マネーツリーが開発しているiPhoneアプリ「Moneytree(マネーツリー)」が本日メジャーアップデートを行い、新たにポイントカードの管理機能が追加された。「Moneytree(マネーツリー)」は銀行口座やクレジットカードの状況を自動で管理できるiPhoneアプリで、昨年App Store Best of 2013を受賞し、ダウンロード数は45万を突破している。
現在、日本でのポイントカードの普及率は全体で約90%近くと言われている。一人あたりの平均所持枚数は、女性が6~10枚、男性で4~5枚となっている。広く浸透しながらも、各ポイント会社の対応が異なるため、アプリで確認が出来るものもあれば、Webサイトに確認にいかなければならないものもあり、一般的に管理がとても難しいものだった。
主要ポイントサービスに対応
今回追加された「ポイントカード」管理機能により、共通ポイントの「Tポイント」や「ポンタ」、電子マネーの「ワオン」や「ナナコ」のポイント、日本航空と全日本空輸のマイル、ビックカメラやヨドバシカメラなど家電量販店のポイントなど、合計11社のポイントサービスのデータを自動的に取得可能となった。
新機能では、1ヶ月単位でポイントの「貯めた」と「使った」を記録。さらに各社のポイント残高を確認できるだけではなく、事前にポイントの有効期限切れの通知もしてくれる。マネーツリーのチームはポイントを「消えるお金」と表現している。時間が経つと消えてしまうものなので、状況をしっかりと把握し、うまくポイントを使ってほしいと考えているという。
ポイントは様々なプレイヤーが競走しており、非常にホットな分野だ。生活者にはポイントが購入理由のひとつになっている人もいる。銀行残高やクレジットカードの利用履歴と異なり、ポイントがどれだけ貯まったのかは確認したくなりやすい。「Moneytree(マネーツリー)」上でポイントが確認できるようになれば、ユーザにとってアプリを定期的にチェックする理由になる。
ポイントのチェックを日常のものに
マネーツリーは銀行やクレジットカードの登録をしなくても、ポイントの確認のためだけにアプリを使ってもらうのでもよいと考えているという。共通ポイントは銀行口座やクレジットカードと比較して個人情報を入力するハードルが低い。まずポイントの確認で「Moneytree(マネーツリー)」のアプリを利用してもらい、信頼できると思ってもらえたら銀行口座やクレジットカードの情報も入れてもらえれば、と考えているという。
対応するポイントサービスは今回の11社で終わりではない。今後、継続的にポイントサービスに対応していく予定だ。一般ユーザ層にとってわかりにくかった、使いづらかったサービスをわかりやすく、簡単なものにしていくためにマネーツリーのチームはサービスを提供している。
彼らは、銀行やクレジットカードでやってきたことを次はポイントカードで行おうとしている。
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