生成AI対応のSCM SaaS「RECERQA(リチェルカ)」、1.3億円をシード調達——ジェネシアVとNCVから

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「RECERQA」
Image credit: RECERQA

リチェルカは4日、シードラウンドで1.3億円を調達したと発表した。このラウンドには、ジェネシア・ベンチャーズと New Commerce Ventures が参加した。これは同社にとって、2023年8月に明らかにしたエンジェルラウンドに続くものだ。今回の調達を受けて、リチェルカの累積調達額は1.6億円に達した。

リチェルカは、仕入・在庫・販売管理業務を革新するための SCM(サプライチェーンマネジメント)SaaS「RECERQA」を開発している。会計や人事システムの SaaS 化が進む一方で、SCM 領域はその複雑さゆえに SaaS 化が遅れている現状があるが、RECERQA は AI を活用して、これまで大規模プロジェクトが必要とされていた SCM 業務を効率化することを目指している。

SCM 領域における従来のシステムは、多大なコストと複雑な機能が求められるため、多くの企業が導入に二の足を踏んでいた。しかし、RECERQA は、BtoB 領域においても BtoC と同等のユーザーインターフェース(UI)やユーザーエクスペリエンス(UX)、処理速度を提供することを可能にした。さらに、日々のオペレーションから自動的にデータを蓄積する仕組みを構築し、データ収集業務を不要とすることで、迅速な経営判断を支援する。

リチェルカは、企業間のデータ共有を効率化し、売買業務の時間を大幅に削減する新しい ERP のフェーズ、「ERP3.0」を目指している。このプラットフォームでは、データの一貫性を保ちながら、データ連携の必要性を排除し、蓄積されたデータを生成 AI によって活用することで業務の効率化を図る。今回調達した資金は、生成 AI 対応の ERP3.0を実現するプロダクト開発に充てられる。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

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