糖尿病性足部病変の検知デバイスを開発するPodimetrics、シリーズBラウンドで1,340万米ドルを調達——米退役軍人の健康維持に光

by Kyle Wiggers Kyle Wiggers on 2019.5.15

Podimetrics のスマートマット
Image Credit: Podimetrics

普段、糖尿病性足部病変について考えることはあまりないだろう。しかし、アメリカの3,030万人の糖尿病患者のうち、毎年100万人以上がこの病気にかかっており、恐ろしいほど一般的な病気なのだ。また、診断後1年以内に40%もの患者がこの病気の再発を経験している。治療しないまま放っておくと、慢性的な痛みと衰弱性損傷を伴うようになり、最も重篤なケースでは非外傷性の四肢切断になる。

Jonathon Bloom 博士 が MIT 出身の David Linders 氏と Brian Peterson 氏とチームを組んで Podimetrics を設立したのは8年前のことである。同社は糖尿病性足部病変向けの診断ソリューションを開発するケアマネージメント企業である。マサチューセッツのサマービルに拠点を置く同社は9日、シリーズ B ラウンドを1,340万米ドルで終了したと発表した。このラウンドには Rock Health、Norwich Ventures、Scientific Health Development が参加しており、これで同社の調達総額は2,000万米ドルに達した。

CEO を務める Bloom 氏によると、新たに投入された資金は、Podimetrics が退役軍人局医療制度とアメリカじゅうの民間保険加入者でポジションを拡大するために使われるとのことである。

Bloom 氏は次のように述べている。

糖尿病性足部病変は最も重篤で犠牲の大きい糖尿病関連の合併症の1つです。実際、現在では糖尿病にかかるコストの3分の1までもが四肢の合併症の緩和のために使われているというデータがあるのです。

Podimetrics は足部病変を予防することに熱意を注いでいます。退役軍人の息子として、今回の資金調達で当社のソリューションをより多くの患者、特に退役軍人局医療制度の患者に届けられることを大変嬉しく思います。

Podimetrics の無線式自宅用 SmartMat は、同社によると食品医薬品局の承認を得ており、American Podiatric Medical Association から正式な認可を得ている。SmartMat は足の測定温度を収集し、病変の発症を検知するのに十分な信頼性を備えている。

患者は毎日マットの上に20秒間乗る。マットが収集した指標はアルゴリズム処理のために Podimetrics のクラウドに送信され、時間の経過に伴う変化と、左右の足の不一致が判定される。同社のケアチームはその後、例外や異常から重症度を判定する。患者には Podimetrics の医師の指示による、個人の病状に合わせた予防策が提供される。

Podimetrics によると、同社のテクノロジーは、判明するまで臨床的には通常5週間かかる病変を検知することができるという。また、最大顧客は退役軍人局であり、4人に1人の退役軍人が足部病変を発症している。Podimetrics のテクノロジーに強力なお墨付きが出たことで、退役軍人局は最近になって高リスク患者に SmartMat を推奨するガイダンスをリリースした。

Rock Health Venture の Jeff Trost 氏は次のように語った。

私たちは Podimetrics のプラットフォームが実現する臨床結果に感動させられっぱなしです。独自のリモート監視テクノロジーと、予防型のケアマネージメントプログラムを組み合わせることでこのような成果が達成されました。

Podimetrics が拡大し、臨床的に実証されたソリューションを提供された数百万もの患者が足部病変から解放されてより健康的な生活が送れるようになることを嬉しく思います。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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