BRIDGE

タグ lenet(リネット)

くらしをアップデートするホワイトプラス、GCPなどから15億円調達ーー35万人利用のLenetに続きハウスクリーニング「キレハピ」好調

SHARE:

ニュースサマリ:ネットクリーニング「Lenet(リネット)」など生活関連テクノロジーを手掛けるホワイトプラスは3月27日、グロービス・キャピタル・パートナーズ、YJキャピタル、ラクスルの3社を引受先とする第三者割当増資の実施を公表した。株式による増資に加え、みずほ銀行からの融資を合わせた調達金額は15億円。この資金を使って開発エンジニア採用、マーケティング投資を進める。 ホワイトプラスの創業は20…

IMG_1722.jpg
写真左から:ホワイトプラス取締役の斎藤亮介氏・代表取締役社長の井下孝之氏

ニュースサマリ:ネットクリーニング「Lenet(リネット)」など生活関連テクノロジーを手掛けるホワイトプラスは3月27日、グロービス・キャピタル・パートナーズ、YJキャピタル、ラクスルの3社を引受先とする第三者割当増資の実施を公表した。株式による増資に加え、みずほ銀行からの融資を合わせた調達金額は15億円。この資金を使って開発エンジニア採用、マーケティング投資を進める。

ホワイトプラスの創業は2009年。組織は契約など含めて90名の体制で、現在主力のネットクリーニング「Lenet」や、ハウスクリーニングのマッチング「キレハピ」を展開している。Lenetのユーザー数は2019年5月時点で35万人。

Lenetは従来対面が必要だったクリーニングの依頼を完全にオンライン化したのが特徴。商品一点一点を独自のオペレーションで検品し、ネットワークする提携工場でクリーニングして宅配してくれる。一般的な他のネットクリーニングでは検品のオペレーション(店頭でシャツなどをチェックするフロー)が整っていないケースが多く、まとめて依頼する従量制の方法が多い。

また、在宅時の受け取りが難しい共働き世代などのニーズに応え、早朝深夜(朝6時から深夜0時)の集荷も独自ネットワークで可能にしている。ふとんや靴などのクリーニングもできるほか、クリーニングした後に保管するクロークサービスも提供する。

wp_001
ホワイトプラスの主力サービス「Lenet」

話題のポイント:これまでネットクリーニングLenetの一本足打法で事業成長していたホワイトプラスですが、ここにきて拡大に向けた動きをみせています。今回の調達で注目しているのが新サービスの「キレハピ」とラクスルからの出資です。

ラクスルは元々印刷の価格比較から始まり、その後、印刷工場をネットワーク化することで独自のマッチングモデルを作りあげました。注文をラクスルとしてオンラインで一元化することでユーザーにわかりやすく、かつ、リソースの空いている工場を選ぶことで印刷物を最も効率よく届けることに成功したケースです。一方、上場を手前にもうひとつの事業「ハコベル」を立ち上げたのは有名な話です。結果、現在はCM商品の好調などもあり、非常に安定感のある成長を遂げています。

ホワイトプラスも似たような状況です。足下のLenetは力強く成長していますが、2009年から約11年を経過して35万人という数字は、現在の経営陣にとってまだまだ伸び代があると感じる数字です。さらに彼らが目指しているのは、テクノロジーによる暮らし全般のアップデートを感じられる体験・サービスの提供です。クリーニング以外にも暮らしに関するテーマはごまんとあります。

wp_002
新たに開始したハウスクリーニングマッチングのキレハピ

そこでもう一つの注目点「キレハピ」が出てくるわけです。ハウスクリーニングに特化したマッチングサービスで、類似サービスには「くらしのマーケット」や「キッズライン」「CaSy」などがあります。個人というよりは小さい事業者が登録で多いのでくらしのマーケットの一部分を切り出した感じでしょうか。

特にこだわっているのが口コミ評価です。クリーニングと違ってハウスクリーニングは他人を自宅にあげるという必要性があります。事業者が多いとはいえ、大手と異なりどうしても品質にばらつきが出るのは仕方なく、マッチングサービスの宿命とも言えます。

キレハピでは他サービスに比較して利用後の評価を細かく設定しています。それにより、金額もさることながら、より自分が気持ちよく利用できる事業者とのマッチングを目指しているというお話でした。

今回、CM制作依頼をきっかけにラクスルとの話が始まったそうですが、出資にまで至ったことでその上場までの経験がホワイトプラスに寄与するかどうか、注目しています。

スマホとオンデマンドで「クリーニング概念」の変革に挑戦するリネット、新サービス提供開始

SHARE:

スマートフォンが人々に行き渡り、インターネットに接続するのがほぼ当たり前の世の中になった。この「いつでもどこでも繋がる」スマホ経済圏はUberやAirbnbのような「オンデマンド」「シェアリング」エコノミーを生み出し、私たちが生活する中で何かを思ったその時、その場所で、さらにお得にサービスを受けられる世界を作ることに成功している。 劇的な変化ではない。非常にゆるやかな、それでいて「気の利いた」変化…

lenet002

スマートフォンが人々に行き渡り、インターネットに接続するのがほぼ当たり前の世の中になった。この「いつでもどこでも繋がる」スマホ経済圏はUberやAirbnbのような「オンデマンド」「シェアリング」エコノミーを生み出し、私たちが生活する中で何かを思ったその時、その場所で、さらにお得にサービスを受けられる世界を作ることに成功している。

劇的な変化ではない。非常にゆるやかな、それでいて「気の利いた」変化だ。

例えばデリバリーでもこれまでは宅配ピザや寿司のような定番しかなかった市場に Uber Eats が始まったことで、いままで注文することのできなかった小さなオリジナリティのあるレストランの食事を気軽に注文できるようになっている。「シェアとオンデマンド」という概念が加わることで可能になった、分かりやすい可能性だと思う。

そして今日、この微妙なのだけれど「気の利いた」サービスが一つ強化される。クリーニングだ。

オンデマンドにスマホからクリーニングを依頼できる「リネット」を運営するホワイトプラスは10月27日、11月1日から有料会員向けサービスとして全品にプレミアム仕上げを追加料金なしで提供すると発表した。プレミアム仕上げはドライ全品へのリファイン加工(光沢などの効果)、水洗いへの柔らか加工、毛玉取り、毛取り、ダブルチェックの5サービスを提供するもの。

lenet001

リネットは先月に24時までの集配に対応するなど、サービス強化を続けており、今回もその一環となる。

会員数は20万人を突破、ネット宅配クリーニング「リネット」24時までの集配に対応

非常に微妙な変化だ。運営するホワイトプラスの代表取締役、井下孝之氏は今回のサービス提供意図をこのように表現していた。

「コーヒーショップはスターバックスが出てきて概念が変わった。栄養ドリンクもレッドブルが出てきたことでイメージが変化した。クリーニングも同じ。これまでの概念を変える時期に来たんです」(井下氏)。

私は「クリーニングに対する考え方」なんていうことを考えたこともなかった。確かにシャツは家では洗いにくいのでクリーニングに出した方が綺麗になる、まあその程度だ。しかし店頭型のクリーニングには持っていくのが面倒だし、そもそも開いてる時間に持ち込みにくい。更に言えば取りに行くのも面倒だ。

lenet004

しかし、オンデマンドにいつでも気軽に出せる、注文できるとなればその障壁が少し変わる。本来クリーニングは単に綺麗にするだけでなく、衣類を新品に近い状態にすることで気持ちをリフレッシュさせてくれる効果がある。「綺麗にする」ことだけでなく、もっと気軽にクリーニングを使えるようになることでこの「気持ちよさ」を日常のサービスとして提供したい、それが井下氏たちの描いている世界観だった。

一方でUber Eatsを例に出したように、これまで注文できなかった店舗の食事が選択できるような「目に見える」分かりやすい変化は難しい。取材中にも表現方法や目に見える変化について色々尋ねたが、まだその明確な答えは見つかっていないようだった。逆に言えば彼らがそれを見つけた瞬間、現在20万人という会員数は更にホッケースティックを描くのかもしれない。

スタートアップが単なる中小零細企業でない理由は世界観を変えるところにある。

彼らが単なる新興のネット宅配クリーニング事業者で終わるのか、それとも「衣食住」という大きなテーマのひとつを変革するプレーヤーとなるのか。次の一手にも注目したい。

会員数は20万人を突破、ネット宅配クリーニング「リネット」24時までの集配に対応

SHARE:

宅配ネットクリーニング「リネット」を展開するホワイトプラスは9月29日、東京都23区内で夜24時までの集配サービス「夜間便」と梱包せずにそのまま配送する「シワなしハンガー便」を9月30日から開始すると発表した。 夜間便は独自物流を整備することで実現した、夜9時以降の集配サービス。東京23区内でまず開始し、将来的に利用可能範囲を拡大させる。同社のアンケートによると、ネット宅配クリーニングの利用者層の…

1c4413b5-21b5-45d5-a1ac-a19d62415d60

宅配ネットクリーニング「リネット」を展開するホワイトプラスは9月29日、東京都23区内で夜24時までの集配サービス「夜間便」と梱包せずにそのまま配送する「シワなしハンガー便」を9月30日から開始すると発表した。

夜間便は独自物流を整備することで実現した、夜9時以降の集配サービス。東京23区内でまず開始し、将来的に利用可能範囲を拡大させる。同社のアンケートによると、ネット宅配クリーニングの利用者層の3割が夜9時以降の帰宅と回答しており、通常の宅配便の最終集配時間外であることが今回のサービス提供のきっかけ。

東京23区内に在住のプレミアム会員が利用対象で、これにかかる追加料金は無料。また、配送時の梱包ジワを解消するためのサービス「シワなしハンガー便」もプレミアム会員が利用対象で、1注文あたり300円が追加で必要となる。(年内は無料)

リネットは受付時に必要な衣類チェックを独自の手法で効率化したことで、クリーニングの完全なオンライン化に成功したモデル。2009年のサービス開始時から3年かかってこの手法を構築し、また、クリーニング工場を自前だけで持たないネットワーク型にすることでこちらも効率化を可能にした。

ネットが変えるリアルビジネスーーネット宅配クリーニング「リネット」がジャフコから3億円調達

結果的に会員数は今年の9月時点で20万人を突破したそうだ。ユーザーの66%は関東圏在住で、30代から40代の共働き家庭が中心になっているのも利用シーンから考えて納得がいく。会員数10万人を獲得してから約1年半なので、2009年創業時からの年数を考えると、着実に増加数に加速がついてきているのも注目したい。

fc8d3b14-476e-4623-9b53-f7960937696b

一方で課題も当然まだある。ホワイトプラス取締役の斎藤亮介氏によれば、利便性と品質についてはまだ追求の余地があるという。

「これまでもマンションに宅配ボックスがある方は家にいなくても受け取れるのと、コンビニからも24時間出すことはできたのですが、宅配ボックスがない方やコンビニから出すことはできてもサイズの問題で受け取りたくても受け取れない、という声がありました。また、品質については、クリーニングされた衣類が段ボールの中に畳まれて届くので、どうしても畳みジワがついてしまうことがありました。これまでシワにならないような梱包方法や緩衝材を試行錯誤してきましたが、どうしても梱包ジワをゼロにすることは難しい状況でした」(斎藤氏)。

ネット完結のSaaSのようなサービスと違い、サービスを提供するEC事業ではこういう物理的な制約を乗り越えなければならない。また、2013年当時(初回の大型調達時)では100万人となっていた目標数についてもさらに積み増しされているようだった。

「今後の会員数については、2020年に300万人という目標を掲げています。クリーニングの市場規模やサービスのEC化率の伸びを踏まえると、それぐらいはいけるだろうということで、社内の目標として掲げています。まだクリーニングをネットで頼むという行動は一般的ではないですが、本や服などのモノがネットで買うのが当たり前になったように、クリーニングというサービスもネットで頼むのが当たり前の世界が来ると確信しています。その世界を自分たちが作り出すことが使命だと感じています」(斎藤氏)。

サービスECという言葉が出てきてからしばらく経過するが、着実にその世界観は定着してきているように感じられる。

宅配ネットクリーニング「リネット」が送料無料ラインを大幅引き下げ、独自洗剤の開発や新緩衝材導入も

SHARE:

それまで店舗に出向くなどリアルで行うことが当たり前だった行為を、テクノロジーを用いることでユーザーにとってより便利にする。生活に直結した「リアルビジネス」の代表格と言えば、ホワイトプラスが提供する宅配ネットクリーニングの「リネット」があります。今年2月には、YJキャピタルからの4億円の資金調達を実施しました。 現在、14万人を超える会員が利用するリネット。同社は本日、リネットのサービス内容の刷新を…

Lenet-website-June-2015

それまで店舗に出向くなどリアルで行うことが当たり前だった行為を、テクノロジーを用いることでユーザーにとってより便利にする。生活に直結した「リアルビジネス」の代表格と言えば、ホワイトプラスが提供する宅配ネットクリーニングの「リネット」があります。今年2月には、YJキャピタルからの4億円の資金調達を実施しました。

現在、14万人を超える会員が利用するリネット。同社は本日、リネットのサービス内容の刷新を発表しました。まずは、洗浄効率94%、抗菌消臭効果のある独自開発した洗剤の導入。ワイシャツには、襟や袖の汚れ落ちを向上させ、抗菌消臭作用のある専用クリーニング「きりっとホワイトウォッシュ」を。また、シワを防ぐ新しい緩衝材を取り入れることで、仕上がった衣類重ねて梱包して届ける際のシワの発生を減らします。

さらには、月額300円のプレミアム会員を対象に、送料無料となる利用金額をこれまでの3,000円から1,900円に大幅引き下げ。リネットのクリーニング代金は、ワイシャツ180円、ジャケット690円、パンツ460円など一般的なクリーニング店舗のそれと変わらない価格帯です。1,900円で送料無料なら、より気軽かつ頻繁にクリーニングに出すことができそうです。

預けた大事な洋服がきちんとキレイになって返ってくるか、洋服にシワはないか、日程は予定通りか。ユーザーがリネットをリピートするかどうかは、そのクリーニングサービス単体への満足度が決めると言っても過言ではありません。今回の刷新でそのクオリティーをいっそう高め、リネット事業の明暗に直結するリピーター数増加を目指します。

今後もリネットは、提携クリーニング工場との連携を強化しながら、先月公表した「リネット品質 7つのお約束」を実現していく予定です。

ネット宅配クリーニング「リネット」がYJキャピタルから4億円を調達

SHARE:

宅配のネット注文型クリーニング事業「リネット」を展開するホワイトプラスは2月10日、YJキャピタルを引受先とする第三者割当増資の実施を発表した。調達した資金は4億800万円で、払込日などの詳細は非公開。 ホワイトプラスの創業は2009年。2013年8月にジャフコから総額3億円の資金調達を実施して以来、2度目のVCからの調達となる。タレントの坂上忍さんを起用したTVCMではYouTube動画再生が公…

IMGP2250
取締役の斎藤亮介氏と代表取締役の井下孝之氏

宅配のネット注文型クリーニング事業「リネット」を展開するホワイトプラスは2月10日、YJキャピタルを引受先とする第三者割当増資の実施を発表した。調達した資金は4億800万円で、払込日などの詳細は非公開。

ホワイトプラスの創業は2009年。2013年8月にジャフコから総額3億円の資金調達を実施して以来、2度目のVCからの調達となる。タレントの坂上忍さんを起用したTVCMではYouTube動画再生が公開3日で100万回再生を突破するという話題もあり、2014年1月時点で4万人だった会員数は11月に10万人を突破するなど、順調な成長を継続している。

ホワイトプラス代表取締役の井下孝之によれば、現在ホワイトプラスが提携しているクリーニング工場は10社で、この工場を数名ほどのホワイトプラスメンバーが品質管理にあたっている。ホワイトプラスの人員は総勢で40名ほどで、オンラインで集客と工程管理を効率化し、既存のクリーニング工場に存在する「無駄を省く」という狙いはしっかりと達成されているようだ。

今回の調達ではプロダクト・サービスの改善を目指し、主に人員強化に使われるということだった。

lenet-users-growth-640x465

また、オンライン化が進むことで店舗などの無駄がなくなり、これまで7〜8%だったクリーニング工場の利益はホワイトプラスの提携工場となることで10%ほどに改善されるという。またこの数字は幅があるのであくまで参考値だが、提携先工場含め200人から300人の雇用、仕事に影響を与える事業になっているというのも注目したいポイントだ。

こういった数字を背景に、リネットのみの事業を請け負う専用工場も3社に増加するなど、注文数の増加に応じての「リネット化」が進んでいる。なお、提携工場についてはUberのようなスコアリングを実施して、定期的にフィードバックを得る仕組みを構築しているということだった。

「リネットで自由な時間を増やしたいんです」ーー井下氏はリネットの目指す先をこう語る。

彼らがここに到達するために大切だと考えているのは「プロダクトの完成度」だ。

「グラフを見てください。この角度が変わっているのは実はプロダクトを変えたタイミングなんです。今後は翌日配達や汚れ落ちをさらに改善するなど、サービス全体の質を上げていきます」(斉藤氏)。

確かにTVCMは彼らの認知度を向上させるために一役買ったのは事実だ。ただ、一方でオンラインゲームなどと違い、クリーニングというリアルな作業がボトルネックとして存在する。結果的に爆発的に会員数が伸びても、処理できる数字には限りあることからこういった飛び道具の効果は限定的だったという話だった。

宅配ネットクリーニング「リネット」がテレビ番組を放送開始、好評だった潔癖刑事のミニドラマも

SHARE:

10月4日 初回放送のリネット提供のテレビ番組「坂上目線」 今年4月末に、TVCMの放送を行った宅配ネット クリーニングの「Lenet(リネット)」。TVCMには、実生活でもキレイ好きで知られる俳優の坂上忍さんを起用し、「潔癖刑事」というキャラクター設定のもと、癖になるストーリー展開で話題を呼びました。 公開わずか3日間で、視聴回数は 100 万回を記録したそう。2014年時点の会員数は8万人を超…

Lenet-Sakagami-Mesen-TV-show10月4日 初回放送のリネット提供のテレビ番組「坂上目線」

今年4月末に、TVCMの放送を行った宅配ネット クリーニングの「Lenet(リネット)」。TVCMには、実生活でもキレイ好きで知られる俳優の坂上忍さんを起用し、「潔癖刑事」というキャラクター設定のもと、癖になるストーリー展開で話題を呼びました。

公開わずか3日間で、視聴回数は 100 万回を記録したそう。2014年時点の会員数は8万人を超え、順調に右肩上がりで伸びています。

Lenet-membership-growth

クリーニング工場の空き時間を活用するのではなく、そもそも工場にリネット専用のラインを設ける、またはリネット専用工場を立ち上げてもらう形で運営されるリネット。クリーニングオペレーションの工程は人の手に頼るものが多いため、品質担保の鍵を握るのはクリーニング工場との強力なパートナーシップ。

ところが、4月末に公開した潔癖刑事のTVCM動画のあまりの反響に、提携工場会社のキャパシティがあっという間に埋まってしまい、当初は静岡から後に関東で放送するはずのCMが結局放送されずじまいに。その後、専用工場の立ち上げによって生産キャパシティが確保できたことを受けて、いよいよ本格的にテレビへの露出に乗り出したそう。

リネットの新たな取り組みは、テレビ東京で放送される番組「坂上目線」。番組のホストをつとめるのは、CMと同じく俳優の坂上忍さん。「目線」を通して人間の実態を探る「目線バラエティ」は、毎度ユニークな「目線」を持つ旬な女優などをゲストに招いて展開していくと言います。

また番組では、TVCMの主人公である潔癖刑事の家族を描いた「潔癖家族」のミニドラマも。ドラマでは、人気のミニフィギュア「コップのフチ子」とのスペシャルコラボレーションとして「潔癖フチ子」も登場するそう。潔癖家族の食卓に並ぶレシピを楽天レシピで公開するなど、クロスチャネルの企画となっています。

リネットを運営するホワイトプラスの取締役CMOである斎藤亮介さんはこう話します。

「自社でテレビ番組を提供することにより、番組内でのインフォマーシャルや番組とCMを連動させ、ただCMだけを流すよりも高い投資対効果を狙えると思っています。リネットのメインターゲットである女性に見てもらいやすい企画やゲストで展開していきます」

10月4日(土)24:50分からテレビ東京で放送される「坂上目線」初回のゲストは、モデルでタレントの神田うのさん。放送は毎週土曜の同じ時間。現在のリネットの主要ユーザーが主婦の女性であることを考えると、テレビ番組の放送は見込みユーザーに広くリーチする有効な策だと言えそう。

潔癖刑事のTVCMをまだ見ていないという方は、こちらをどうぞ。

ネット宅配クリーニングを身近に:坂上忍さんを起用した「リネット」のTVCMがいい味出してます

SHARE:

  飲み会でついたコートの匂いが気になって、クリーニングに出したいんだった。でもお店に持っていくのは面倒だし、時間もないし。そんな忙しい現代人が抱える悩みを解決してくれるのが、ネット宅配クリーニングの「Lenet(リネット)」。今年の4月に入って会員数は6万人を突破。そして、来る4月25日(金)にTVCMデビューもしちゃうそう。 「潔癖刑事」で狙う宅配クリーニングの認知度アップ 6万人のユーザーの…

 Lenet-TV-commercial

飲み会でついたコートの匂いが気になって、クリーニングに出したいんだった。でもお店に持っていくのは面倒だし、時間もないし。そんな忙しい現代人が抱える悩みを解決してくれるのが、ネット宅配クリーニングの「Lenet(リネット)」。今年の4月に入って会員数は6万人を突破。そして、来る4月25日(金)にTVCMデビューもしちゃうそう。

「潔癖刑事」で狙う宅配クリーニングの認知度アップ

6万人のユーザーのうち、最も多いのが、子育て中の主婦の皆さん。外出する時間がなかったり、子どもを連れて重い洋服をクリーニング店に持ち込むことが大変だから。おそらく、ネットスーパーや「Oisix(オイシックス)」といったサービスを利用しているママたちで、彼女達はLTV(顧客生涯価値)も一番高いんだそう。

一方で、まだまだ「知る人ぞ知る」なのがクリーニングの宅配サービス。多くの人にとって馴染みのない手段を、より広めて身近なものにしたい。そんな効果を狙ったブランド戦略として、運営会社ホワイトプラスが打ち出すのが同社初となるTVCM。

「まずは、「ネットでクリーニングを注文する」という行動が当たり前の世の中を作りたい。そのためには、もっと宅配ネットクリーニングを身近な存在にして、対面でなくても高品質のクリーニングサービスを受けられることを知ってもらう必要があります」

リネットの新広告キャラクターに起用したのは、キレイ好きで知られる俳優の坂上忍さん。4月25日(金)から、『潔癖刑事、殉職』と『潔癖刑事、24 時』の2篇を順次オンエアするそう。なかなか面白く仕上がっているので、一足先にご覧になりたい方はWeb限定版の動画をどうぞ。

手軽さと最短スピードを実現するモバイルアプリを今夏リリース

既存の不便を解消する課題解決型のサービスだから、一度利用して満足したユーザーはリピートしてくれる。問題は、最初に使ってもらうハードルをどう乗り越えるか。リネットのアプローチについて、取締役CMOである斎藤亮介さんはこんな風に話してくれた。

「「便利そうなサービスだけれど、実際に使うとなると面倒くさそう」という心理的なハードルをどう越えるか。重視するのは、「手軽さ」と「スピード」です。ユーザーが、いかに考えることなく直感的に利用できるかがポイントです。現在、夏のリリースに向けてアプリを開発しています。時間を有効活用したい人たちに、スマホアプリで完結するユーザー体験を提供していきます」

また、Webの操作からサービスを受けるまでの総合的なUXにおけるスピードの最適化も超重要。だって、利用者はデフォルトで「時間がない人」たちだから。Web申込みまでの導線をわかりやすくすることで迷いを無くし、クリーニングした洋服が戻ってくるまでの日数を短縮化するなどして、改善を続けてる。

現在、リネットのメンバーは、カスタマーセンターのアルバイトスタッフなどを含めると50名ほど。提携している工場の数は8社に増加。クレーム産業として知られるクリーニング業界で試行錯誤を繰り返した結果、今ではクレーム件数も減少傾向に。

「クレーム率に最も影響するクリーニングの受付業務を自社で行うことにより、業務改善のPDCAを回していきました。また、創業当初からのカスタマーサポートセンターの内製化によるノウハウがあることで、クレーム件数を減らし、利用者の満足度を高めることができています。接客業であるクリーニングで、Webでも店舗と同じようにスムーズで丁寧なコミュニケーションを追求しています」

潔癖刑事にちなんだ「潔癖加工」のオプションを提供

TVCM「潔癖刑事」の誕生を記念して、5月8日(木)より、リネットに新しいオプションサービスが加わります。「潔癖加工」と呼ばれ、“消臭・抗菌・シワ防止”が 100 円(税抜き)で申し込める。今後も潔癖刑事にちなんだ新メニューの提供を予定しているそう。

やっぱりイノベーションを仕掛けるには、アウトサイダーが強いなあ。「新しい日常を創る」をビジョンに掲げるホワイトプラスが、誰も疑わない、意識すらしない「当たり前」をどんな形に変えていくのか。そこにどんな利便性やサプライズがあるのか、今から楽しみ。

 

リアルビジネスのクラウド化ーーネット宅配クリーニングのリネットが会員数4万人を突破

SHARE:

仮想(クラウド)化するリアルビジネスというのは2014年、さらに広がりをみせそうだ。 自社で工場を持たず、オンラインで注文を受け付ける宅配クリーニングサービス「リネット」を運営するホワイトプラスは12月2日、同サービスの会員数が4万人を突破したと発表している。 昨年時点から比較して3倍の成長で、9月30日に実施したリニューアルで料金を低価格に改訂、納期も最短で2日に対応している。 8月の資金調達以…

仮想(クラウド)化するリアルビジネスというのは2014年、さらに広がりをみせそうだ。

自社で工場を持たず、オンラインで注文を受け付ける宅配クリーニングサービス「リネット」を運営するホワイトプラスは12月2日、同サービスの会員数が4万人を突破したと発表している。

昨年時点から比較して3倍の成長で、9月30日に実施したリニューアルで料金を低価格に改訂、納期も最短で2日に対応している。

Evernote

8月の資金調達以降、順調に成長を重ねているリネット。コミュニティサービスと違い、獲得会員はほぼ有料で利用する目的でこのサイトにやってくると考えていいだろう。となると気になるのはリピート率だ。ネット宅配クリーニングにどのぐらいのユーザーが満足しているのだろうか。

取締役兼CMOの斎藤亮介氏に話を聞く。

ーー順調に10%ほどの成長でここまできている様子ですが、成長を示す数字などを開示できる範囲で教えてもらえないでしょうか。

「詳しい数字は少し控えさせていただきたいのですが、9月末のリニューアル以降、新規獲得のCVRなどは確実に向上しています。リピートするモデルということを考えて、料金設定も変更しました。

会費制(※プレミアム会員は月額315円)にして20%から35%値引きをし、一般のクリーニング店よりも価格を抑えました。さらに納品の日数も最短で2日に改善することで満足度の向上をはかっています」。

細かい数字は分からなかったが、やはり何度も利用してもらうことを念頭にモデルを改善している様子だ。

ところで、リネットは自社でクリーニング工場を持たない。彼らは提携しているクリーニング工場に占有のレーンを借りており、そこでの検品から梱包までのフローを見直すことで納品までの日数を短縮するなどの効率化を実現しているという。

リアルビジネスならではの話だ。こういうことを実現するために、クリーニング業界にいたベテランを採用するなどしているというから逞しい。

クリーニングの宅配ならリネットのクリーニング

さておき、もう一つ気になっていたのが今後の拡大だ。リアルビジネスに直結している分、スケールする際にはサーバーだけではなく「具体的な」リソースの拡大が必要になる。そう、クリーニング工場だ。

ーーこのモデルは例えば印刷のラクスルなどと同じく、自社ではクリーニング工場を持たずに空いているリソースを使います。そんなに簡単に増やしていけるものなんですか。

「確かに今後は生産体制が課題になってきます。つまり工場の開拓です。それでちょっと逆説的ですが自社でも工場を建てようと計画しています。

自社で専属の工場を持つことで外部の工場を開拓しやすくなるメリットがあるんです。センターを作るイメージですね」。

※訂正:今回予定しているのは自社工場ではなく、提携事業者と共同で設立する専門工場だそうだ。追記して訂正させていただく。

なるほど。これまでこの手のビジネスモデルは「持たざる」経営が基本だった。お弁当にしても印刷にしてもラーメンにしても、自社で工場は持たない。リネットも同様で、活用している提携工場は5つになるという。

しかし、前回の取材時にも彼らが話していた通り、長らく閉鎖的な雰囲気で守られてきた業界なのだろう。「一見さん」の若手には厳しかったという話も聞いていた。今回計画している工場もさながら名刺代わり、といったところか。

しかも業績が落ちるなか、彼らが獲得した生産は別の提携工場に回してくれる。斉藤氏によれば、工場は最小限のセンターで、品質管理などの効率化もそこで検証できるようにするという。

リアルビジネスの仮想(クラウド)化というのは、既存業界側にしてみればネットのオペレーションが不得手で、馬鹿高いシステム構築費用をふっかけられて終わってしまうし、ネット業界の人間がやってきても、商習慣という壁の前に立ちすくんでしまうことが多い。

リネットの挑戦は後続にとっても興味深いものなのではないだろうか。

ネットが変えるリアルビジネスーーネット宅配クリーニング「リネット」がジャフコから3億円調達

SHARE:

以前、本誌ではクラウド化するリアルビジネスという話題をお届けしたことがあった。宅配弁当のごちクルや個人レッスンのCyta.jp、印刷のラクスル、クラウドキッチンの宅麺といった「リアルビジネス」をネット活用で効率化し、新たなビジネス構造で勝負しているプレーヤーたちだ。 そして今日、またここにひとつ新たなプレーヤーが追加されることになる。 ネットで宅配クリーニングを注文できる「リネット」を運営するホワ…

クリーニングの宅配なら24時間出せるリネットクリーニング

以前、本誌ではクラウド化するリアルビジネスという話題をお届けしたことがあった。宅配弁当のごちクルや個人レッスンのCyta.jp、印刷のラクスル、クラウドキッチンの宅麺といった「リアルビジネス」をネット活用で効率化し、新たなビジネス構造で勝負しているプレーヤーたちだ。

そして今日、またここにひとつ新たなプレーヤーが追加されることになる。

ネットで宅配クリーニングを注文できる「リネット」を運営するホワイトプラスは8月28日、ジャフコが運営する投資事業有限責任組合を引受先とした第三者割当増資の実施を発表する。調達金額は総額で3億円、払込日などの詳細については非公開としている。

サービス三年目、ステルスで臨んだ「クリーニング」のネット化

ホワイトプラスの創業は2009年。運営するネットクリーニングの「リネット」は、ネット予約すると最短2時間で宅配事業者が衣類などを自宅に受け取り、同社と提携する特定工場でクリーニングして届け返してくれるサービス。ふとんや靴など派生したサービスも展開している。

ありそうでなかったこのサービス、なぜいままでなかったのだろうか。ホワイトプラス代表取締役の井下孝之氏に立ち上げの経緯などを聞いたが、確かにおいそれと手を出せる代物ではなさそうだった。

「相当怒られましたよ(笑。ネットで注文するクリーニングをやろうと決めて、クリーニング工場に足を運んで相談してみるわけです。そしたらネットで売れるわけないだろうって。クリーニングってクレーム産業で、受け付ける人の技術でその比率が全然違うんです」(井下氏)。

三年かかった受付の「効率化」ーー会員数は三万人に

最も肝心なクレームを減らすべき「検品」箇所をネット化して逆に増やしてしまってはたまらない。あまりにも泥臭いビジネスの現場があるからこそ、今まで誰もやらなかった。ーーこういう背景が分かったホワイトプラスのメンバーは、諦めるのではなくここで「自前のクリーニング店」を持ってしまう。

「自分たちでお店をやって検品したんです。受付が一番大変で、発送梱包をどうしたら一番しわにならないか、そういうのを三年間かけて経験しました」(同社取締役兼CMOの斎藤亮介氏)。

井下氏はこの経緯で実際にクリーニング師の国家試験も取得してしまう。結果、接客検品という人的なノウハウで運営されていた受付のネット化は順調に進み、効率化に成功したというわけだ。現在では宅配事業社と連携し、注文を受けてから最短で2時間後は受け取り、検品する管理システムも構築を終えている。

「現在、会員数は三万人の規模になりました。これまでは、価格帯的にワイシャツ350円ほどのブランド品を中心とした層を狙っていましたが、工場との直接取引などにより、もう少し下の価格帯でも利益がでる構造になっています」(井下氏)。

2009年に三人でスタートアップしたホワイトプラス。スマートフォンなどの登場で常にネットに繋がる世界がやってくることを想像し、三人はリアルな生活サービスとネットを繋げることにチャレンジした。

泥臭いビジネスだからこそ、おいそれと誰でもやってこれる現場ではないだけに、三年間地道に積み上げたノウハウとシステムは堅牢な印象を持たせてくれる。

全国の中小印刷工場を仮想的にひとつの「クラウド印刷工場」として見立て、受付や発注を効率化したラクスルとモデルは似ているが、クリーニング工場については同じように仮想化することはまだ難しく、特定の提携工場での運営となっている。しかし、今後会員数が伸びれば、稼働率の落ちている工場への拡大も可能性は十分に考えられる。そうなれば市場は大きい。

これまでステルス気味にメディア露出も控えていたという同社だが、オペレーションなどの足回りが固まった今、調達した資金を背景に会員数100万人獲得を目指すそうだ。