AI細胞解析技術のシンクサイト、デット含め21.5億円をシリーズC2調達——累積調達額は111.5億円に

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「VisionSort」
Image credit: ThinkCyte

AIを活用したイメージ認識型高速セルソーティング技術の開発を手がけるシンクサイトは29日、シリーズ C ラウンドの2nd クローズで21.5億円を調達したことを明らかにした。このラウンドに参加したのは、脱炭素化支援機構、KIRIN HEALTH INNOVATION FUND(キリンホールディングスによる CVC、グローバル・ブレインが運営)、SMBC ベンチャーキャピタル。金額には、日本政策金融公庫からのデットが含まれる。

これは同社にとって、2023年11月のシリーズ C ラウンドの1st クローズに続くものだ。今回の調達を受けて、シリーズ C ラウンド全体の調達額は45億円、創業以来の累積調達額は111.5億円に達した。同社では調達した資金を使って、「VisionSort」のグローバル市場での販売・マーケティング体制をさらに強化し、製品の普及拡大を目指す。また、新製品の開発や、VisionSort で取得できる膨大な細胞形態情報データを活用した新サービスの開発にも注力する方針だ。

シンクサイトは2016年に設立され、独自開発したゴーストサイトメトリー技術の研究開発を進めてきた。ゴーストサイトメトリー技術は、高速イメージング技術と機械学習、マイクロ流体技術を融合させることで、単一細胞から得られる情報量と分離スピードの両立を可能にした。ゴーストサイトメトリー技術を搭載した製品 VisionSort は、大手製薬企業やバイオテック企業、著名な大学・研究機関への納入が進み、グローバル市場で好評を博しているという。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

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