インド教育市場向けSaaS「Classplus」、日本のSTRIVEなどから160万ドル調達

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ピックアップ:Classplus raises $1.6 M Pre-Series A funding from Times Internet, GREE Ventures, others

ニュースサマリー:5月9日、デリーに拠点を置くエドテック・スタートアップ「Classplus」は、Times Internet及びSTRIVE(旧Gree Ventures)、Spiral Ventures、Rising Stars Fundなどからプレ・シリーズAラウンドで160万ドルを調達した。

Mukul Rustagi氏とBhaswat Agarwal氏の2人が2018年1月に創業したClassplusは、教育事業者向けのモバイルSaaSプラットフォーム。民間の教育事業者やチューターが行うコンテンツ配信や決済、コミュニケーション、生徒評価などのプロセスを効率化できるアプリを提供している。

話題のポイント:Googleと共同でKPMGが行った調査によると、オンライン教育の有料ユーザーベースは2021年までに約1000万人に達し、市場規模は約20億ドルに及ぶと予想されています。

その中でも、特に受験・試験対策の分野は、最も急成長している分野の1つです。インドの人口増加の波とモバイル・IT化の波は、今後もこのようなスタートアップの登場・発展を支えることになるでしょう。

Classplusが他のコーチング分野のエドテックサービスと大きく異なるのは、それが生徒に直接的に学習コンテンツを提供していないという点です。彼らはSaaSとして、IT・モバイル化の波に乗り遅れた、コンテンツを保有する教育事業者に対しソリューションを提供しています。

YourStoryのインタビューでCEO兼共同創業者のMukul Rustagi氏は次のように答えています。

インターネットとスマートフォンの普及は、チューター主導のハイテク学習の機会を実現し、市場はデータ主導型の新しい教育モデルによって破壊されうるでしょう。 Classplusは、テキスト・映像学習だけでなく、アプリを導入する教育事業者をもオンライン化させ、エドテック市場の先導者になります。

また、記事にもある通り、インドのコーチング部門は200億ドル規模の市場があるそうです。その中で、Classplusはサービス開始からわずか15カ月足らずで、インドの50以上の都市に、1200以上の顧客企業を抱えているまで成長しています。

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