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「MERY」のアプリが500万ダウンロードを突破

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ペロリが運営する「MERY」のアプリが、iOSとAndroidを合わせて500万ダウンロードを突破した。 取材をしていると、参考事例として名前が挙がることの多いキュレーションプラットフォームは、未だ成長中のようだ。 「MERY」は、2013年4月よりWEBの運用を開始。検索やソーシャルメディアからの流入で数字を伸ばした後、2015年7月にアプリ版の提供を開始した。 2015年12月、2016年4月…

MERY

ペロリが運営する「MERY」のアプリが、iOSとAndroidを合わせて500万ダウンロードを突破した。

取材をしていると、参考事例として名前が挙がることの多いキュレーションプラットフォームは、未だ成長中のようだ。

「MERY」は、2013年4月よりWEBの運用を開始。検索やソーシャルメディアからの流入で数字を伸ばした後、2015年7月にアプリ版の提供を開始した。

2015年12月、2016年4月と2度にわたってTVCMも放映しており、アプリの提供開始から約10ヶ月で500万ダウンロードを突破するに至った。

検索やソーシャルからの流入ではなく、「MERY」のアプリからコンテンツにアクセスするユーザを増やそうという同社のアプローチは順調に進んでいるようだ。

総額50億円、ディー・エヌ・エーがiemo、MERY運営2社を子会社化ーー2社に聞く、キュレーションの「次」

iemoとMERY連合で新サービス作りますーー #IVS で3社が語るディー・エヌ・エー参加後の動き

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本稿は招待制のイベント「Infinity Ventures Summit 2014 Fall」の取材の一部である。 THE BRIDGEでは今回も本誌だけに語ってくれた生の声を現地からお届けする。 ディー・エヌ・エーによる電撃的な買収劇から約2カ月、リフォーム関連のキュレーションアプリ「iemo」とファッションキュレーション「MERY」の2社が社内整理を終えて、新しく動き出すという話を聞いた。 京…

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写真左から:iemo共同代表取締役の鈴木裕斗氏とペロリ代表取締役の中川綾太郎氏、創業者の村田マリ氏、DeNA執行役員の赤川隼一氏

本稿は招待制のイベント「Infinity Ventures Summit 2014 Fall」の取材の一部である。

THE BRIDGEでは今回も本誌だけに語ってくれた生の声を現地からお届けする。

ディー・エヌ・エーによる電撃的な買収劇から約2カ月、リフォーム関連のキュレーションアプリ「iemo」とファッションキュレーション「MERY」の2社が社内整理を終えて、新しく動き出すという話を聞いた。

京都で開催中のIVSの会場で3社の集団を見つけたので、現在の状況や次の動きについてショートインタビューを実施した。(太字の質問はすべて筆者)

10月からディー・エヌ・エー傘下となりました。

村田:やはり大きな組織と一緒になるので、実はもっと混乱するかと思ったのですが、意外にスムーズに統合作業は進みました。

現在は何人になったのですか?

村田:8人で参加して、現在30人ほどです。(やってきた人たちに対して)最初はiemoとして何をするのかという説明から始めたりしてます。2カ月ぐらいでようやく落ち着いた感じですね。

全員出向なんですか?

村田:転籍になった人や出向扱いの人もまちまちです。

MERYはどうですか?

中川:同じく混乱しないか不安でしたが、上手くマージできたという印象ですかね。会社にやってきてfacebookのステータスをMERYにさっそく変えてくれたりしてる方もいますよ。

想像以上にレベルの高い人たちがやってきてくれて、現在開発の体制を強化してます。

MERYの方はオフィス自体も別だからそもそもDeNAとは違う会社だってはっきりと分かるわけじゃないですか。そんなに簡単に大企業からいわゆる「子会社出向」みたいなのって手を挙げにくそうな印象もありますが。どうやってその人を選定したんですか?

赤川:まずは両社から要件を貰って事業に参加したい人の候補を考えました。そこに各社のカルチャーなどの要素を踏まえて最終決定した感じですね。

そんなにスムーズに子会社出向とかってできるんですか?チームの解体とか子会社出向って死刑宣告のように受け取る方もいるので

赤川:DeNAは元々社内異動が多い会社なんです。例えばある事業が立ち上がった際にも「よし、じゃあ明日から40名体制にしよう」といってすぐにやってしまう。そういう企業文化的な背景は大きく影響してますね。

なるほど。受け入れ側で一番気を使ったところは?

中川:確かに労務とか法務とかはそれぞれグループ会社なので揃えてますが、やはり会社のカルチャーだけはそれぞれに合わせないと難しいですよね。なので、やはり来てもらう以上はうちのメンバーとなってもらう必要がありました。そこが一番注意したところでしょうか。

村田:来てもらってる方もすごく楽しそうなのは嬉しいですね。自分たちで採用した方々と今では全く変わりないです。

こういう統合作業があまりトラブルなく進んだ要因ってなんだと思います?

村田:やっぱり伸びてる時点で買収したからじゃないですか?相当早い段階で決断したので、事業って成長期やはり活性化するじゃないですか。それを共有できるというか。

赤川:後、DeNAの国内外の買収案件の経験はやはり活きてますね。

元々、どういう問題が発生すると予想してました?

村田:DeNAってもっと「お堅い」コンサルちっくな集団だと思ってたんです。頭脳明晰な人たちが合理的にものごとを進める印象です。

私もエンジニア、技術集団のイメージは持っていたかもしれません。ロボットみたいな人たちが意志決定してたら確かにお二人とは合わないかも。

村田:で、実際は人間味のある人たちが多かったです。パフォーマンスはストイックに求めますが、決して機械的ではないですね。

なるほど、なんだかいい話ばっかりお聞きしてそろそろお腹いっぱいになってきたので、話を変えます。

そもそもiemoはとあるイベントでトップ同士(iemo代表取締役の村田マリ氏とディー・エヌ・エー代表取締役の守安功氏)が話をして、お互いの方向性が合ったから、とんとん、と進んだというお話は聞いてます。一方でMERYはどういうきっかけだったんですか?

村田:守安さんからIemoはリフォーム領域だけれど、ファッション方面は横展開できるの?って聞かれたんです。で、「できない」って即答して。その時、頭の片隅に浮かんだのがMERYでした。以前から一緒に仕事をしたいなというのもあって紹介をしました。

綾太郎さんはいつ決断をしたのですか?

中川:元々、いろんな方法で接点はあったんです。ただ、確かにやはり守安さんが出てこられたのは大きかったです。自分たちとして大事なポイントがいくつかあって、とにかくこのMERYは深堀が必要な事業だと感じてました。

確かにメディア的な側面、例えばトラフィックのような数字が注目されているのも理解してます。ただ、自分たちとしてやりたいのは商品を発見していく領域だったり、プラットフォームとしての構想であり、もっと深いところなんです。守安さんにはそこへの理解がありました。

じゃあ最後に今後の成長などについてお聞きします。まだ両社は利益体質(黒字化)する前の成長期と認識してますが、どのタイミングまでメディアを拡大させるのか、いつ頃にビジネスを回していくのか、そのあたりを教えてください。

村田:もうすぐ創業して1年になります。グループに入ることで資金や人材面の心配がなくなり、メディアもある程度成長してきたので、いよいよプラットフォームづくりを進めようと考えてます。

具体的には?

鈴木:事業者サイドの数を増やすということですね。なので、ビジネス関連のメンバーも増やします。実は今、2名体制で全国のリフォーム事業者の方を回っていたりしていて、ローカルに足を運んでます。そこに結構な情報が眠っているので、そこで得た経験を社内勉強会などで共有しているところです。

MERYは

中川:アプリですね。ずっと作ってるって言っててなかなか出来なかったのですが、そちらに注力しています。実は、今のMERYとはまた違った作り込みを考えてます。記事を読んでもらう体験が現在のMERYですが、そちらというよりはより商品やコマースにフォーカスしたものになると思います。

いつ頃リリースできそうですか?

中川:開発が複雑でまだ明言できないですが、年明けにはやはり考えたいです。ビジネス的にも2015年中には具体的なモデルを回したいと思っています。

村田:後、新規事業が出るんですよ。

え…インタビュー終わり間際に…

村田:DeNAのキュレーションプラットフォーム事業として、DeNAとiemo、MERYの連合で新サービスを出します。

もう時間ないんですけど…どういう領域のサービスなんですか?

村田:まだ言えません!が、やはりリフォームやファッションと同様にマーケットサイズの大きなところです。

ちょ(笑。おそらく今日は聞いてもこれ以上は教えてもらえそうにないので、ここまでにします。ありがとうございました!

総額50億円、ディー・エヌ・エーがiemo、MERY運営2社を子会社化ーー2社に聞く、キュレーションの「次」

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設立1年ほどのスタートアップ2社が新しいステージに向かう。10月1日、ディー・エヌ・エーは住まいの特化型まとめ「iemo」と、こちらも女性向けファッション情報の特化型まとめ「MERY」を展開するペロリの2社を買収、子会社化したと発表した。 買収金額や内訳など、詳細については公表されていないが、関係者の話では両社の買収金額の総額は50億円ほど、株式交換などではなく全てキャッシュでの実施となる。これに…

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写真左から:iemo共同代表取締役の鈴木裕斗氏と創業者の村田マリ氏、ペロリ代表取締役の中川綾太郎氏

設立1年ほどのスタートアップ2社が新しいステージに向かう。10月1日、ディー・エヌ・エーは住まいの特化型まとめ「iemo」と、こちらも女性向けファッション情報の特化型まとめ「MERY」を展開するペロリの2社を買収、子会社化したと発表した。

買収金額や内訳など、詳細については公表されていないが、関係者の話では両社の買収金額の総額は50億円ほど、株式交換などではなく全てキャッシュでの実施となる。これに伴いiemo代表取締役の村田マリ氏はディー・エヌ・エーの執行役員に就任する。

また、ディー・エヌ・エーはキュレーション・プラットフォーム事業を開始するとも発表している。同社への取材では代表取締役の守安功氏がこの部門を統括し、iemoとペロリの2社がその配下となる。2社を加えることで40名体制となり、今後、新たなキュレーションプラットフォーム事業の新設も視野にいれており、その場合はここに並列にチームが加わることになるとのことだった。

なお、2つのサービスはそのまま継続となり、オフィスはiemo側がディー・エヌ・エー社内に移転するが、ペロリは現在のオフィスのまま運営を続ける。

さて、関係者の間では既に噂になっていた今回の買収劇だが、昨今の「キュレーション」や「バイラル」といった無益な情報を垂れ流すコピペサイト問題に辟易している人にとっては大量の「?」がつく評価になるかもしれない。

彼らは一体どこに向かい、どのようにしてこの巨額投資以上の規模のビジネスを生もうとしているのだろうか。ひとつのヒントはディー・エヌ・エーの中長期戦略にある。

DeNA
ディー・エヌ・エー2014年度 第1四半期決算説明会資料より

2014年度第一四半期の決算報告で同社はモバイルゲーム事業以外の中長期戦略として「インターネットによるリアル事業構造の変化」に注目した事業を展開するとしていた。同社はこれに先駆けて遺伝子検査事業「MYCODE」を8月12日より開始しているが、今回の買収もその一環とみていいだろう。

ではそれぞれの今後の展開について両社代表の話から少し紐解いてみたい。まずはiemoからだ。

創業9カ月での転機、インテリア・リフォーム事業の変革を狙う

iemoの創業は2013年12月18日で、サービスも同日に正式公開。2014年4月にはB Dash Ventures(以下、BDV)から金額非公開での資金調達を実施している。創業約9カ月というスピードでの売却、株式については前述のBDVと創業者のみが保有という状況だった。(訂正:初出時に創業8カ月での売却としてましたが、正しくは9カ月でした。修正して補足させていただきます)

インテリアに特化したスマートフォン向けキュレーションメディアで米Houzzがモデルとなっており、ユーザーはiemo側がハウス関連事業者と協力して用意したインテリア写真素材を使って「まとめ」を作ることができる。

今回初めて公開されたサービスのアクティブ状況については、スマートフォンからのアクセスが9割、月間ユニークユーザーが9月時点で150万人、以前に取材した際にはそのユーザー層は9割近くが主婦層と、狙っていたターゲットを確実に獲得していることがわかる。

経営陣の顔ぶれも豪華だ。創業者で共同代表取締役の村田マリ氏はサイバーエージェント新卒第一期生、iemoの前に創業したコントロールプラスではソーシャルゲーム事業をgumiへ事業売却し、今回の売却で2回目のイグジットを実施することになる。

またiemoは4月に共同代表に元フォリフの熊谷祐二氏を迎えるも、7月に元サイバーエージェントの鈴木裕斗氏と代表を交代、編集長に元オールアバウトの徳島久輝氏を迎え入れるなど、目まぐるしいスピードで経営体制を整えていた。

ちなみに私はこの経営体制の変化を売却に備えたものかと勘ぐっていたのだが、実際は違っていた。特に代表となった鈴木氏はサイバーエージェントからふらりとiemoにやってきてこの場面に遭遇した稀な人物、ということらしい。またこの件はどこか人材の話題を書く際にでも触れたい。

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共同代表取締役の鈴木裕斗氏

さておき、iemoが狙うのはただひたすらユーザーボリュームを拡大しつづけて、高速で広告を回転させるようなモデルではない。簡単に言えば、リフォームなど家のことに興味あるユーザーと、設計者、建築業、施工会社などのマッチングがこの先にある。

「今は家に関して興味ある人を集めている状況で、この先にマッチングプラットフォームを作りたいと考えています。これまでこういったリフォームなどの事業を展開するには広告などの出稿費用などユーザーとのマッチングに費用がかかり過ぎるという問題がありました。より小さな事業者さんをこのプラットフォームに集め、より細かいマッチングを実現させたいです」(村田氏)。

iemoはキュレーションメディアを始める際、その素材を小さなリフォーム事業者などから素材を借り受けるという結構地味な交渉を各事業者としていた。当初、キュレーションするだけなのに、手間のかかることをするのだなと思っていたが、この素材の借り受けなどを通じて各社とのコミュニケーションを深めていたのであれば合点がいく。

こうやって作ったネットワークは現在400社、今後ディー・エヌ・エーと協力し、この輪を更に広げるという。

iemo

一方でまだ事業は途上だ。スタートして10カ月でこの成長は素晴らしいが、ビジネスはまだ回っていない。不動産やリフォームは市場として巨大だが、当然のことながらそこにはリフォーム雑誌やマス・メディアなど従来コミュニケーションの事業者がでんと構えている。更に言えば高額商品であればあるほど、ネットでマッチングを完結させることは難しい。

いくつかアイデアや話を聞いたが、その点はまだまだこれからという印象だった。逆に言えば、そのゴールを実現するための子会社化だった、と言えるかもしれない。iemoは8名だった体制をディー・エヌ・エーからの出向者含め20人規模にまで拡大する。

なお、今回の子会社化で株式は全て放出されることになるが、前述の通りビジネスが回る前の状況のため、事業の運転資金については本体からの融資で実施されるとのことだった。

ついにベールを脱いだMERY、月間ユーザーは1200万人

今回の買収でiemoと共にディー・エヌ・エー傘下となったMERYは、このファッションキュレーションという分野の草分け的な存在としてよく知られていた。一方で私たちのようなテクノロジー系のメディアには露出を控え、実際に私も取材するのは今回が初めてだった。

ペロリもやはり創業間もないということもあり、株主には創業者およびEast VenturesとANRI、シリーズAラウンドに参加した投資系(非公開)という状況だ。

MERY

ペロリの創業は2012年8月、創業者で代表取締役の中川綾太郎氏は現在クラウドワークスで取締役を務める成田修造氏らと共にアトコレ(現在はThe New Classic運営、代表は石田健氏)を創業したひとりでもある。

風の噂でMERYの躍進は聞こえていたが、9月時点での月間ユニークユーザーは1200万人を超えていた。こちらも9割がスマートフォンからのユーザーで、2社ともスマホシフトの波を上手く乗りこなした感が強い。

ややもするとPVやユーザーをただひたすらに伸ばし続ける印象のあるキュレーションメディアだが、中川氏は今後、別の展開を考えているようだった。それは「新しいファッションアイテムとの出会い」、つまりファッションコマースの領域だ。この分野はiQONやZOZOTOWNおよびSTORES.jp、「モノグラフ」のSumally、さらにOrigamiと数えるとキリがない。

定性的なアイテムは検索が難しい。キーワードでは表現しづらいからだ。MERYはどうやってこの「解」を求めるのだろうか?

まだ中川氏に明確な答えは無かった。いや、あるのかもしれないが、まだそのアイデアを披露するタイミングではないのだろう。さらにディー・エヌ・エーといえば前身であるビッダーズ、つまり現在のDeNAショッピングの部隊がいる。キュレーションで掴んだユーザーのニーズと技術力が合わされば、なかなか手強い相手になるかもしれない。

「指名買いではなく、探す体験をもっと追求したいと考えてます。MERYを1年半やってきて分かったことは、カワイイとかそういった人の感性によって商品が選ばれるという体験です。また、人は商品の紹介にすごくハマることも分かりました。ディー・エヌ・エーとは今後、開発陣を強化してゼロからこの分野を作りたいと思います」(中川氏)。

私も過去、ファッションコマース、つまり「定性的な商品の検索」については各社に話を聞いてきたが、ここには圧倒的な技術力と、商品データ量が必要になる。例えばSumallyは5000万点のアイテムに紐づく欲しい、持ってるという情報を2年半かけて集めてきた。この点については中川氏もやはり、閲覧履歴などのデータベース強化はしっかり視野に入れていると話している。

MERYには1200万人のユーザーと、その心を掴んだキュレーションのノウハウがある。その力がどのように展開に影響するのか。新しくプレーヤーが増えたのでどういう解を見つけてくれるのか楽しみにしたい。