公共データを活用した訴訟・仲裁ファンドを運営、Trailblazeが9,000万円をシード1調達——EV、GREE V、成田悠輔氏が参加

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Image credit: Trailblaze Asset Management

訴訟・仲裁ファイナンスを運営する Trailblaze Asset Management は14日、シードラウンドを1stクローズし、約9,000万円を調達したと発表した。このラウンドには East Ventures、グリーベンチャーズ、成田悠輔氏(イェール大学助教授、半熟仮想 代表取締役)が参加した。加えて、弁護士の蔵元左近氏が Chief Legal Officer(CLO)および Partner として就任し、アドバイザリーボードを設立したと発表した。

Trailblaze Asset Management は、アジアやアメリカを主なターゲット市場とし、公共データを活用した訴訟・仲裁ファイナンス(Litigation Finance/Third Party Funding)を提供する。訴訟・仲裁ファイナンスとは、訴訟や仲裁において訴訟・仲裁当事者に訴訟・仲裁ファンドが財政的サポートを提供するプロセスである。

対象者は、訴訟のための資金が不足している個人や中小企業から、訴訟リスクを外部に移転したい大企業、多くの案件を手掛けるために外部資金を求める法律事務所なども含まれる。

訴訟・仲裁ファイナンス市場は近年、法的ニーズの増加や法的アクセスの平等化、リスク管理と分散投資の観点から急速に成長しているという。このような背景のもと、Trailblaze Asset Management は、訴訟や仲裁に関わる財政的サポートを提供し、成功した場合にのみ収益の一部を受け取るノンリコースファイナンスの仕組みを活用している。

同社は、テクノロジーを駆使した新たなオルタナティブ投資の在り方を開拓し、シンガポールやアメリカでの法人向け訴訟・仲裁ファイナンスを提供する計画だ。また、日本においては、訴訟・仲裁ファイナンスに関する制度設計をリードし、市場設計を進めると共に、将来的には個人を対象としたサービスの提供やESG/インパクト訴訟・仲裁ファンドの組成を目指すとしている。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

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