サイバーセキュリティ教育SaaS運営のAironWorks、300万米ドルを調達——SBIがリード、米国市場にも事業展開へ

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Image credit: AironWorks

AI を活用したサイバーセキュリティプラットフォームを提供する AironWorks は30日、300万米ドルを調達したと発表した。このラウンドは SBI Investment がリードし、Salesforce Ventures、Shizen Capital、ALL STAR SAAS FUND が参加した。

これは同社にとって、2022年12月に明らかにしたプレシリーズ A ラウンドに続くものだ。今回の発表でラウンドステージは明示されていないが、シリーズ A ラウンド相当と推定される。ALL STAR SAAS FUND は、シードラウンドとプレシリーズ A ラウンドに続くフォローオンでの参加。今回の調達を受けて、AironWorks の累積調達額は650万米ドルに達した。

AironWorks のプラットフォームは、AIを用いてリアルタイムに企業情報を収集・分析し、顧客企業に最適化された攻撃シナリオを生成する。日々巧妙化するサイバー攻撃に対応できる高度な訓練環境を提供している。従来の防御策では対処しきれない複雑な脅威に対して、人間の行動を中心に据えた独自のアプローチで、効果的な検知、防御、対応を可能にしている。

AironWorks は今回調達した資金を活用し、同社の AI モデルの強化とプラットフォーム上のサイバーセキュリティアプリケーションの拡充を進める。具体的には、コアとなる AI アルゴリズムの精度向上、新たなアプリケーションの開発、そしてプラットフォームのオープン化を推進する。さらに、アメリカ市場を中心とした多地域展開も積極的に進める計画だ。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

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