Convai は Unity と提携し、ゲーム用の AI ベースのノンプレイヤーキャラクター（NPC）を拡充することを発表した。

Convai は、今年の Game Developers Conference（GDC）で、AI NPC を搭載したゲームのさまざまなデモを披露している。これらの NPC は、プレイヤーとより長い人間らしい会話を行うのに十分なスマートさを備えている。

このNPC はさまざまな大規模言語モデル（LLM）を介して生成型 AI を活用する。

Convai のショーケースの中心は、Unity とのコラボレーションであり、このパートナーシップにより、Convai のクリエイティブディレクターである Sakura Rabbit （サクラ・ラビット）が開発した AI NPC 搭載のゲームデモが生まれた。Unity の AI 搭載プラットフォームを活用することで、Convai は AI キャラクターの知覚と行動のシステムを強化し、没入感のあるゲームプレイ体験の新たな基準を設定している。

Convai の創設者である Purnendu Mukherjee （プルネンドゥ・ムカジー）氏は声明の中で次のように述べている。

「GDC では、ゲーム開発を前進させる多くの新機能とアップデートを備えた、AI NPC テクノロジーの進化を披露できることに興奮しています。Unity のような業界のリーダー企業との協力は、ゲームにおける AI NPC の採用が増えていることを示しており、より豊かでエンゲージメントの高い体験への道を開いています」。

Mukherjee 氏は、5月20日から21日にロサンゼルスで開催される GamesBeat Summit 2024 イベントで、ゲームにおける AI の進歩について講演する予定だ。このディスカウントコード「_gbs24dean25_」を使用すると、25％割引を受けることができる。

Convai は、Frost Giant Studios や Linden Lab、Carbonated などの業界大手と提携し、AI NPC をゲームに統合している。これらのコラボレーションは、ゲームとバーチャルワールドにおける AI 駆動のキャラクターの需要の高まりを強調しており、Convai のテクノロジーがエンドユーザーのエンゲージメントと有用性を高めている。

同社はまた、ゲームコミュニティ内の痛点や懸念に対処することを目的とした、多くの要望の多い機能をいくつか導入した。Convai Connect や Long-Term Character Memory、Narrative Design などの機能は、開発者に AI キャラクターをより細かくコントロールする力を与えると同時に、プレイヤーの没入感とパーソナライゼーションを高める。

Frost Giant Studios の CEO である Tim Morten （ティム・モートン）氏は声明の中で次のように述べている。

「私たちは、Stormgate のストーリーキャンペーンで AI キャラクターを活用する可能性を探っており、ゲームの既存の 3D モデルを使って自由形式の会話を行う Convai の能力に感銘を受けています」。

Linden Lab の会長である Brad Oberwager （ブラッド・オーバーワガー）氏も声明の中で次のようにコメントした。

「私たちは Convai と提携し、その対話型 AI を Second Life に持ち込んで、コミュニティに新しくエキサイティングなエンゲージメント体験を提供できることを嬉しく思います」。

このパートナーシップは、Second Life がデジタル経済、文化、コミュニティの確立において先駆者であり、リーダーであるように、バーチャルワールドでのイノベーションに対する私たちの継続的な活動の最新例に過ぎない。

これらの AI キャラクターは、必要な情報を提供することで新規ユーザーの学習曲線を緩和するだけでなく、バーチャルワールドのツアーを提供し、会話に基づいてさまざまなアクションを実行し、他のプレイヤーやキャラクターとつなげることで、彼らを楽しませ、エンゲージメントを高めるのに役立つだろう。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

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