慶應大発・自走型ロープウェイ開発のZip Infrastructure、3.1億円をシリーズA1調達——累積調達額は15億円に

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秦野試験線(現在は閉鎖)でのZippar12人乗りモデルの様子
Image credit: Zip Infrastructure

福島県南相馬市に本社を置く Zip Infrastructure は2日、シリーズ A ラウンドの1st クローズで3.1億円を調達したと発表した。このラウンドは QB キャピタルがリードし、信金キャピタル、フューチャーベンチャーキャピタル(東証:8462)、ヤシマキザイ(東証:7677)、名前非開示の個人投資家が参加した。

これは同社にとって、2021年3月に明らかにしたシードラウンド、2022年4月に明らかにしたポストシードラウンドに続くものだ。今回の調達を受けて、Zip Infrastructure の累積調達額は15億円に達した。今回調達された資金は、同社の自走型ロープウェイ「Zippar」の開発促進や事業拡大に充てられる見込みだ。

Zip Infrastructure は、慶應義塾大学発のスタートアップで、創業者で社長の須知高匡氏が慶應義塾大学理工学部在学時に考えた宇宙エレベーターをアイデアの原点としている。

自走型ロープウェイとは、従来のロープウェイとは異なり、各車両が自力で走行可能な新しい交通システムだ。急斜面や複雑な地形でも効率的な輸送を可能にする。また、既存のモノレールと比べても、建設費や建設期間が大幅に削減できたり、運転士が不要だったりするなどのメリットがある。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

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