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東京のウェブデザイン会社AQが、コーヒーの定期焙煎配達サービス「カワクラ」を準備中

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※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから。 この数年間、多くの定期購入サービスが発展しているのを興味深く思っている。扱うプロダクトによって、うまく行っているサービスもあれば、そうでないサービスもある。成功の是非は、何を扱うかに深く関係しているのではないだろうか。 例えば、私は「Amazon定期おトク便」を使って、多くのプロダクトを定期購入していた。そこで一つ気…

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※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから

この数年間、多くの定期購入サービスが発展しているのを興味深く思っている。扱うプロダクトによって、うまく行っているサービスもあれば、そうでないサービスもある。成功の是非は、何を扱うかに深く関係しているのではないだろうか。

例えば、私は「Amazon定期おトク便」を使って、多くのプロダクトを定期購入していた。そこで一つ気づいたのは、適切な配送頻度を選ばなければ、使い切る前に次の配達が来てしまい、商品が余って行ってしまうということだ。そんなときは、玄関で次の配達を受け取るとき、やや愕然としてしまう。

しかし、消費期限のあるプロダクトには、このような定期購入サービスが打ってつけだ。私なら、毎週自宅に届く、フルーツバスケットのようなサービスが欲しい。腐りやすいものを次の週に持ち越すことはないだろうし、新鮮なフルーツバスケットが届けば、いつだって幸せだ。

同じ論理から、アメリカの Tonx は焙煎コーヒーの定期購入サービスで成功している。同社によれば、コーヒーが最もよい香りを放つのは焙煎してから数日後で、数週間後には香りが失われ始める。そこで同社は顧客に、隔週でコーヒーを届けるようにしている。

日本のジャワコーヒー焙煎配達サービス

残念ながら、Tonx は日本にコーヒーを届けてはくれないのだが、ありがたいことに、デザイン会社 AQ の人たちが月に二度、ジャワコーヒーを届けてくれるサイトをローンチした。[1] その名は「カワクラ」といい、公式スタート時に告知を受け取れるよう、ティザーページからサインアップすることが可能だ。

AQ の Chris Palmieri に、なぜ日本でこのようなサービスをしようと思ったかを尋ねてみた。

コーヒーを淹れる私の毎朝の習慣から、どれだけ楽しいものが創り出せるかを考えるところから始まりました。自宅に常にいいコーヒー豆を準備し、それがどこ産の豆か、最高の香りを楽しむにはどうすればよいか、私にとっては重要なのです。

定期購入サービスは最初の部分、つまり、毎週新鮮な豆を購入するという課題を解決することができます。しかし、我々はカワクラが焙煎人と購入者の間に、会話の機会を作り出せることをうれしく思っています。会話を通じて互いが学ぶことで、その繰り返しが毎日の楽しいひとときになると思うのです。

やってくれるねぇ、AQ が世のコーヒー好きのヒップスターデザイナー達を、再びクールな存在にしてくれた。[2]

カワクラでは、最初は少人数の顧客からサービスを始め、様子を見ながら事業を進めるようだ。現在、同社は地元のコーヒー焙煎業者と交渉しており、最初の出荷が始まるまでに、できるだけ多くのことを学ぼうとしている。

私自身はあまりコーヒーを多く飲まないが、ここ日本でコーヒーの定期購入サービスが始まるのを楽しみにしている。カフェイン依存の日本のスタートアップにおかれては、この記事のリンクを上司にシェアすることをお勧めしたい。聞くところによれば、Red Bull は歯を腐らせるらしい。


  1. AQ は、HiAQ Lift などで知られる会社だ。 
  2. からかっている私が何者って? おそらく、サスカチュワンだ。

AQとクレイグ・モドによる、位置情報ベースの美しいエクスペリエンスを提供するサイト「Hi」

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※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから。 私は地図上に表示されたコンテンツが好きだ。そのため数年前からHitotokiの大ファンであった。Craig Mod氏と東京に拠点を置くAQのチームが開発したHitotokiは、素晴らしいストーリーにふさわしい美しいデザインで包まれたジオタグ付きの物語集だ。しかし今振り返ってみると、位置情報ベースのコンテンツというコン…

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※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから

私は地図上に表示されたコンテンツが好きだ。そのため数年前からHitotokiの大ファンであった。Craig Mod氏と東京に拠点を置くAQのチームが開発したHitotokiは、素晴らしいストーリーにふさわしい美しいデザインで包まれたジオタグ付きの物語集だ。しかし今振り返ってみると、位置情報ベースのコンテンツというコンセプトは少し時代の先を行き過ぎていたのかもしれない。

数ヶ月前にAQのChris Palmieri氏にHitotokiの状況について尋ねたところ、再ローンチすると聞いてとても興奮した。その後しばらくして、新サービスは「Hi」というシンプルな名称で開始された(サイトはSayHi.co [1])。

Hitotokiと同様にHiでは、自分がいる場所から写真と短いメモで構成されるモーメント(瞬間)を「スケッチ」するよう求められる。このプロセスはスマートフォンに最適化されており、ユーザがモーメントを追加するときにジオタグ付けが行われる。Palmieri氏によると、HitotokiもHiも、モーメントのメモは500ワードを目標にして始まったが、それぞれのやり方は異なるという。

Hitotoki

そこで私はいち早くHiを見せてもらう機会を得て、実際に数ヶ月間試してみた。これまでのところ投稿したのはほんの数回で、利用するのはごく稀だ(時間的にも距離的にも)。しかしそれには理由がある。

Hiではモーメントの作成に関して細かいことを要求されるわけではないが、サイトの素晴らしいデザインを見ると、投稿する前にあるレベルの考察をするように暗に求められているように感じてしまう。Hiを使うと、週末電車に乗って東京を離れ、禅師と一緒に撮った最高の写真と、できれば俳句のようなそれに合う気の利いたキャプションを付けるまでは帰りたくないと感じてしまうのだ。

しかし、面白いことにHiの投稿プロセスは、その中で考察が加えられることになるように意図的に設計されているのだ。モーメントをアップロードすると、他のHiユーザがそのモーメントについて詳しい説明を求めてくることがある(ないかもしれないが)。この「Tell me more(もっと教えて)」リクエストは、優れた投稿に対する労い、また投稿に肉付けをする気にさせる仲間からの励ましでもある[2]。それはステージで講演をしている人に自信を持ってスピーチを続けるよう励ましてくれる喝采のようなものだ。

最初のスケッチを投稿した後、時間を空けて手の込んだ内容のもので補足していくことで、より良い内容のものが投稿されていくことが分かった。Palmieri氏は最初のステップを「スケッチ」と呼ぶ理由を説明してくれた。

「Hiを使っての最初の制作行為を「スケッチ」と名付けていますが、スケッチのためのツールはできるだけ楽しく利用できるよう作成しました。それはユーザに何度も何度も繰り返し使ってほしいからです。」

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しかし、それに続くプロセスのステップではユーザが消化し、考え、そしておそらく最初のモーメントでは考えていなかった何かを思いつくことができるようになっている。プロセスをこのように分割することで、それがプロセスとは全く感じなくなるのだ。短いインスタントメッセージのやり取り、あるいは他のユーザが実際に関心を持ってくれるかもしれないFourSquareのチェックインのようなものだ。

Craig Mod氏の説明によると、Hi内にある高品質のフィードバックループ(「Tell me more(もっと教えて)」や「thanks(ありがとう)」機能)がこれまでのところ効果的に機能しているという。

「少し複雑に聞こえますが、実際にやってみるとスムーズなちょっとした相互作用モデルであることが分かりました。10日あまりですでに8万ワードのコンテンツが生成され、そのほとんどは優れたものです。」

私は旅行している時に注目に値するようなものに結構気がつく傾向があるので、出張時にHiを使うことが多い。しかし、Hiを気に入っているのでいつもとは視点を少し変えて近所でも何か変わったものを見つけようとしている。

しかし同時に、プライバシー上の懸念から自宅にあまりにも近いモーメントを追加するのを控えているため、利用が大幅に制限されている。これは多くの人にとってそれほど大きな懸念ではないかもしれないが。とはいえ、Hiをとても気に入っているので使い続けるつもりだ。

Mod氏、Palmieri氏そして仲間たちもHiを大いに気に入っていることは明らかだ。ウェブサイトに関して言えば一部の隙もないほど整理されており、彼らがコンテンツのフォーマットを信じていることがはっきりとわかる。また、好きでやっているのかもしれないがビジネスとして成り立つ可能性もある。Mod氏は次のように語る。

「どこかの時点で持続可能なものにしなければなりません。今は、エンゲージメントについてのさまざまな仮説をテストしています。核となる創造的なアイデアがうまくいかないのであればビジネス面ついて考えることは無意味なことですから。」

Hiについて詳しく知りたければ、Mod氏が自身で執筆したHiの紹介記事がMediumにアップされているので読んでみてほしい。またHiにサインアップしたい読者のために、招待状はこちらから。(Mod氏に感謝)

私は個人的に、Hiがうまくいくことを望んでいる。同様に、今日の瞬間を明日のためにアーカイブするタイムマシンアプリYesterscapeも応援している。また、自分たちのストーリーや文化をアーカイブし、ある場所についてのリッチなタイムラインを行き来できるようにしてくれる優れたウェブサービスも未だ夢見ている。多くの人がこのようなサービスを求めているのではないだろうか。今後さらに多くのサービスが登場することを期待しよう。


1. 昔のHitotokiのモーメントを閲覧したければ、HitotokiはHitotoki classicとしてまだ存在している。
2. そこでやめたければ、それはそれでクールだ。「that’s all I’ve got(それだけ)」をクリックすればいい。

Open Network LabがAQと提携、スタートアップのUX向上を支援

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【原文】 本日(原文掲載日1月16日)、東京のテック・スタートアップ・インキュベータ Open Network Lab は、同じく東京の多言語ウェブ・デザインコンサルティング会社 AQ と提携し、スタートアップ各社のユーザ・エクスペリエンス向上を支援すると発表した。AQ の共同創業者で UX専門家である Chris Palmieri は、OnLab のメンターに名前を連ねる予定だ。AQ と Ope…

【原文】

本日(原文掲載日1月16日)、東京のテック・スタートアップ・インキュベータ Open Network Lab は、同じく東京の多言語ウェブ・デザインコンサルティング会社 AQ と提携し、スタートアップ各社のユーザ・エクスペリエンス向上を支援すると発表した。AQ の共同創業者で UX専門家である Chris Palmieri は、OnLab のメンターに名前を連ねる予定だ。AQ と Open Network Labは、ウェブのスタートアップ各社のために、デザインプロセスを迅速な開発サイクルの中にどう取り入れていくかについてワークショップを開く予定だ。

ここ一年ほど、Open Network Lab は積極的に UI や UX をどう考えるべきか、スタートアップに教示する機会を提供してきた。それはもちろん、ウェブサービスやスマートフォンアプリを開発する際に非常に重要だからだ。8月には、サンフランシスコのデジタルデザインコンサルティング会社 Adaptive Path の共同創業者 Janice Fraser を招いて、特別講義を開催している。

AQ は2008年、UX と UI の専門家によって設立され、MyGengo(ソーシャル翻訳プラットフォーム)、Mozilla Japan東京アートビート(東京のアートおよびデザイン関連イベントを扱う二カ国語ポータルサイト)など、有名スタートアップやプロジェクトに、ウェブサイトやアプリのデザインを提供している。

AQ や同社のスタートアップ・デザイン支援の詳細は、数ヶ月前の Chris Palmieri とのインタビューをご覧いただきたい。Chris が AQ Lift プログラムについて語っている。

【via Penn Olson】 @pennolson