THE BRIDGE

タグ vasily

iQONがKDDIより10億円以上の資金調達、月間流通総額は10億円目前にーーその軌跡を振り返ってみた

SHARE:

今日、KDDIが発表したスマートフォンサービスに関する次期戦略発表会で、子会社化ではなく増資の対象になったのが手のひらのファッションアプリ「iQON」を運営するVASILYだ。10月16日、同社はKDDI本体(KDDIが運営するファンドKDDI Open Innovation Fundではない)を割当先とする第三者割当増資を実施する。金額や株式比率、払込日などの詳細は非公開。関係者から得た情報によ…

IMGP9837

今日、KDDIが発表したスマートフォンサービスに関する次期戦略発表会で、子会社化ではなく増資の対象になったのが手のひらのファッションアプリ「iQON」を運営するVASILYだ。10月16日、同社はKDDI本体(KDDIが運営するファンドKDDI Open Innovation Fundではない)を割当先とする第三者割当増資を実施する。金額や株式比率、払込日などの詳細は非公開。関係者から得た情報によると、出資金は10億円以上の金額になる模様。

VASILY代表取締役の金山裕樹氏に電話で取材したところ、今回の調達についはまだその使途についても話せることが少ないということで、次に用意している大きな発表(しかもいくつか連続らしい)を待って欲しいということだった。

ということで、KDDIとの連携や彼らの構想する次の展開、さらにはDeNA傘下となって同じくスマートフォンでのファッションメディア、コマース展開を狙うMERYとの比較などについては次のインタビューの機会を待って頂きたいと思う。

本稿では、やはり今回KDDIのスマートフォン構想で傘下となったnanapiの記事と同じく、少しiQON、そして金山氏たちと出会った時からのここまでを振り返ってみたいと思う。

デビューの時から変わっていないiQONと金山氏

top
公開当時のiQON

金山氏をご存知の方は恐らく分かって頂けると思うが、彼は人としてものすごくストイックに何かを追求することに長けた人物だと思う。初めて会ったとき、当時私はTechCrunch Japanの取材者であったのだが、開口一番に自分を取材できるのは限られた人だけだ、という意味のことを言われたのをはっきりと覚えている。(誤解のないように言うが、決して彼は高慢な人間ではない)

思えばこの頃から彼は、何かに向き合う時、異常なまでの真剣さを人にも自分にも求めていたように思う。こと取材に関しては私は毎回そう感じている。

さておき、強烈な初対面を経て見せてもらったのがiQONだ。当時はまだウェブサービスのみ、もちろんまだ公開されてはいない。当時、記事用に撮影したビデオがまだ残っていた。2010年4月22日公開、記事はこちらになる。

取材当時、VASILYは受託開発や「妄撮」などのヒットアプリを生み出すなど、開発力、プロデュース力にはすでに定評があり、資金についても3人ほどの会社だったので十分な運営能力があったと記憶している。この運営的な余裕からか、金山氏はあまり株式による資金調達には興味を示していなかった。そのまま受託などで会社運営しながらこのiQONを伸ばす、そのように話していた。

しかしその後、金山氏たちは方向転換をすることになる。それが伊藤忠テクノロジーベンチャーズ(以下ITV)、河野純一郎氏との出会いだ。私も少し関係させて頂いたこの出会いで、iQONは一気に急成長のステージへと漕ぎ出す。2011年5月11日、VASILYはITVとGMO VenturePartnersを引受先とした第三者割当増資で1億4000万円の資金を調達する。

創業期からiQONを支えたひとり、伊藤忠テクノロジーベンチャーズの河野純一郎氏。

ただ、この時期はnanapiもそうであったように、資金調達はそこまで簡単ではなく、さらに3月に発生した東日本大震災の影響で世の中は停滞したムードに包まれていた。ファッションサービスなど目に入っていなかった、というのが正直なところだろう。事実、ここからiQONはやはり苦しい時期を過ごすことになる。

スマートフォンシフトで掴んだ転機

転機は突然やってきた。

私たちが以前やっていたStartup Datingというミートアップイベントでの出来事だ。金山氏がゆっくり私に近づきおもむろに「いったよ!100万人!」と近況を教えてくれたのだ。iOS版のアプリリリースがあったことは聞いていたが、ここまで急激に伸びるとは予想していなかったらしい。2012年3月、今から2年半前のことだ。

この辺りからiQONの成長に加速度がついていったのを覚えている。金山氏らもウェブ版ではなく完全にアプリへシフトを進め、スマートフォン時代のファッションカテゴリは自分たちが絶対獲る、そういう雰囲気に満ちていた。この辺りの苦労話はこのインタビューに納めさせてもらった。

IMGP9811
Rubyのまつもとゆきひろ氏はiQON運営のVASILY技術顧問に就任

そもそも彼らはファッションという名の下に集った技術者集団だ。金山氏と二人三脚の取締役CTO今村雅幸氏をはじめとする開発陣、開発力があったからこそ、AppleのApp Store BEST(2012年)やGoogle playの2014年上半期ベストアプリに選出される結果を生み出している。現在、VASILYのメンバーはインターンやアルバイトなど含めて総勢50名、約半数は技術陣という構成だと聞いている。

こうしたチームの成長と共にiQONは順調に伸び続け、2013年2月には新たに参加したグロービス・キャピタル・パートナーズと共に、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ、GMO VenturePartnersを割当先とする第三者割当増資で3億円の調達に成功する。

流通額も月間2000万円を超え、スマートフォンのファッションカテゴリで影響力を発揮するようになったのはご存知の通り、気がつけばiQONは登録ユーザーで100万人という大きなコミュニティになっていた、というわけだ。

iQON_graph

さて、やはり冒頭にそうはいっても気になるのはiQON、そして金山氏たちの次のステップだろう。少し前に話を聞いたレベルだと、月次の流通総額は10億円の大台が見えているということだった。そしてそれに増して好調なのが広告事業で、短期的にはここをもう少し伸ばしていくという話もしていた。

ただ、やはり青天井なのはコマースの分野だ。特に高額商品の多いファッションの場合、どうしてもサイズの問題や手触りなど、実際のモノを見なければならないという制約が生まれてくる。実店舗に送客できたとして、それをトラッキングする方法が確立されていなければコンバージョンがはかれない。もちろん、彼らの売上にもならない。

それでもやはり彼らに期待するのはこの分野での勝負だ。そもそも私が初めてiQONを見せてもらったとき、金山氏らと話したのは雑誌の再開発だった。私たちは今でもやはりファッション雑誌を購入するし、欲しい鞄や靴を見つけては購入に動かされている。

雑誌を新しく再開発するのは誰なのか、現時点では全く分からないが、願わくばiQONがその答えとなって頂きたいと思う。

----------[AD]----------

Rubyのまつもとゆきひろ氏、iQON運営のVASILY技術顧問に就任

SHARE:

ソーシャルにファッションコーディネートを共有するiQON運営のVASILYは6月3日、「Ruby」の開発者で知られるまつもとゆきひろ氏が6月から技術顧問として同社に参加することを発表した。 まつもと氏はオブジェクト指向スクリプト言語「Ruby」の開発者で、ネットワーク応用通信研究所フェロー、楽天技術研究所フェロー、Ruby アソシエーション理事長、Heroku チーフアーキテクトなどで活躍している…

10364606_10202735919493692_1890908584_n

ソーシャルにファッションコーディネートを共有するiQON運営のVASILYは6月3日、「Ruby」の開発者で知られるまつもとゆきひろ氏が6月から技術顧問として同社に参加することを発表した。

10428755_10202735891813000_1785334574_n

まつもと氏はオブジェクト指向スクリプト言語「Ruby」の開発者で、ネットワーク応用通信研究所フェロー、楽天技術研究所フェロー、Ruby アソシエーション理事長、Heroku チーフアーキテクトなどで活躍している人物。同氏は今後、定期的に開催されるミーティング等を通じて、開発テクノロジーとしてRubyを採用しているiQONへの助言や開発体制の強化を推進するとしている。

VASILY代表取締役の金山裕樹氏によると、現在、正社員の半数はコードの書けるエンジニアに占められており、その陣容をさらに拡大、強化するための一環でまつもと氏への技術顧問就任要請に至ったという。

VASILYは設立当初から技術者の教育と採用を最重要経営課題としています。その背景には技術以外でのイノベーションは産まれない、という考えがあるんです。エンジニアリングに集中できる職場環境の構築や教育制度の充実に務めた結果、Appleのベストアプリ選出やGoogle I/Oへの出展などに繋がりました。今回のまつもと氏の技術顧問就任によってさらにエンジニアの技術的探究心を刺激し、世界が震えるヤバいものができるようなサポートができたらと考えています(金山氏)。

追記:VASILYに掲載されているまつもと氏の言葉がよい内容だったので合わせてご覧頂きたい。

<参考> 「IT奴隷化に反旗を翻そう」 VASILY技術顧問 まつもとゆきひろ氏インタビュー

----------[AD]----------

iQONがファッションマガジン「iQONmagazine」を創刊、スマホ×ファッションの王座を狙う

SHARE:

ソーシャルにファッションコーディネートを共有するiQON運営のVASILYは4月30日、新たなメディア展開としてスマートフォン向けの「iQONmagazine」を創刊した。現在配信中のiQONアプリ内に設置され、まずはAndroid版から配信を開始、iOS版についても準備中としている。iQONの利用は無料だが、iQONmagazineは月額300円での課金提供となる。 配信頻度は月刊で開始、夏頃を…

140430_iqon_magazine_vol1_fix_pdf(1_3ページ)

ソーシャルにファッションコーディネートを共有するiQON運営のVASILYは4月30日、新たなメディア展開としてスマートフォン向けの「iQONmagazine」を創刊した。現在配信中のiQONアプリ内に設置され、まずはAndroid版から配信を開始、iOS版についても準備中としている。iQONの利用は無料だが、iQONmagazineは月額300円での課金提供となる。

配信頻度は月刊で開始、夏頃を目処に週刊化させるという。エディトリアルを担当するのは前ELLEgirl編集長の澄川恭子氏で、ファッションに関連するコスメやカルチャーなどをエディタが編集して1回につき10コンテンツほどを配信予定。その他、コンテンツには動画やゲームなども含まれるとしている。

なお、掲載コンテンツはECサイトなどへの導線が確保されており、ユーザーはすぐに商品を購入することができる。

Flinto_–_Magazine_Vol_1掲載見本_2 Flinto_–_Magazine_Vol_1掲載見本

会員数85万人、1日に投稿されるコーディネート数は2,000件以上。スマートフォンシフトにおける「手のひらの」ファッションメディア覇権争いで、常にトップで走り続けるiQONが次の一手に選んだのは「メディアの創刊」だった。この分野はmeryなどのキュレーション系メディアが一部成長しているものの、既存女性誌がウェブをスマホ対応している程度であまり大きな動きはなかった。

つまり誰もが認識する「スマホNo.1女性誌」の座はまだ空いてる、という状況かもしれない。

エディトリアル・プロデューサーの澄川 恭子氏

<参考記事>「女の子を可愛くしてあげたい」という原点に戻り、ELLEgirl編集長からITスタートアップ「iQON」に参加した澄川恭子さん【前編】

ELLEgirl編集長の澄川恭子氏の参加から約1カ月を経て生まれた、新しいタイプの「スマホ・女性誌」はどのようなものか。VASILY代表取締役の金山裕樹氏にその狙いを聞いた。※質問は筆者、回答はすべて金山氏。

筆者:iQONという「ユーザー投稿型」スマホ・メディアがある一方で、体力の必要な「編集型」メディアを新たに企画した意図を教えてください。

今何が流行っていて、何がイケてるのかっていうファッションの一次情報っていうのはソーシャルネットワークではなかなか捉えられなくて、その形式であるiQONって実は拡散装置だったということがユーザーインタビューとユーザーアンケートから分かったんです。

例えば「雑誌で見た今年のトレンドをiQONで表現しました」とか、「ショップ店員のこの着こなしがおしゃれだったのでiQONで投稿しました」みたいな、投稿のインスパイア元がiQON以外なことが結構多かったのです。

筆者:なるほど、iQONの中だけでもコーディネートはできるけど、実は情報ソースは別にあったと。

どうせだったらiQONで何がイケてるか、最新で間違いないエディターによって厳選された情報を見て、それをそのままiQONで表現して楽しむ、というほうが自然なのかなと。

Flinto_–_Magazine_Vol_1掲載見本_1 Flinto_–_Magazine_Vol_1掲載見本_3

筆者:情報ソースと投稿、共有をひとつのアプリ内にまとめることで車輪の両軸みたいな関連性を作ったということですね。では既存のiQONとの具体的な連動はどのあたりにありますか?

iQON magazineで掲載された商品がiQONと連携しているECサイトから買えたり、そのアイテムでコーデしたり、似ているアイテムを見ることができたり、といったことですね。

筆者:年代層はリリースには20代とあったのですが、どうでしょう、今空いてるターゲット層ってもう少し上のような気がしていたりもします。

本当は年齢ターゲットって意味ないと思ってるんです。例えば10代だからH&M、40代だからシャネル、って感覚てあんまりないですよね。

筆者:確かに

どの年代でも今回のiQONmagazineでいいなって思えるスタイリングや着こなしを発見してもらえるように意識しています。この世界観が好きかどうか、ここの共感してもらえるかどうかということの方が重要ですね。ただ、やはり好感をもって受け入れてくれるのは20代中盤~後半の女性に多いかなと予想はしています。

筆者:コンテンツは全て内製でやっていくのでしょうか?雑誌事業というのはなかなか環境も厳しいという話を聞きますので。

もちろんこれだけで終わりでわないです。

今後はこういうエディトリアルコンテンツを持っているパートナーのコンテンツをiQON内でmagazineのような形で配信してレベニューをシェアできるようなことも考えていますし、いろんな世界観のコンテンツが楽しめうようにしたいなと。

つまり、出版社さんのファッション雑誌はここに参加して欲しいなと。iQONは今ECサイトにおける集客プラットフォームとして徐々に存在感出してきていますし、ある大手サイトではスマホサイトのトラフィック流入の25%がiQON経由という話もあります。

筆者:ファッション系のGunosyやSmartNewsのような「スマートフォンでの流入元」としての役割が出てきたということですね。

次はコンテンツホルダーにとっての配信プラットフォームとしてファッション業界盛り上げていきたいと考えてます。

筆者:ありがとうございました。

----------[AD]----------

【投資家・起業家対談】「勝利のためならちっぽけなプライドなんてくれてやる」ーー伊藤忠テクノロジーベンチャーズ河野氏×VASILY金山氏(後半)

SHARE:

投資家と起業家の関係は興味深い。特にシード期の投資家と起業家は共同で経営にあたり、資金だけでない特別な関係を結ぶことが多い。そこにはどのようなやり取りや葛藤があるのだろうか。このインタビュー・シリーズでは、投資家と起業家のお二人に対談形式で「二人だから語れる」内情に迫る。◉前半はこちらから VASILYの道のり 2008年11月:VASILY設立 2010年4月:iQONリリース 2010年10月…

投資家と起業家の関係は興味深い。特にシード期の投資家と起業家は共同で経営にあたり、資金だけでない特別な関係を結ぶことが多い。そこにはどのようなやり取りや葛藤があるのだろうか。このインタビュー・シリーズでは、投資家と起業家のお二人に対談形式で「二人だから語れる」内情に迫る。◉前半はこちらから

VASILYの道のり

2008年11月:VASILY設立
2010年4月:iQONリリース
2010年10月:資本金を200万円に増資。渋谷区恵比寿1丁目に本社移転
2011年5月:伊藤忠テクノロジーベンチャーズとGMO VenturePartnersに第三者割当増資実施、1.4億円調達
2012年2月:iQONのiOS版リリース、1カ月後に100万人月間訪問達成
2013年2月:グロービス・キャピタル・パートナーズ、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ、GMO VenturePartnersに第三者割当増資実施、3億円調達

IMGP0075

ーー前半からの続き

無駄に起業家の時間を奪うのは好きじゃないです

TB:プライベートで会うことは?

金山:プライベートはぜんぜん会わない。ていうか俺にプライベートなんてないよ。睡眠と、トレーニングは仕事でしょ。ないのよ。家に帰っても30分で寝るし、起きてすぐルーチンが始まる。プライベートではほとんど飲みにいかないし。

河野:アルコールは脳細胞破壊されるっていってますもんね(笑。私も無駄に起業家の時間を奪うのは好きじゃないです。そりゃもちろん採用の時に一緒に食事するとか、そういう必然性はありますけどね。メンバーとは定期的に飲み会もありますから。

金山:誕生日ぐらいか。

河野:誕生日ってアレでしょ、ここ(オフィス)にきて20キロの鉄アレイを渡された上に死ぬほど飲まされてタクシーで帰ったという。

TB:関係って変わりました?

金山:時間がたっても俺たち2人の関係は変わってないし、河野さんのスタンスも一切ぶれてない。やれって言われたことも、やめろとも言われたことない。俺がこれやるって言ったことを徹底的にサポートしてくれる。「やりたい、わかったやろう、どうする?俺動くわ」って感じ。

河野:意見は言うけどね。こういう考え方はあるよねとか。意志決定に関係するような情報を提供することはあっても意志決定そのものに介在することはほぼないね。24時間プライベートなしで会社のこと考えてるわけだから一般論なんて通用しないんじゃないかなと思ってて。投資したからには信じてまかせる。

金山:でもおもしろいよね。毎週金曜日のミーティングはアジェンダないのに、ランチいこうとかそういう時はアジェンダあるの。会う目的があるからついでに飯食べる?みたいな。なんとなく食事いったりはないね。

河野:ないですね。

IMGP0025

起業家と投資家の関係

TB:起業家と投資家の関係って面白いですよね。投資契約に確かに協力しましょう的な文言はあるけど、気が付いたら一緒に歩き出してあうんの呼吸になってる。バンドみたいなものですか?

金山:バンドよりも結婚かな。バンドは会社って感じ。演奏したい曲=事業があって、そのイメージを具現化するように必要なプレーヤー=社員を集めて。バンドだったら音楽性の違いとかでメンバーが変わったりすることがあるけど、資本政策ってほぼ不可逆でしょ。お互いなかなか離れることができない。だから結婚。

ところで河野さんはたくさん結婚してるよね。

河野:12社になりました。

金山:ホントだよ。アラブの大富豪だよ。

河野:関与の仕方は企業の性質もあるし、フェーズも違うから柔軟に変えてますよ。濃淡があるというか。ただ、全部共通してるのはなんでもかんでもやりすぎないことかな。起業家自身の力を最大化させることの方が大切ですね。資金調達や採用は全力でやるけど、それ以外はやらないですね。だから段々離れていくことになる。

金山:最初の頃は新婚ほやほやでご飯とか用意してあるのに段々「チンして」に変わって、最後はお金だけ置いてある…

河野:(笑。確かに最初はおやつとか持ってきたりしてたね。ただ最近は顔と名前が段々一致しなくなってきてる。新しい人が入ってくるとうれしさと一抹の寂しさが。

金山:河野さんが会社に来ると新しいメンバーはあの黒ヒョウ誰ですか?借金取りですか?って(笑。

IMGP0132

河野:最近河野さんきてくれないですけど、ってメンバーの方に言ってもらえるのはうれしいですね。

TB:こういう関係って明確な終わりのタイミングってあるんですかね。

河野:上場すれば「業」としての関係はなくなるかもしれません。けど、そこに至る過程は密度が濃いのでその先に新たなスタートがあるんでしょうね。そのタイミングがくれば、また伴走者としてついていきたいと思ってますよ。関係は発展することはあってもなくなることはないし。

金山:イグジットした後も人月計算に入ってるから使うからね。

河野:本当に相当使うからね(笑。でも嬉しいよね。それぐらいの気概でやってくれないと困るし。遠慮して使えるモノも使えないようじゃこの異種格闘技には勝てない。

金山:実際に採用は河野さんに相当な人月動いてもらってるし。

河野:人事部長だ(笑。

金山:確かに(笑。でもなんだろう。女房役かな?

河野:投資家たるもの「信じて寄り添う」これですかね。

サービスは毎日それに触れて死ぬ気でやってる方がいるわけですし、私たちは365日24時間をここだけのために使うことはできない。だからこそ一緒の船に乗ってくれる仲間をつれてくることは大切なことだし、そのために必要な資金を引っ張ってくることも大事なんですよ。そういうことは相当やってきましたし。

金山:そうだね。

IMGP0120

経営者としての考え方、投資家の役割の変化

河野:ところで僕らが投資した時って取締役入れて数人。でも今はこれだけのメンバーがいる。経営的な考え方って変わった?

金山:変わった。昔はやっぱり俺がプレーヤーとして1番だったらそれだけで十分だと思ってた。そこの部分は今もそうだけど、一番じゃないといけないし、仕事量も品質も最高じゃないといけない。だから企画するのも画面遷移を書くのもなんでもやるって感じだったけど、採用方針として自分より優秀な人を採用するっていうのを本当に意識してからそれは変わったね。

優秀な人の才能を解き放つために必要な武器を彼らに配る。会社のメンバーが最高のパフォーマンスがでる環境を用意する。その方が会社としてはスケールする。

河野:すっぱり切り替えられました?

金山:事業の成長が最重要事項だと思っているから全然すっぱりいけたよ。いざとなればプレーヤーとして一番だと思ってるし、その努力は怠ってないから。リーダーシップの姿としてアクターからアーキテクトにっていう話があるけど、まさにそれだね。

河野:最近の事業テーマでいうと、昨日も電話で話してたよね。

金山:目線上げていこうってね。それでいいの?こういう可能性もあるんじゃないの?って。トップラインを上げていく話はするよね。KPIを管理しているエクセルのグラフも桁をひとつ変えるだけで綺麗なホッケーカーブがぺったんこになる。小さい桁の成長で満足なんてしないぜ!ってね。

河野:そうそう。いいねぇ、こっからまたぐっといこうかってなる(笑。

IMGP0039

金山:最近はiQONスタート時に想定していたビジネスモデルが軌道にのり始めて、国内外のファッションブランドやナショナルクライアントと呼ばれるような広告主のみなさんに出稿して頂けるようなサービスになってきた。

次にやれるビジネスの選択肢が増えてきていて、可能性を感じている。

河野:確かに初期の頃はクライアント紹介したりしてたけど、最近はもっぱらチームに任せてるし、ね。

金山:立ち上げ当初は全然気にしてなかったiQON経由でのECサイト売上がかなり伸びてて、月間の流通額が億単位になってる。そうなるとECサイトに対してのインパクトが強まるから、iQONを使ってもっと何かできるんじゃないか?と考えられるようになってきてる。

具体的にはここをもっと深堀するかどうか検討してるのよね。さらにユーザーの利用頻度や深度もどんどん深くなってきているので、そこの部分に対してもビジネスとして広がりを持たせれるんじゃないかと思っている。

河野:それにひも付くファイナンスだったり人材戦略もね。このオフィスもそろそろ移転しなきゃいけないし。

大切なのは上場じゃない。その時の「姿」だ

TB:上場も噂され始めてます。

河野:上場時の姿ですよね。どういう見せ方をして出ていくか。実現している姿で出ていくのと、これから実現しようとしている姿を見せて出ていくのと。もちろん余裕なんて全然思ってませんし。

金山:ベストの姿を思い描いて追い込まないとベストにならないからね。

IMGP0124

TB:事業としての天井は?例えばアマゾンは本から始めて今では何でも売ってるようになりました。

金山:今やサーバー売りまくってるからね(笑。いけるとこまでいくでしょ。次にやることはファッションだけじゃなくても究極いいと思ってる。ただ、何かひとつでぶっちぎって1番にならないかぎり次はやらないと決めてもいるんだよね。

日本で1番高い山の名前は知っていても2番目に高い山はそんなに知られてない。1番と2番は絶対値としては1しか離れていないけれども、その間には大きな違いがある。それに何かで1番になれないようなヤツは何やってもなれないから、まずはiQONで1番になりたい。

河野:ファッションって洋服だけじゃないし、ライフスタイルってことを考えるとカメラを持ってる女子を含めてファッションだし、ディズニーみたいなコラボレーションも十分ありうる。何かしら自分の人生を彩ってくれるところに常にiQONがある、そんなイメージかな。さらに言えばそれはiQONじゃないかもしれないよね。会社名とサービス名を一致させててない理由はそこにもある。

持ってる起業家、持ってる投資家

河野:VASILYにはまだまだ必要なものは沢山あるんですよ。人だったりその原資であるカネだったり。それをいかにして集めてくるか。もちろん汚い手を使うつもりはさらさらないけど、僕は何としてでも集めてこないといけないわけです。

いや、刺されるかもしれませんよ。でもそれに代えてでも「集めてくる」という使命感があるんですよ。

金山:手段は問わないというのは、俺たちが最終的に関わった人にはみんな幸せになってなってもらいたいからだよね。ビビって遠慮したり、体裁とかプライドとかで道を諦めるようなことはしないよね。そんなの関係ねぇって。

河野:俺たちの勝利のためならちっぽけなプライドなんてくれてやる(笑。

金山:昨日の電話会議はそういう話だったね。

河野:必死ですからね、綺麗ごとだけではないので。プライドのかけ方が違うんですよ。

金山:必要だったら灰皿で酒飲むよ(笑。

河野:投資する時、よくわからないけど持ってるかどうかって信じてて、その人ってなんだか変な引力があったりするんですよ。世の中だったり人として求められているというか。

IMGP0134

TB:河野さんは持ってる?

金山:持ってる。

河野:起業家の直感を信じてて、最後迷ったら直感で決めてくれっていつも思ってる。

金山:ところで直感って直感じゃないよ。脳が言語化できてないだけでこれまで得た経験だったり情報だったりを直感とか、虫の知らせっていう感じでシグナルとして返してるだけ。

河野:何もないところからの思いつきじゃなくて、過去の積み上げとかをベースに自分の中で固まってる決意みたいなものかな。採用でもさ、最後に決まりかけてたのに「なんか違うな」って思ったら大概正しいのよね。じゃあごめんなさいしようとなる。

TB:なんなんでしょうね?

金山:不断の努力だよ。人に与えられている時間は1日24時間。その間にどのぐらい脳みそ動かしていれるか。24時間自分の全てを事業に捧げることができるか。ずーっとぼーっとしてる人が持ってるわけないし。持っているというのは後天的に獲得できると信じている。

長時間お話ありがとうございました。お時間になりました。

◎前半はこちらから

----------[AD]----------

【投資家・起業家対談】「武闘派の経営陣なんです」ーー伊藤忠テクノロジーベンチャーズ河野氏×VASILY金山氏(前半)

SHARE:

投資家と起業家の関係は興味深い。特にシード期の投資家と起業家は共同で経営にあたり、資金だけでない特別な関係を結ぶことが多い。そこにはどのようなやり取りや葛藤があるのだろうか。このインタビュー・シリーズでは、投資家と起業家のお二人に対談形式で「二人だから語れる」内情に迫る。 今回は伊藤忠グループのVCカンパニーである伊藤忠テクノロジーベンチャーズ(以下、ITV)からパートナーの河野純一郎氏と、スマー…

投資家と起業家の関係は興味深い。特にシード期の投資家と起業家は共同で経営にあたり、資金だけでない特別な関係を結ぶことが多い。そこにはどのようなやり取りや葛藤があるのだろうか。このインタビュー・シリーズでは、投資家と起業家のお二人に対談形式で「二人だから語れる」内情に迫る。

今回は伊藤忠グループのVCカンパニーである伊藤忠テクノロジーベンチャーズ(以下、ITV)からパートナーの河野純一郎氏と、スマートフォン時代のファッションメディア「iQON」を運営するVASILY代表取締役の金山裕樹氏が対談する。VASILYの初回投資ラウンドでリードインベスターを務めたのがITVであり、両者はiQONの成長を二人三脚で見守ってきた関係だ。

私もまた彼らのデビュー当時から取材している関係もあり、ざっくばらんとした雰囲気で進めさせて頂いた。(文中敬称略、聞き手は筆者)

◎公開した後半はこちらから

VASILYの道のり

2008年11月:VASILY設立
2010年4月:iQONリリース
2010年10月:資本金を200万円に増資。渋谷区恵比寿1丁目に本社移転
2011年5月:伊藤忠テクノロジーベンチャーズとGMO VenturePartnersに第三者割当増資実施、1.4億円調達
2012年2月:iQONのiOS版リリース、1カ月後に100万人月間訪問達成
2013年2月:グロービス・キャピタル・パートナーズ、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ、GMO VenturePartnersに第三者割当増資実施、3億円調達

IMGP0032

ーーお話はお二人のトレーニング談義から始まる

河野:VASILYも2014年にIPOする会社の特集に出てたよね。

金山:そうそう。でも2014年はちょっと早いかもね、っていうかこんな感じでいいの?この対談(笑。これであの内容になるの?前回の(高宮氏/古川氏対談)見た?

河野:見ました。あの感じにしなくていいですよね(笑。

TB:高宮さんとけんすうさんの時は少し違います。今日は筋肉談義を期待してますので。

金山:やっぱ身体鍛えないとだめっしょ。キゴヤマさんは ゴールドジムだよね?ていうかあそこガチじゃない?俺怖くて無理だよ。あそこで裸になるなんて無理無理。

TB:はい、ロシアの方とか怖いです。ではなぜお二人は身体を鍛えるのかというお話からお願いします。

IMGP0124

起業家と投資家が体を鍛える理由

金山:真面目に話するよ(笑。やっぱり起業してからマジで鍛えるようになったのね。仕事だったり会社のステージが上がっていくと、労働集約的なものは段々少なくなってくるの。

逆に一発の重大な意志決定とかクリエイティブに関わるものが増えてくる。既存の枠を壊すような新しいビジネスモデル考えるとか。風邪をひいていたり、体調がよくないとベストな判断をすることはできない。身体が健康な状態でないといいものは出てこないよ。

TB:ある投資家が北米の投資家は全体的にムキムキで、起業家に威圧感を与えるから俺は鍛えてるんだと話した方がいらっしゃいますが河野さんもやはり?

河野:あまりそういうのはないですよ(笑。ただ、いくらエンジンが高性能でもそれを安っぽいボディに収めたらハイパワーは出ませんよね。ハードウェアとしての身体を鍛えるのは常に「フレッシュな状態」を保つためです。例えば私はファッションが好きなので、格好良く着続けたいというのはありますよね。

金山:あと筋トレすると出てくる快楽物質のためかな。それが出てきてストレス発散になる。

河野:それはあるよね。

金山:ジムは誰かと一緒にいくといいよ。声掛け合ったり補助してもらって自分では上げられない重さを上げられるから。会社のメンバーと一緒にいったことがあるけど、カッコ悪いところ見せれないからがんばっちゃたりしてね。。

河野:手が抜けないしね。

金山:スクワットも浅いのできない。

金山:実はね、スクワットあんまりやんなかったの。ジムのお兄さんにスクワットは「キングオブエクササイズですよ」って言われちゃってさ。さすがにキングを無視できないなと。ちなみにベンチ何キロ?

河野:私も元ボディビルの日本チャンプがやってるジムに通ってて、あそこ日本最古じゃないのかな(笑。そこでもスクワットやれと言われたよ。ベンチはどうだろう。80キロぐらいかな。

金山:男たるもの最低でも自重は上げなきゃね。

河野:本当は100キロいきたいんだけど(笑。

金山:ムキムキになりたい訳じゃないでしょ?

河野:服着れなくなっちゃう。この容積で研ぎ澄ましていきたいね。

IMGP0133

二人三脚で「iQON」を育てた起業家と投資家

TB:さて、筋肉の話ばっかりになるとアレなのでお二人の出会いあたりをぜひ…。

河野:2009年の始めあたりですかね。TechCrunch Japanのイベントで当時ITVだった小川さん(元ITVの小川剛氏)がiQONと出会って、ファッション系だから河野さんどう?って紹介してもらったのがきっかけです。メールで連絡して当時のオフィスだった恵比寿のマンションに行ったのが最初ですね。

金山:キゴヤマさんは知ってると思うけどあの当時って俺、ファイナンスってなんですか?自分で稼げてるのに外の資金入れるなんて馬鹿じゃないですか?っていうスタンスだったじゃない。

TB:確かに。株を売るのは自分の魂を売るのに等しい蛮行だって言ってました。

金山:投資家からの連絡あっても会わなかった。でもその時ってなぜか会おうって思っちゃったんだよね。

河野:当時は確かにアプリの受託開発で好調だったし、ファイナンスは別に考えてませんっていうスタンスでしたよね。だから私もファイナンスしましょうとは積極的にはいきませんでした。ただ、これはいつか勝負する時がくるだろうという予感があったんです。

だからつかず離れずの位置をキープして半年に1回ぐらい連絡をするような関係でしたね。

金山:確かに。

河野:そしたらiQONが事業としていけそうになって、受託と平行するにはリソースが分散するからとファイナンスに流れていった。

IMGP0052

金山:一気にいったね。

河野:当時の会員数は2000人程だったんですよね。ただ、ユーザーの1ヶ月の被服費が4万円ぐらいあってファッション好きな女性が使ってるという兆しを感じられたんです。絶対数は多くないけど、ファイナンスかけてグロースすればファッションメディアに成長すると感じてましたよ。

TB:あれだけファイナンスとか投資家とか嫌ってたのにどうしてITVをパートナーにしたのですか?

金山:いまは撤退しているけど、Googleがboutique.comというサービスを始めたからってのが大きかった。Googleが本気でこの分野に参入してきたらちんたら受託をやりながら戦ってもきっと勝てない。競合はいないと思っていたけど、外圧に晒されたのは確かにある。

けど、ビジネスとしての手応えもあって、ヒステリックグラマーとか最初のタイアップが決まったのもそれぐらいの時期だったし、全く儲からないと思ってたアフィリエイトもそれなりに入ってきて「ああ、これ売れるじゃない」って感じてたのもあった。

河野:海の向こうのPolyvoreぐらいでしたもんね。

TB:当時も受託開発で結構稼いでたし、結果的にファイナンスしたけどその経験は大切ってよく言ってましたよね。

金山:やっぱりそうだよ。モノ作って納めて、契約書まであるのにお金振り込まれないとかそういうヒリヒリする経験って大事だよ。仕事「捕ってくる」っていう感覚。そういう積み重ねがあって肝が据わってくる。

TB:ただ、受託やめてiQON一本にしてから結構苦労してましたよね。確かiOSアプリ出すまで結構キツかったのでは。

河野:暗黒時代ですね。その当時は「この分野はオマエでしか勝てないんだから逆にオマエで勝てないんだったらマーケットがないんだよ。マーケットがないんだったらあきらめる。けどマーケットがあるんだったら勝てるのはオマエでいかいない。だからあきらめずやり続けるんだよ」って言ってました。

最後まで付き合うと。世の中的に明らかに白なのにオマエが黒と言い続けるんだったら俺も黒と言い続ける。そういう覚悟があったんです。そう思わせてくれる何かがあった。

捧げてもいいと。色んなものを。

金山:いろんなもの…イラナイ(笑。

IMGP0028

武闘派の経営陣なんです

TB:お二人はどれぐらいの頻度で会ってるのですか?

金山:毎週会ってますよ。

河野:ふたりだけじゃなくて毎週金曜日は社外取締役を含めて経営陣で経営会議と題したアジェンダのない会議をやってるんですよね。

金山:本当にアジェンダないよね。

河野:アジェンダ決めると義務的になるんですよね。そうなるとちょっと今週忙しいからスキップしようとかそういう「会議のための会議」になっちゃう。でも企業経営者って自分の中に確信に近いものがあってもそこに踏み込めなかったり、悩んでたりというのがあると思っていて、ディスカッションの機会は多い方がいいと思ってるんです。最近入ったあの方はどうですか?とか。

金山:経営会議というか取締役達を相手にした壁打みたいな感覚。日頃気になってることを思うがままに雑談する感じ。でも雑談からいいのが生まれるのよ。俺は社外取締役に入ってもらっている投資家達の脳みそに超期待してるの。ファイナンスする時もどこから出資を受けるかというよりかは誰を経営陣に入れるかっていう視点でものすごく精査したし、だからこそその優秀な脳みそは使いたい。

実際社外取締役の人たちを人月換算して計算しているようなプロジェクトもあるし、使えるものは全部全部しゃぶり尽くすね。

河野:(笑。

IMGP0120

金山:VASILYのファインナスに関して言えばシリーズAの時はまだまだ事業が成り立つか成り立たないかの瀬戸際なところがあるので泥水すすりながらのゲリラ戦。だから河野さんのようなブルドーザー型の人間にミクロな部分をグイグイ推進しいってもらったり、GMOVPの塩田さん(GMO VenturePartnersマネージャーの塩田幸子氏)のようにファッションが好きな女性で実際のユーザーの近い人と一緒にやるのがいいっていうのがあった。

けど、事業確度が高まりより戦略的意思決定が重要な場面が多くなるシリーズBではグロービスの今野さん(グロービス・キャピタル・パートナーズ パートナーの今野穣氏)のようなマクロな視点を持つ空爆型が必要になるんだよね。

河野:陸軍と空軍(笑。

女性的な視点では塩田さんがいて、直情型で攻撃タイプの僕がカネや人を引っ張ってくる。今野さんは全体を俯瞰しながら駒を動かす(笑。いろんな投資先に関与しているけど、チームとしてのバランスはいいよね。

金山:起業家にとっては投資家選びも社員採用と同じように選ぶ基準は人なのよ。さっきも言ってるけど、俺は社外取締役でもリソースとして人月換算してるから(笑。このチームは武闘派だと思うよ。女性向けサービスやってるのに経営チームはガチだからね。塩田さんも女性にしては武闘派だからね。

TB:それ書いていいの?

金山:否定はすると思う。うん(笑。

◎公開した後半はこちらから

----------[AD]----------

コーディネート提案はキラーコンテンツ、iQONが「ELLE SHOP」にコーデ画像作成機能をASP提供

SHARE:

最近、イタリア発のグローバルオンラインモール「Yoox」との連携を発表した「iQON」にまた新たな動きがあった。ハースト婦人画報社が運営するオンライン・セレクトショップ「ELLE SHOP」にコーディネート画像作成機能をASP提供するという。今回の機能導入により、ELLE SHOPはその特徴であるファッション誌エディターがセレクトした商品を、コーディネートでより魅力的に表現することが可能になる。 …

iQon-ElleShop

最近、イタリア発のグローバルオンラインモール「Yoox」との連携を発表した「iQON」にまた新たな動きがあった。ハースト婦人画報社が運営するオンライン・セレクトショップ「ELLE SHOP」にコーディネート画像作成機能をASP提供するという。今回の機能導入により、ELLE SHOPはその特徴であるファッション誌エディターがセレクトした商品を、コーディネートでより魅力的に表現することが可能になる。

iQONの機能を活用して作成されたコーディネートは、ELLEのトップページや個別の商品ページにコーディネート例として掲載される。また、iQONサービス内のオフィシャルユーザとして「ELLE SHOP」公式アカウントを開設し、週に数回のペースでELLEのコーディネートをiQON内で公開していく。最近、コンテンツとしてのコーディネートへの注目が高まっている。ZozotownもCM展開などでショップスタッフによるコーディネートを推している。Vasilyの金山裕樹氏は今回のASP提供についてこう話す。

ファッションにおいて、コーディネート提案はキラーコンテンツだと思う。でも実際にコーデ写真を撮るのはコストも労力もかかって大変。それをiQONの機能を使ってバーチャルにすることで手軽に行うことができる。

iQon-onsale-items若い女性に人気のiQONだが、月間訪問者数は200万人、投稿された累計コーディネート数は40万を超える。日々更新される100万件以上のアイテムを使って、毎日1,000件以上のコーディネートが投稿されている。週末のコーデ投稿数は倍の2,000件。コーディネートが作成される時間帯は、主に週末や平日の21時以降だ。家でリラックスしながら、ファッション誌をめくるようにiQONをパラパラと見て、気になるアイテムでコーデをつくるのだという。

iQONで実際にコーデを公開するのは、20万人の登録ユーザのうち1万人に留まる。ユーザにアンケートをとったところ、コーデを公開しない大きな理由は、「時間がない」と「センスに自信がない」だった。これらの課題を解決し、より多くのユーザにコーデを作成してもらうため、決められた位置にアイテムを配置していくだけでコーデが完成する機能をリリースしたところ、コーデ公開数が130%になった。

40以上のECサイトと連携するiQONだが、その中の10サイトでは買い物好きな女性に嬉しい追加機能を提供している。iQONの中でアイテムをLIKE(ブックマーク)しておくと、その商品がセール価格になった時、また在庫がなくなりそうな時にスマホにプッシュ通知してくれるのだ。月間のLIKE回数は150万回を超える。また独自調査によると、iQONに登録されている商品の約半数が根下がりするという。

ECでのモノの買い方は今が変化の過渡期。スマホやタブレットの普及、ソーシャルメディアによる情報の取得、ショールーミング、決済など、様々な要因によってこれから数年で大きく変わっていく。iQONはその中でも、「モノがたくさんありすぎて欲しいものが見つからない」という問題にフォーカスし、欲しいと思えるものとの出会いを沢山つくっていきたい。

商品ページにiQONでつくったコーディネートを掲載するだけで、商品が手元に届いた際のコーディネートの参考になるだけでなく、一緒に来たい他のアイテムも見つかる。ECサイト内の回遊率や顧客単価にも影響が期待できそうだ。

----------[AD]----------

経由の月間販売額が2000万円を超えるショップも出現ーーiQONを運営するVASILY、グロービス他から3億円を調達

SHARE:

ファッションコーディネートサービスの「iQON」を運営するVASILYは2月4日、グロービス・キャピタル・パートナーズ、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ、GMO VenturePartnersを割当先とする第三者割当増資を発表した。調達した金額は総額で3億円、伊藤忠テクノロジーベンチャーズとGMO Venture Partners は2011年5月に実施したシリーズA調達ラウンド(総額1億4000万…

mzl.jcpcbvbf.320x480-75 mzl.brhvdfhj.320x480-75

ファッションコーディネートサービスの「iQON」を運営するVASILYは2月4日、グロービス・キャピタル・パートナーズ、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ、GMO VenturePartnersを割当先とする第三者割当増資を発表した。調達した金額は総額で3億円、伊藤忠テクノロジーベンチャーズとGMO Venture Partners は2011年5月に実施したシリーズA調達ラウンド(総額1億4000万円)に引き続いての参加となる。

iQONはユーザーがファッションアイテムを自由に組み合わせてコーディネートを作成、閲覧したユーザーが参照元のECサイトで購入したり、お気に入り登録して共有することができるサービス。2010年4月のサービス開始からこれまでに作成されたコーディネート数は30万件に到達し、ユーザーアクティビティを示す「お気に入り登録数」は毎月100万回を越える。

2012年2月にリリースしたiOSアプリが好調で、iQON経由での販売額が月間2000万円を超えるECサイトが現れるなど、ファッションアイテムの感覚的な検索方法として注目を集めている。

シリーズAでは主にサービス開発に注力してきたが、今後はブランディングや営業、マーケティングに力をいれていくという。国内でファッションといえばやはりZOZOTOWNを思い浮かべるが、両社は現在提携関係にあり、VASILY代表取締役の金山裕樹氏によればお互いの役割が明確に違うので、この先も補完関係が続くだろうとのことだった。

IMGP5778
VASILY代表取締役の金山裕樹氏
----------[AD]----------

iPhoneアプリ版iQONで急成長のVASILY–「24時間好きなことだけ真剣にやる」

SHARE:

ソーシャルファッションコーディネートの「iQON」のiPhoneアプリが、1万のコーディネートを2週間で達成するなど好調だ。運営するVASILYの創業者であり、代表取締役の金山裕樹氏に話を聞いた。 この記事はCNETJAPANへの投稿記事です。続きはこちらからお読みください。 ———-[AD]———-

ソーシャルファッションコーディネートの「iQON」のiPhoneアプリが、1万のコーディネートを2週間で達成するなど好調だ。運営するVASILYの創業者であり、代表取締役の金山裕樹氏に話を聞いた。

この記事はCNETJAPANへの投稿記事です。続きはこちらからお読みください。

----------[AD]----------