやゲーム、ウェブブラウザ「Safari」大幅な強化などを特徴としている。

ユーザー目線で考えると、Big Surの最も特徴的な変更点は見た目かもしれない。ユーザーインターフェースがリフレッシュされ、透明なペインと大胆なアイコンに深みのあるシャドウイングが入っている。こういった視覚的な効果は最近のMacOSのリリースにはなかったものだ。

また、通知センターやコントロールセンター、そして従来のアイコンドックなどでiPadとの共通点が増えた。そしてAppleの新たなM1チップ搭載のMacユーザーにはもう一つのボーナスがある。それは、iOSとiPadOSプラットフォームのために開発されたアプリケーションやゲームを実行することもできるようになる、ということだ。

AppleのSafariは、ユーザーがスタートページを自分好みにカスタマイズできるようになっただけでなく、ウェブページを特定の言語に変換する翻訳機能、他のブラウザ用に開発された拡張機能のサポート、ブラウジング速度とエネルギー消費の両方の効率を格段に向上させた。プライバシーレポートと呼ばれる新しいサイン機能は、ウェブサイトが使用しているトラッキングシステムをユーザーにすばやく警告し、それらを即座にブロックする。これは、AppleがiOSのIdentifier for Advertisers(IDFA)のサポート(ユーザーがブラウジングしているとき、密かにユーザーの個人情報を特定する行為)を中止しようとしているのと同様の取り組みとなる。(次につづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

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新Macお披露目:新型M1チップで刷新されたMacBook Air、MacBook Pro、Mac mini(1/2)

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Appleは今日(11月11日午前3時)、新しいmacOS「Big Sur」を発表し、初のMac専用チップとなる「M1」を正式に公開した。それ以外にも新たなソフトとハードウェアを採用する初のMacもお披露目している。M1チップを搭載した13インチMacBook Air、13インチMacBook Pro、Mac miniのモデルがそれだ。それぞれのマシンにはM1チップが搭載されており、従来のInte…

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Appleは今日(11月11日午前3時)、新しいmacOS「Big Sur」を発表し、初のMac専用チップとなる「M1」を正式に公開した。それ以外にも新たなソフトとハードウェアを採用する初のMacもお披露目している。M1チップを搭載した13インチMacBook Air、13インチMacBook Pro、Mac miniのモデルがそれだ。それぞれのマシンにはM1チップが搭載されており、従来のIntelの同等モデルの約3倍のパフォーマンスを発揮し、新しい16コアのNeural EngineによってAIのパフォーマンスは11倍以上に高速化される。

一見するとMacBook AirはかつてのIntelベースのMacと非常によく似ているが、Appleの新チップに対応した新しい機能がいくつか搭載されている。ファンレスになったMacBook Airはバッテリー寿命が長くなり、Intelの統合型グラフィックスチップ「Iris Plus」に比較してグラフィックス性能が劇的に向上した。Mac miniは従来の3倍のCPU性能と6倍のGPU性能、MacBook Proは最大5倍のグラフィックス性能と2.8倍のCPU速度を実現している。新しいマシンはすべて、Thunderbolt 4とUSB 4のほか、Wi-Fi 6とBluetooth 5.0をサポートしている。

興味深いことに、ほとんどのマシンは同じM1チップだけでなく、速度やグラフィックスのアップグレードを選択するオプションなしで出荷されるようだ。新しいモデルには同じ8コアのCPU、8コアのGPU、16コアのNeural Engineを搭載しているのだが、CPUやGPUのカスタマイズは一切しない。一方、MacBook Airではベースモデルには7コアのGPUが搭載されており、より高価なステップアップモデルには8コアのGPUとストレージが搭載されることになる。

「長寿命」は新しいラップトップの大きなセールスポイントとなった。Intel時代の13インチMacBook Airでは、1回の充電で11~12時間のビデオ再生やウェブブラウジングを約束していたが、M1バージョンでは15時間以上の駆動時間、最大18時間のビデオ再生を約束する。MacBook Proはより大きな内蔵バッテリーのおかげで、タスクにもよるが、17~20時間の駆動時間を約束している。(次につづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

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MagSafeの活用:iPhone 12をプロカメラに進化させるMomentのプロダクトたち

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AppleがiPhone 12の発売と同時に再登場させた「MagSafe」は、誰もがその磁気ワイヤレス充電に注目した。しかし、MagSafeが持っている機能はなにもワイヤレス電源、というだけのものではない。Momentはこの「磁石」の方を活用した、プロの写真家やビデオグラファーのためのMagSafeプロダクトを発表した。摩擦のないシンプルな安定化マウント、照明マウント、オーディオマウントがそれで、…

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AppleがiPhone 12の発売と同時に再登場させた「MagSafe」は、誰もがその磁気ワイヤレス充電に注目した。しかし、MagSafeが持っている機能はなにもワイヤレス電源、というだけのものではない。Momentはこの「磁石」の方を活用した、プロの写真家やビデオグラファーのためのMagSafeプロダクトを発表した。摩擦のないシンプルな安定化マウント、照明マウント、オーディオマウントがそれで、iPhone 12ファミリーがプロクラスのスタンドアロンカメラに取って代わるのに役立つものとなっている。

Moment社はこれまで、スマートフォンのレンズの性能向上を中心にケースやレンズ、アプリを開発し、デバイスの光学ズーム範囲を2倍に拡大したり、映画品質のアナモフィックビデオ録画を可能にしたりしている。

同社のMagSafeを活用した新製品は、機能性のあるマイクや照明アクセサリーをすぐに装着できるもので、スマートフォンとデジタル一眼レフの間を埋めるためのものとなっている。

コールドシューマウント(30ドル)、コールドシューと1/4インチ三脚穴の両方を備えたプロ三脚マウント(50ドル)、ビデオグラファーのマジックアーム、リグマウント、ボール雲台に使用できる3つの1/4インチと2つの3/8インチのメス穴を備えたのマルチマウント(30ドル)などがラインナップされた。

またMomentは、20~30ドルのMagSafeウォールマウント、カーマウント、ベーシックな三脚マウントを発売する。一見すると基本的なものに見えるかもしれないが、これらはすべて、カメラやビデオカメラを急激に進化したスマホに置き換えるという大きな目標を推進するものとなっている。

主要なカメラセンサーと目まぐるしいほどのプロセッサの進歩により、過去1年間で従来のカメラとのギャップは急激に縮まりつつある。そしてそれはiPhone 12 Proで最高潮に達した。

これが電話かどうかは置いておいて、リアルタイムのドルビービジョン4K HDRビデオ録画機能を備えた初のカメラを搭載したProモデルの推進にあたり、AppleはiPhoneを大型機材のコンパクトな代替品と位置づけ、どこでも使えるアタッチメントへの関心を高めてきた。

Momentは簡単にマグネットで着脱できるMagSafeの機能を活用しているが、今のところ、電源機能を備えたものは提供していない。コールドシューのアタッチメントを使用すると、当然ながらユーザーは自分のバッテリーやLightningコネクタを使ってサードパーティ製のLED照明やマイクを追加することになるので、iPhone自体の電力(極めて限られているが)を消費することはない。

ただ、最近のAppleがFCC(連邦通信委員会)に提出した書類から、iPhone 12シリーズはMagSafeを使って自身のバッテリーを共有することが可能であることが明らかになっている。これは将来的なホットシュースタイル(給電可能な)のアクセサリーへの扉を開くものだ。

新しいMagSafe対応マウントのラインナップは、裸のiPhone 12とMagSafeを装着したモデルに対応する。Momentによると、すべてのマウントには強力なマグネットが使用されているため、誤って外れたり、落下したりするのを防ぐことができるとのことだ。

Momentでは、MagSafeに対応していない標準の40ドルのケースに加え、Appleの標準的な円形のアタッチメントリングを使用した50ドルのMagSafeケースをラインナップしている。

すべてのケースには新しい「ドロップインレンズマウント」が搭載されていて、これにより、同社の従来のMシリーズの魚眼レンズ、ズームレンズ、マクロレンズ、アナモフィックレンズをiPhone 12モデルにも装着することができる。現在、Momentでは予約注文を受け付けており、11月から12月にかけて、アイテムに応じた出荷を開始する予定だ。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

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