THE BRIDGE

タグ iqon

ファッションアプリ「iQON」運営VASILYがスタートトゥデイ子会社に【追記あり】

SHARE:

ファッションアプリ「iQON」を運営するVASILYは10月19日、ZOZOTOWNを運営するスタートトゥデイの傘下入りに合意したことを発表した。リリースによるとスタートトゥデイはVASILYの発行済み株式を全て取得して子会社化する。株式取得にかかる費用や子会社化の詳細については開示されていない。 VASILYの創業は2008年。ユーザーがスマホやウェブで自由にファッションをコーディネートして…

IMGP9837.jpg
VASILY代表取締役の金山裕樹氏

ファッションアプリ「iQON」を運営するVASILYは10月19日、ZOZOTOWNを運営するスタートトゥデイの傘下入りに合意したことを発表した。リリースによるとスタートトゥデイはVASILYの発行済み株式を全て取得して子会社化する。株式取得にかかる費用や子会社化の詳細については開示されていない。

VASILYの創業は2008年。ユーザーがスマホやウェブで自由にファッションをコーディネートして共有できるサービス「iQON」を2010年4月に公開した。AppleやGoogleのベストアプリに複数回選出されるなど第三者評価も高く、ここ最近はファッション検索やユーザーマッチングを実現するための機械学習開発に力を入れていた。

同社のサービスインからKDDIによる10億円出資時点までの成長過程についてはこちらの取材記事でまとめている。

一方、ZOZOTOWNを運営するスタートトゥデイは同様のカテゴリに入るファッションコーディネートアプリ「WEAR」を2013年から運営しており、開示されている情報によるとこれまでに900万ダウンロード、コーディネート投稿件数は600万件に上る。ちなみにスタートトゥデイの決算報告によれば、2017年3月期におけるZOZOTOWNの商品取扱高は2120億円となっている。

両社の具体的な提携内容については公表されていないが、リリースにある通り、それぞれの蓄積したアイテムやユーザーの嗜好性などのデータを活用した、より購買に結びつく施策などが予想される。本誌ではVASILY代表取締役の金山裕樹氏に本件の詳細についてコメントを求めているので、届き次第追記させていただく。

金山氏からコメントを貰ったので追記する。買収金額や具体的な提携について訪ねたが、詳細はまだ開示できないようだ。

「買収金額や今後の提携内容についても詳細は公表できません。ただ、一つ言えるのはキーはデータになります。スタートトゥデイグループの持っているデータ、今後持つだろうデータ、それをVASILYのテクノロジーを組み合わせてこれまで以上のビジネスができるという確信を持っています」(金山氏)。

----------[AD]----------

Polyvoreが米Yahoo傘下に入る狙い

SHARE:

<ピックアップ>Why Polyvore’s Jess Lee Sold To Yahoo VentureBeatの記事でもお伝えした通り、米YahooがソーシャルショッピングサービスのPolyvoreを買収しました。 私がこの案件に注目するのはやはりソーシャル・ファッション系サービスの先駆けだったから、という点でしょう。彼らの創業は2007年、調達額は総額で約2200万ドル、最後の調…

Get_Outfit_Ideas_and_Inspiration_on_Polyvore
コラージュインターフェースが特徴的なPolyvore

<ピックアップ>Why Polyvore’s Jess Lee Sold To Yahoo

VentureBeatの記事でもお伝えした通り、米YahooがソーシャルショッピングサービスのPolyvoreを買収しました。

私がこの案件に注目するのはやはりソーシャル・ファッション系サービスの先駆けだったから、という点でしょう。彼らの創業は2007年、調達額は総額で約2200万ドル、最後の調達は2012年2月でゴールドマンサックスやDAGなどが実施したものです。

買収価格は非公開ですが、TechCrunchの記事では2500万ドルから6000万ドルという結構幅のある価格になってました。Polyvoreのこれまでの調達額から考えてこういう数字レベルが出てくるということ自体、躍進的なステップという評価には至らなかったとみるのが正しいかもしれません。(TCでは文末に数字の補足をしてます)

今後は発表通り、Yahooの展開する美容やスタイルといったサービスにあのコラージュが可能なインターフェースを組み込み、ネイティブ広告展開を推進すると伝えられています。米Yahooは新しい広告プラットフォームとしてYahoo Geminiを発表しており、その戦略の一環ということでした。

広告を主力の事業モデルに据えた場合、その売上げ贈のためには単価かボリュームのいずれかを上げる必要があります。しかし、残念ながらボリュームについてはいくらインプレッション在庫を増やしても、反比例的に単価が下がるという傾向もあるようです。(もちろんアドテク周りの方々は必死にこの辺対応されてるんですが)

こういう課題を抱える中に出てきたのがネイティブ広告です。

消費者にとって企業側が用意したコンテンツであっても、それそのものがシンプルに「かっこいい」とか「きれい」といった感情にストレートに訴えかけるような商材の場合、ネイティブ広告は上手くハマる場合が多く、こういった直感的なコンテンツを多く扱うファッション系メディアにとっては追い風商品的な印象がありました。

逆に説明ひとつで左右されるような商材、例えば健康食品のようなものだったりすると、ネイティブ広告は作り手の信頼度にひどく寄ることになり、制作が難しくなります。(私たちがスタートアップの紹介記事を販売したら胡散臭くなるのと似てる話かもしれません)

さておき、Yahooのような大きな広告エコシステムを持っている会社とPolyvoreは相性がよかった、ということは容易に想像できますし、このネイティブ広告という「コンテンツを広告として活用できるスキーム」がぴったり両者にはまった、ということなのでしょう。

トップがマガジン化したiQON
トップがマガジン化したiQON

国内ではやはりiQONが気になる比較対照として浮かび上がってきます。このPolyvoreから影響を大きく受けたと思われる「コラージュ」インターフェースはもちろんのことながら、ビジネスモデル的にもネイティブ広告が好調という話も聞いているので、印象として被る部分が多いのも事実です。(あと、蛇足的にVASILYの創業者二名は元日本のヤフーだったりします)

ただ最近はPCインターフェースが完全にマガジン化しており、ユーザーによるコラージュはそのコンテンツの一部となるなど、Polyvoreとはまた違う進化を遂げていたりもします。

今回のPolyvoreの一件が国内ファッションサービス組にどういった影響を与えるのか、近くまた近況などを取材してきたいと思います。

via TechCrunch

----------[AD]----------

iQONのネイティブ広告、開始1カ月で月商数千万円規模にーー #IVS で金山氏が語る

SHARE:

本稿は招待制のイベント「Infinity Ventures Summit 2014 Fall」の取材の一部である。 ファッションアプリ「iQON」が新商品としてタイムラインに入る、インフィード型のネイティブ広告を発表したのが10月末のことだが、早々にその結果が見えてきたようだ。 <参考記事>:iQONがインフィード型のネイティブ広告「iQON AD」を開始、テストでは獲得で高パフォーマ…

IMGP0921

本稿は招待制のイベント「Infinity Ventures Summit 2014 Fall」の取材の一部である。

ファッションアプリ「iQON」が新商品としてタイムラインに入る、インフィード型のネイティブ広告を発表したのが10月末のことだが、早々にその結果が見えてきたようだ。

<参考記事>:iQONがインフィード型のネイティブ広告「iQON AD」を開始、テストでは獲得で高パフォーマンスを発揮

京都で開催されている IVS の会場でVASILY代表取締役の金山裕樹氏に話を聞いたところ、開始1カ月時点で既にその売り上げ規模は数千万円に到達しているという。状況を詳しく聞いた。(太字の質問はすべて筆者、回答は金山氏)

開始したインフィード型の広告が好調と聞いてます。状況は?

発表したのが確か10月末なんですが、11月一カ月回してみたところ、売上規模で数千万円に到達しました。事業自体は順調に立ち上がった印象ですね。

クライアントの反応は?

レスポンスはいいですよ。広告出稿するだけじゃなく、獲得まで繋がっているのが大きく、手応えを感じてます。現在、30社以上にクライアントにご利用頂いてます。

どういうクライアントが出稿してます?

ナショナルクライアントは全体の1割ぐらいです。9割はやはり女性商材、例えばファッション通販やコスメ、その他はアプリなどですね。

予算の考え方は各社どういう傾向があります?

提供している商品に運用型とブランディングの二つがあるんですが、クリックでの運用商品は予算の設定を無限にしてる方もいらっしゃいますね。出せるだけ出してっていう(笑。

在庫はどれぐらいあるんですか?

それはいろいろわかっちゃうので非公開で(笑。これからもプロダクトのグロースと新しく始めるネットワークで増やしていきますよ。

以前のインタビューで話してたけど、直近は広告で進めると言ってました。これで事業の柱が少しずつ見えてきた?

そうですね。アフィリエイトに加えてネイティブアドが立ち上がったのは大きいですね。

iQONが開始したネイティブ広告

ところでインフィードアドってユーザーに嫌われません?紛らわしいとか。

広告入れて以降、ネガティブな意見は手元に一件だけ届いてますよ。

何て書いてあったの?

広告増えましたねって

ちょw そのまま(笑

自分たちの広告の思想っていうのは、ユーザーにマッチした広告はすでに広告ではなく、コンテンツだと。ユーザーが新しい情報に触れて、世界が広がる。

どういうターゲティングロジックなんですか?

独自ロジックです(笑。逆にこうやって広告が立ち上がって効果が出てくると、パフォーマンス的にアフィリエイトの送客が本当に正しいのかっていう思いにはなります。ユーザーは意識的にネイティブ広告をタップしてコンバージョンしてるわけなので。送客して買うところまで見届けるソリューションが必要なのかもしれません。

コンバージョンさせるポイントってどこにあると思いますか?

最低限必要なのはやはりユーザーインターフェースかな。モバイルコマースってもっと伸びると思うんです。インターフェースも洗練されるだろうし、その一歩先にいければいいなと。その次に取り組むべきはマッチングでしょうかね。

アドネットワークについて、参加各社のメディアにあのアドユニットは馴染みますか?

結構いい感じで入ってますよ。それに加えて今考えてるのは、メディアの成長に関するコンサルティングですね。自分たちはグロースハックを結構積極的にやってきたから、そういうノウハウも共有できればと思ってます。

協力メディアとそういう情報を共有すれば、業界全体が盛り上がることに繋がるのでは。

ありがとうございました。

----------[AD]----------

「TiltShiftGen」開発者、深津貴之氏がiQONのUIデザインアドバイザーに就任

SHARE:

ファッションアプリ「iQON」にまた新しい力が参加した。運営元のVASILYは11月14日、国内アプリ開発の第一線で活躍するデザイナー、深津貴之氏が同社UIデザインアドバイザーに就任したと発表した。深津氏についてはカメラアプリの先駆けとなったミニチュア風写真の撮影できる「TiltShiftGen」やQuadCameraなどの開発者としてご存知の方も多いかもしれない。 深津氏は2009年からArt&…

深津貴之氏

ファッションアプリ「iQON」にまた新しい力が参加した。運営元のVASILYは11月14日、国内アプリ開発の第一線で活躍するデザイナー、深津貴之氏が同社UIデザインアドバイザーに就任したと発表した。深津氏についてはカメラアプリの先駆けとなったミニチュア風写真の撮影できる「TiltShiftGen」やQuadCameraなどの開発者としてご存知の方も多いかもしれない。

深津氏は2009年からArt&Mobileやクリエイティブユニット「THE GUILD」などを設立、累計で120万本以上のアプリセールスを経験し、App StoreのBest Appsなどのタイトルも獲得している人物。

同氏のデザインに関する考え方はこの記事にも少し触れられている。

参考記事:デザインはエンジニアリングだ--THE GUILD深津氏が語る「デザインを考えるために必要なメソッドとプロトタイピング」

iQONは先日から開始されているTVCMのタイミングでデザインをリニューアルしているが、その時から深津氏は関わっているということだった。

さてiQONといえば、6月に技術顧問としてRubyのまつもとひろゆき氏を招聘している

Rubyのまつもとゆきひろ氏は6月に技術顧問に就任

深津氏はより現場でのUIディレクションなど、具体的な作業が多そうな印象だが、今後どのようにiQONと関わっていくのだろうか。代表取締役の金山裕樹氏に話を聞いた。(太字の利き手は筆者、回答は全て金山氏、敬称略)

まつもとさんも含め、優秀な外部テック・タレントをどんどん引き込んでますね

金山:前提として、VASILYはテクノロジーとデザインの力で人類の進化に貢献していくというミッションを掲げています。そしてそれを自社単独で行うのではなく、世界中の才能のあるクリエイターたちとのコラボレーションによって挑戦していきたいと考えています。テクノロジー部分ではrubyのまつもとさんに技術顧問を引き受けていただき、一歩前に進むことができました。

デザイン部分でもそのようなコラボレーションできるデザイナーを探していたところ、nanapiのけんすうさん(代表取締役の古川健介氏)に深津さんをご紹介いただきました。

ああ、直接声をかけたんじゃないんですね。

金山:深津さんもVASILY同様、Appleのベストアプリを受賞していることから、深津さんの仕事は存じていましたし、その仕事の品質の高さや考え方に非常に共感する部分がありました。特に共感受けた部分は深津さんの持つ「引きの美学」みたいなところです。

引き?

金山:VASILY社名の由来にもなっているカンディンスキーが教鞭をとったバウハウスの3代目校長にミース・ファン・デル・ローエという建築家がいて、彼はデザインのあるべき姿を「Less is more」(より少ないことはより豊かなこと)と言いました。VASILYのデザインで目指しているところも「Less is more」な部分が多分にあり、深津さんのアドバイスをうけてiQONのデザインを進化させていけたらと思います。

そうだ。社名って画家のヴァシリー・カンディンスキーの名前から取ってるんでしたよね。久しぶりに由来聞きました。さておき、アドバイザーって名ばかりになる場合もあると思うんですが、具体的にはどのようなことをやってもらうのですか?

金山:具体的には今年の秋頃から、週に1回、VASILYのデザイナーとエンジニアを交えたフリーディスカッションを定期的に行なっており、そこで今iQONにあるデザイン的な課題や将来あるべきデザイン像みたいなものを議論し、形にしていくということを行っております。

例えば?

金山:先日行ったTVCM含めた大規模なプロモーション後の利用ユーザーの変化にともなう利用態度の変化に対応すべきデザイン変更やユーザー体験の調整みたいな部分に深津さんと取り組み、結果的にプロモーションによって入ってきた新しいユーザーも取りこぼすことなくきちんとアプリ利用につながるようなデザインができたと考えています。

今後もこのような形で世界中のいろいろなクリエイター、ディベロッパーの力を借りながらiQONを通じて女性がファッションをもっと楽しんでいくような世界にしていきたいと思っていますね。

なるほど。お時間ありがとうございました。

----------[AD]----------

iQONユーザーの6割は「雑誌を読んでいない」ーー彼らが電通と組んでブランディング広告を始めるワケ

SHARE:

私が物心をついた頃、情報の王様といえば雑誌だった。ファッションはもちろん、靴とか時計とか、文具なんて同じような特集のムック本を何度も何度も買った覚えがある。情報の中心地、東京でセンスのいい編集者が選んだ情報を手に取り、モノを探して街中を歩く。時には通販で購入する。ごくごく普通の出来事だった。 4年前、iQONというサービスに出会った時、私は自然と「雑誌の再開発」という言葉が思い浮かんだ。 雑誌の再…

4463755512_b416c44e6d_z
credit: FontShop via FindCC

私が物心をついた頃、情報の王様といえば雑誌だった。ファッションはもちろん、靴とか時計とか、文具なんて同じような特集のムック本を何度も何度も買った覚えがある。情報の中心地、東京でセンスのいい編集者が選んだ情報を手に取り、モノを探して街中を歩く。時には通販で購入する。ごくごく普通の出来事だった。

4年前、iQONというサービスに出会った時、私は自然と「雑誌の再開発」という言葉が思い浮かんだ。

雑誌の再開発とは決して難しい電子書籍のフォーマットでも、一部コミュニティの趣味の話でもない。そのまま、あの頃体験した雑誌のワクワク感、友人と共通の話題、何よりも読んでいて時間を忘れるあの感覚をインターネットの世界で「再現」することなのだ。あのトータルな体験生を再現して初めて雑誌というフォーマットに肩を並べられる。

もちろん、まだその答えを見つけたサービスには出会ってない。ーーでも、もしかしたらiQONは少しずつその境地に近づいているのかもしれない。

ファッションアプリiQONを運営するVASILYは11月7日、電通と連携して次世代の広告メディア展開を開始すると発表した。本日開始となるキリンビバレッジのキャンペーンを皮切りに、オリンパスイメージング、コーセーなど、ブランディング広告の配信を順次開始する。

配信クリエイティブ(配信開始されたら後にイメージを掲載する)については、先日発表したネイティブ広告に使われるiQONオリジナルの広告ユニットのイメージで、同社代表取締役の金山裕樹氏によれば、今後、iQONの編集タイアップや動画などに順次拡大していくとしている。またこれに伴いiQONではユーザーにアンケートを実施、約2000人のユーザーの内、約6割が「雑誌を読んでいない」という回答結果を得たとも発表している。

スマートフォンでのブランディング広告、課題は物理的な「面」

一般的にブランディング広告はパッとみたイメージ、つまり物理的に大きな面が有効に働く場合が多い。具体的にいえば、雑誌の見開きや大型のビルボードなどだ。さらにそれらの媒体を連動させて訴求し続けることで、企業は私たち消費者にメッセージを植え付けてきた。一方でウェブは定量的にパフォーマンスを計測できることから、誘導や獲得に向いた媒体とも言われてきた。

iQONが開始したネイティブ広告クリエイティブ例

しかし当然、接触するメディアが変化すれば、この状況も変わってくる。特に2000年のモバイル出現以降その変化は激しく、ある調査では生活者の1日あたりの携帯・スマートフォンの接触時間は、テレビに次いで2番目に長くなっているという状況も出てきているし(※)、また別の調査では1週間にスマートフォンをいじってる回数は1500回、なんていう数字も出てきているほど、このメディアの中毒性は高い。

もし、この物理的に小さな画面しか持っていないスマートフォンで有効なブランド訴求ができれば、わざわざ屋外広告や雑誌、テレビとの連携など、大型の連動企画を大量に打たなくても、効率的なキャンペーンが組めるようになるかもしれない。前述の通り、iQONユーザーは雑誌からどんどん離れていってる層だ。この中でキャンペーンが完結すれば燃焼効率は極めて高くなる。なお、ブランディングの効果測定は閲覧やクリック、アンケート、バズ分析などで実施するという。

キーになるのがクリエイティブだ。物理的に小さな画面でチマチマしたイメージ訴求バナーが動いてもあまり感動は呼び起こせない。おそらくその答えは動画にあるのだと思うのだが、その尺、クリエイティブの構成、キャラクターなど、従来のTVCMと同等でいいのか、このメディアに最適化された「解」があるのか、大変興味深い。もしくは全く違う何かか。

雑誌の見開き広告は長らくブランド広告の主力選手として君臨してきた。

さて、彼らはそれをひっくり返すことができるのだろうか?


  1. ※調査:博報堂DYメディアパートナーズ/携帯・スマホの接触時間が、パソコンを上回る~メディア環境研究所「メディア定点調査2014」 ~より
----------[AD]----------

iQONが「女性誌向けアドネットワーク構想」披露、講談社とは資本業務提携も

SHARE:

ファッションアプリ「iQON」を運営するVASILYは10月28日、講談社とのスマートフォン分野における資本業務提携を発表した。これに伴い、iQONは講談社発行の「ViVi」を中心とする主要女性誌と連携し、雑誌社の編集コンテンツをiQON内で展開する。なお、iQONに向けて配信されるコンテンツは一部有料となる予定だ。 VASILYと講談社はこれまでにも雑誌コンテンツの親和性やコマース誘導、海外連携…

IMG_0118 IMG_0121

ファッションアプリ「iQON」を運営するVASILYは10月28日、講談社とのスマートフォン分野における資本業務提携を発表した。これに伴い、iQONは講談社発行の「ViVi」を中心とする主要女性誌と連携し、雑誌社の編集コンテンツをiQON内で展開する。なお、iQONに向けて配信されるコンテンツは一部有料となる予定だ。

VASILYと講談社はこれまでにも雑誌コンテンツの親和性やコマース誘導、海外連携などについて協議を重ねてきており、今回の資本提携に結びついた。本件について一部報道機関は今回の資本提携の詳細として、出資額は1億円未満、株式については新株発行ではなく、既存株主からの取得と報じている。

また、この発表と同時にVASILYは先日開始したiQON内でのネイティブ広告をベースにしたアドネットワークの構想も公表している。講談社を始め、他の女性誌出版社のメディアをネットワーク化し、その枠に対してiQONで作成したコラージュ風のクリエイティブを配信する計画だという。

このiQONが開始した広告については先日お知らせした通り、テスト段階で高い獲得パフォーマンスが確認されているという代物だ。一方でネイティブ広告というのはサイトやコンテンツに最適化して初めてその効果を発揮できる。何度も書くが、それが結果として広告とコンテンツの境目をなくし、読者に混乱をもたらすトラブルにつながることもある。もちろんクリック効果は高い。

VASILY代表取締役の金山裕樹氏

VASILY代表取締役の金山裕樹氏にネイティブ広告をアドネットワーク化する構想について聞いてみた。(太字の質問はすべて筆者。文中敬称略)

アドネットワークの前にViViが配信するコンテンツってもうイメージあるんですか?

金山:コンテンツはまだサンプルイメージないんです。ただ、iQONのこれまでの成功にとわわれることなく、何がユーザーに求められているコンテンツなのかを、きちんと検証しながらベストな形を模索したいと思っています。

広告の方は?ネイティブ広告って枠やコンテンツに最適化しているものを指すから、それをアドネットワークに流すのはちょっとイメージが湧かないというか。

金山:ネイティブアドもまだイメージは準備中なんです。でも、配信面はファッション誌のウェブやアプリになるので、そもそもiQONの配信面とかなり近いものになると想定しています。ですので、ファッションサイトのネットワーク化についても、そんなに違和感なくiQONの広告ユニットは馴染んでくれるのではないかと考えてますよ。

なるほど。確かにファッション誌はどれも同じ、というわけではないですが、印象は近いものがありますね。最終調整が楽しみです。ところでこれはスマートフォンのみですか?

金山:(スマートフォン/タブレット等の)スマートデバイス限定です。クライアントも、広告クリエイティブも、オーディエンスも、そういう点で広告効果も期待できるのではと思っています

ありがとうございました。

----------[AD]----------

iQONがインフィード型のネイティブ広告「iQON AD」を開始、テストでは獲得で高パフォーマンスを発揮

SHARE:

KDDIからの大型資金調達、CMの開始、ユーザーの「嗜好ビッグデータ」を活用した全国平均ファッションコーディネートの発表と、立て続けに興味深い動きを見せているファッションアプリのトップランナーがまた新たな展開を発表した。今度は広告だ。 ファッションアプリ「iQON」を展開するVASILYは10月27日、インフィード型のネイティブ広告「iQON AD」を開始すると発表した。iQON ADはスマートフ…

iqon_nativead

KDDIからの大型資金調達CMの開始、ユーザーの「嗜好ビッグデータ」を活用した全国平均ファッションコーディネートの発表と、立て続けに興味深い動きを見せているファッションアプリのトップランナーがまた新たな展開を発表した。今度は広告だ。

ファッションアプリ「iQON」を展開するVASILYは10月27日、インフィード型のネイティブ広告「iQON AD」を開始すると発表した。iQON ADはスマートフォンアプリに掲載されるクリック課金(CPC)入札が可能な運用型広告商品で、広告クリエイティブはiQON独自のサイズ(サンプル画像参照)となる。

VASILY代表取締役の金山裕樹氏の説明では、iQONに投稿されるコラージュっぽい広告クリエイティブを運営側でディレクションして配信することで、高い広告効果を出せるようにするということだった。なお、事前の広告配信テストでは他のソーシャルネットワークの運用型広告に比較して購買までの獲得単価が50%以下になるという結果も得られているそうだ。

同社ではこの広告運用開始をきっかけに、今後、女性向けバーティカルメディアのアドネットワーク化を目指す。

元々、iQONはアイテムにリンクされている元サイト(ZOZOTOWNなど)への導線として高いパフォーマンスを発揮しており、IQONを経由して購買に結びつく流通総額は月間でそろそろ10億円という数字が見えていた。このあたりはファッション雑誌を読んでそのまま消費行動に移るイメージとよく似ている。

インフィード型の広告はややもすると「ステマ(ステルスマーケティング)」のような野次を受けることが多い。これは消費者側が「コンテンツだと思って読んでみたら広告だった」という騙された印象によるものが多い。(実際、それを狙った事業者もいるから話は更にややこしいのだが)

しかしiQONの場合、ファッションというコンテキストがはっきりしているため、そういったコミュニケーションのミスが起こりにくいように思われる。既にiQONはこのネイティブ広告以前にもタイアップなどの広告事業は開始しており、今後の注目はどれぐらいのパフォーマンスを発揮してくれるのか、といったところになるだろう。

先日のCM開始でアプリストアの上位にも食い込んできているだけに、その他の数字も含めてまた新しい情報が届いたらお伝えしたい。

----------[AD]----------

iQONがCMを開始、木村文乃さんを起用してコーディネートに迷う女性を描く

SHARE:

ファッションアプリiQONを展開するVASILYは10月24日、同社初となるテレビCMによるマーケティングキャンペーンを開始すると発表した。CMの開始は10月25日からで一部地域を除く全国で放映、これに合わせてCM内で紹介したコーディネートをプレゼントするキャンペーンも実施する。 CMに出演するのはNHKの朝の連続テレビ小説などに出演していた木村文乃さん。VASILY代表取締役の金山裕樹氏によれば…

image010

ファッションアプリiQONを展開するVASILYは10月24日、同社初となるテレビCMによるマーケティングキャンペーンを開始すると発表した。CMの開始は10月25日からで一部地域を除く全国で放映、これに合わせてCM内で紹介したコーディネートをプレゼントするキャンペーンも実施する。

CMに出演するのはNHKの朝の連続テレビ小説などに出演していた木村文乃さん。VASILY代表取締役の金山裕樹氏によれば「女の子がコーディートに迷うあるあるのシーンを表現して、それのソリューションとしてiQONがお役に立てるような3つのシーンを描きます」とのことだった。

iQON_cm

iQONは10月時点でユーザー投稿のコーディネート数が130万件を突破、掲載アイテム数も480万件を超える「国内ファッションのデータベース」となりつつある。ユーザー数もダウンロードではなく、登録会員数として2014年6月に100万人を突破するなど、コミュニティとしての成長も注目されるべき点だ。

iQONのこれまでの軌跡についてはこの記事に書いておいた。

<参考記事> iQONがKDDIより10億円以上の資金調達、月間流通総額は10億円目前にーーその軌跡を振り返ってみた

テレビCMではこれまでリーチできなかった層への訴求が可能になる。フリマアプリのメルカリがやはりテレビCMで大きくダウンロード数を伸ばしたこともあり、こちらも結果が気になるところだ。放映されるクリエイティブは下記の3つ。

明日からがんばるコーデ編

真夜中の会いたいコーデ編

フラれに行く日のコーデ編

----------[AD]----------

iQONがKDDIより10億円以上の資金調達、月間流通総額は10億円目前にーーその軌跡を振り返ってみた

SHARE:

今日、KDDIが発表したスマートフォンサービスに関する次期戦略発表会で、子会社化ではなく増資の対象になったのが手のひらのファッションアプリ「iQON」を運営するVASILYだ。10月16日、同社はKDDI本体(KDDIが運営するファンドKDDI Open Innovation Fundではない)を割当先とする第三者割当増資を実施する。金額や株式比率、払込日などの詳細は非公開。関係者から得た情報によ…

IMGP9837

今日、KDDIが発表したスマートフォンサービスに関する次期戦略発表会で、子会社化ではなく増資の対象になったのが手のひらのファッションアプリ「iQON」を運営するVASILYだ。10月16日、同社はKDDI本体(KDDIが運営するファンドKDDI Open Innovation Fundではない)を割当先とする第三者割当増資を実施する。金額や株式比率、払込日などの詳細は非公開。関係者から得た情報によると、出資金は10億円以上の金額になる模様。

VASILY代表取締役の金山裕樹氏に電話で取材したところ、今回の調達についはまだその使途についても話せることが少ないということで、次に用意している大きな発表(しかもいくつか連続らしい)を待って欲しいということだった。

ということで、KDDIとの連携や彼らの構想する次の展開、さらにはDeNA傘下となって同じくスマートフォンでのファッションメディア、コマース展開を狙うMERYとの比較などについては次のインタビューの機会を待って頂きたいと思う。

本稿では、やはり今回KDDIのスマートフォン構想で傘下となったnanapiの記事と同じく、少しiQON、そして金山氏たちと出会った時からのここまでを振り返ってみたいと思う。

デビューの時から変わっていないiQONと金山氏

top
公開当時のiQON

金山氏をご存知の方は恐らく分かって頂けると思うが、彼は人としてものすごくストイックに何かを追求することに長けた人物だと思う。初めて会ったとき、当時私はTechCrunch Japanの取材者であったのだが、開口一番に自分を取材できるのは限られた人だけだ、という意味のことを言われたのをはっきりと覚えている。(誤解のないように言うが、決して彼は高慢な人間ではない)

思えばこの頃から彼は、何かに向き合う時、異常なまでの真剣さを人にも自分にも求めていたように思う。こと取材に関しては私は毎回そう感じている。

さておき、強烈な初対面を経て見せてもらったのがiQONだ。当時はまだウェブサービスのみ、もちろんまだ公開されてはいない。当時、記事用に撮影したビデオがまだ残っていた。2010年4月22日公開、記事はこちらになる。

取材当時、VASILYは受託開発や「妄撮」などのヒットアプリを生み出すなど、開発力、プロデュース力にはすでに定評があり、資金についても3人ほどの会社だったので十分な運営能力があったと記憶している。この運営的な余裕からか、金山氏はあまり株式による資金調達には興味を示していなかった。そのまま受託などで会社運営しながらこのiQONを伸ばす、そのように話していた。

しかしその後、金山氏たちは方向転換をすることになる。それが伊藤忠テクノロジーベンチャーズ(以下ITV)、河野純一郎氏との出会いだ。私も少し関係させて頂いたこの出会いで、iQONは一気に急成長のステージへと漕ぎ出す。2011年5月11日、VASILYはITVとGMO VenturePartnersを引受先とした第三者割当増資で1億4000万円の資金を調達する。

創業期からiQONを支えたひとり、伊藤忠テクノロジーベンチャーズの河野純一郎氏。

ただ、この時期はnanapiもそうであったように、資金調達はそこまで簡単ではなく、さらに3月に発生した東日本大震災の影響で世の中は停滞したムードに包まれていた。ファッションサービスなど目に入っていなかった、というのが正直なところだろう。事実、ここからiQONはやはり苦しい時期を過ごすことになる。

スマートフォンシフトで掴んだ転機

転機は突然やってきた。

私たちが以前やっていたStartup Datingというミートアップイベントでの出来事だ。金山氏がゆっくり私に近づきおもむろに「いったよ!100万人!」と近況を教えてくれたのだ。iOS版のアプリリリースがあったことは聞いていたが、ここまで急激に伸びるとは予想していなかったらしい。2012年3月、今から2年半前のことだ。

この辺りからiQONの成長に加速度がついていったのを覚えている。金山氏らもウェブ版ではなく完全にアプリへシフトを進め、スマートフォン時代のファッションカテゴリは自分たちが絶対獲る、そういう雰囲気に満ちていた。この辺りの苦労話はこのインタビューに納めさせてもらった。

IMGP9811
Rubyのまつもとゆきひろ氏はiQON運営のVASILY技術顧問に就任

そもそも彼らはファッションという名の下に集った技術者集団だ。金山氏と二人三脚の取締役CTO今村雅幸氏をはじめとする開発陣、開発力があったからこそ、AppleのApp Store BEST(2012年)やGoogle playの2014年上半期ベストアプリに選出される結果を生み出している。現在、VASILYのメンバーはインターンやアルバイトなど含めて総勢50名、約半数は技術陣という構成だと聞いている。

こうしたチームの成長と共にiQONは順調に伸び続け、2013年2月には新たに参加したグロービス・キャピタル・パートナーズと共に、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ、GMO VenturePartnersを割当先とする第三者割当増資で3億円の調達に成功する。

流通額も月間2000万円を超え、スマートフォンのファッションカテゴリで影響力を発揮するようになったのはご存知の通り、気がつけばiQONは登録ユーザーで100万人という大きなコミュニティになっていた、というわけだ。

iQON_graph

さて、やはり冒頭にそうはいっても気になるのはiQON、そして金山氏たちの次のステップだろう。少し前に話を聞いたレベルだと、月次の流通総額は10億円の大台が見えているということだった。そしてそれに増して好調なのが広告事業で、短期的にはここをもう少し伸ばしていくという話もしていた。

ただ、やはり青天井なのはコマースの分野だ。特に高額商品の多いファッションの場合、どうしてもサイズの問題や手触りなど、実際のモノを見なければならないという制約が生まれてくる。実店舗に送客できたとして、それをトラッキングする方法が確立されていなければコンバージョンがはかれない。もちろん、彼らの売上にもならない。

それでもやはり彼らに期待するのはこの分野での勝負だ。そもそも私が初めてiQONを見せてもらったとき、金山氏らと話したのは雑誌の再開発だった。私たちは今でもやはりファッション雑誌を購入するし、欲しい鞄や靴を見つけては購入に動かされている。

雑誌を新しく再開発するのは誰なのか、現時点では全く分からないが、願わくばiQONがその答えとなって頂きたいと思う。

----------[AD]----------

iQONが天気にあったコーディネートを教えてくれるようになった

SHARE:

iPhone6およびiOS8については筐体の大きさやアップデートでの失敗、無理矢理iPhone6を折り曲げて話題を作ったりとそろそろお腹いっぱいの感も出てきているが、もちろん、それ以外に発表された新機能を便利に使い始めてる人も多いだろう。ファッションアプリのiQONが9月24日に公開したウィジェットもそのひとつ。 iOS8から新たに追加された通知センターウィジェット(Today Extension…

iqon

iPhone6およびiOS8については筐体の大きさやアップデートでの失敗、無理矢理iPhone6を折り曲げて話題を作ったりとそろそろお腹いっぱいの感も出てきているが、もちろん、それ以外に発表された新機能を便利に使い始めてる人も多いだろう。ファッションアプリのiQONが9月24日に公開したウィジェットもそのひとつ。

iOS8から新たに追加された通知センターウィジェット(Today Extension)を使って作られた「天気コーデウィジェット」は、降水確率や湿度などの情報から特別に組んだアルゴリズムで選ばれたコーディネートをちょっとしたコメントと一緒に表示してくれる。

スマホが朝のファッションチェックをしてくれる時代になった。(※残念ながら主に女性向けだが)。2007年のiPhone誕生から約7年、スマートフォンシフトした世の中は細かい改善と進化を積み上げてどんどん便利になっていくものだ。

----------[AD]----------