医療機関向けセキュリティクラウド「Mowl(マウル)」運営、MTUが4.5億円をシリーズA調達

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「Mowl」
Image credit: MAU

医療機関向けセキュリティクラウド「Mowl(マウル)」を開発・提供する MTU は29日、シリーズ A ラウンドで4.5億円を調達したと発表した。このラウンドに参加したのは、Gazelle Capital、ユナイテッド、D4V、90s、Iceblue Fund、トグルホールディングス。この調達を受けて、同社の累積調達額は5.3億円に達した。以前のラウンドの調達に関する情報は不明。調達した資金は、 Mowl の機能追加や開発費のほか、マーケティングおよび人材採用に充てられる予定だ。

MTU は、Johnson & Johnson 出身の原拓也氏(現 代表取締役社⻑)により2020年に創業(当時の社名は CLAP)。原氏は MTU を設立する前、Cancer Technologies を創業し、2020年に医療会社に売却している。MTU は当初、全国のがん患者に対し、医療機関と連携して、がん治療を支援する「Cancer Lab」「免疫ラボ」を運営してきたが、AI 医療データ事業への経営資源集中を理由に、2023年に ABF 先進治療コンシェルに事業譲渡している。

Mowl は、医療機関(病院や歯科医院)の IT セキュリティリスクに対応することを主な目的としている。近年増加している医療機関へのハッキング被害などの IT セキュリティ問題に対処する。オンラインとオフラインの両面から医療機関の IT 課題をサポートし、医療機関のデジタル化(DX)を間接的に支援する。同社は今後、セキュリティ事業に加え、7月に新たにリリースした歯科医院向け AI デンタルサービス「BEAUTEETH(ビューティース)」の事業拡大にも注力する方針だ。

同社では、組織人員を強化し、2025年度に50億円の売上構築を目指す基盤づくりを行うとしている。

via PR TIMES, PR TIMES, PR TIMES    Summarized by ChatGPT

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