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モンスター・ラボ、4度目のラウンドで7億円を調達——YJキャピタル、新生企業投資、FenoxらVC陣営、山陰中央テレビや田部など島根企業が出資

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日本を含む世界各国でアプリ開発のクラウドソーシングを展開するセカイラボの親会社であるモンスター・ラボは16日、同社にとって4度目となるラウンドで総額7億円を調達したことを明らかにした。このラウンドのリードインベスターは YJキャピタルで、新生企業投資、Fenox Venture Capital などベンチャーキャピタル各社のほか、山陰中央テレビ、および、島根県雲南市を本拠とする地元企業の田部、既存…

日本を含む世界各国でアプリ開発のクラウドソーシングを展開するセカイラボの親会社であるモンスター・ラボは16日、同社にとって4度目となるラウンドで総額7億円を調達したことを明らかにした。このラウンドのリードインベスターは YJキャピタルで、新生企業投資Fenox Venture Capital などベンチャーキャピタル各社のほか、山陰中央テレビ、および、島根県雲南市を本拠とする地元企業の田部、既存投資家などが参加した。

これは、モンスター・ラボにとって、2016年11月に実施した、島根の山陰合同銀行の投資子会社・ごうぎんキャピタルらからの2.5億円の調達、2015年11月に実施したパソナテックと DG インキュベーションからの4億円の調達、2014年に実施した East Ventures、三菱 UFJ キャピタル、SMBC ベンチャーキャピタルからの約1億円の調達に続くものだ。今回の調達を受けて、同社のこれまでの外部資金調達は少なくとも14.5億円以上に上る。

今回の調達に島根県を代表する企業が参加しているのは、前回のごうぎんキャピタルからの調達のときと同じく、モンスター・ラボが島根県の松江に開発拠点を置いていることが関係している。モンスター・ラボでは従来のオフショア開発にとどまらず、海外からの日本へのエンジニア招聘を検討しており、同社では、エンジニア不足が深刻な問題となっている山陰地方の IT 業界の状況改善に寄与したいとしている。

同社は、先ごろのデンマークの Nodes 買収を受け、世界の17ヶ所に営業拠点・開発拠点を有しているが、今回の資金調達を受け、欧米企業からの受注を拡大するだけではなく、日本企業の欧米展開(ローカライズ・デジタルマーケティング)の支援、および海外市場からの先端テクノロジー、プロダクト等の導入の実現を目指すとしている。

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「セカイラボ」を展開するモンスター・ラボ、デンマークのモバイルアプリ開発会社Nodesを買収——世界17拠点目、欧州で開発営業体制を確立へ

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世界各地の拠点を活用しアプリ開発のクラウドソーシングを展開するセカイラボの親会社であるモンスター・ラボは8日、デンマーク・コペンハーゲンにヨーロッパ市場でアプリ開発事業を営む Nodes( 英語 / デンマーク語 )を買収することを明らかにした。この買収に伴い、Nodes の開発拠点であるコペンハーゲン(デンマーク)、オーフス(デンマーク)、ロンドン(イギリス)をセカイラボは新たに確保することにな…

左から:Nodes マネージングディレクターの Andreas Green Rasmussen 氏、モンスター・ラボ代表取締役の鮄川宏樹氏、Nodes 共同創業者兼マネージングディレクターの Daniel Bæk 氏

世界各地の拠点を活用しアプリ開発のクラウドソーシングを展開するセカイラボの親会社であるモンスター・ラボは8日、デンマーク・コペンハーゲンにヨーロッパ市場でアプリ開発事業を営む Nodes( 英語 / デンマーク語 )を買収することを明らかにした。この買収に伴い、Nodes の開発拠点であるコペンハーゲン(デンマーク)、オーフス(デンマーク)、ロンドン(イギリス)をセカイラボは新たに確保することになり、セカイラボの開発拠点・営業拠点の総数はこれで17拠点となる。なお、買収金額や株式比率などについては明らかにされていない。

今年、モンスター・ラボがマニラの Ideyatech を買収したときには子会社化し、社名を「Monstar Lab Manila」に改称した。今回の Nodes の買収にあたっては、Nodes がヨーロッパ市場に一定のブランドプレゼンスを持っており、サムスン、ユニリーバ、グラクソ・スミスクラインなど世界的大手をクライアントに抱えていくことから、ブランド統一を図るかどうかについては不明。今回の買収によって、モンスター・ラボは北アメリカ、アジア、ヨーロッパの世界3大経済圏に拠点を構えることになり、2019年にはグループ全体の売上の約50%を海外市場から獲得する計画としている。

モンスター・ラボの世界拠点
Image credit: Monstar Lab

Nodes は2008年に創業したモバイルアプリ開発会社で、デンマークとイギリス国内の3拠点に75名のデベロッパ、デザイナ、モバイルコンサルタントを擁している。クラウド CRM 大手 Sailthru 傘下のモバイルマーケティング会社 Carnival.io は、2017年に Nodes をヨーロッパのモバイルアプリ開発エージェンシーの上位12社の一つに選んでいる

モンスター・ラボでは今回、買収相手に Nodes を選んだ理由について、「1. 欧州の複数国で既にブランドを確立し、一定の規模に達していること」、「2. 優秀なエンジニア、デザイナーの存在」、「3. モンスター・ラボとのカルチャー・シナジー」の3つを上げて挙げている。

モンスター・ラボの代表取締役を務める鮄川宏樹(いながわ・ひろき)氏は、今回の Nodes 買収にあたり、次のようなコメントを寄せている。

Nodes は、高い技術力とデザイン力を持ち、欧州内で最も競争の厳しい UK マーケットに外国企業として参入し上位のポジションを築いている数少ない企業の一つです。ファウンダー・経営陣が若く、高い成長意欲があることが買収の決め手となりました。今後はNodes をリージョナル HQ として欧州 No.1 のデジタル・プロダクト開発企業にすることを共に目指し、モンスター・ラボグループ全体で世界 No.1 のデジタル・プロダクト開発企業を目指します。

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「セカイラボ」を展開するモンスター・ラボ、フィリピンのIdeyatechを買収——13拠点目、Java言語によるエンタープライズ案件の開発体制を強化

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アジア各国を中心にアプリ開発のクラウドソーシングを展開するセカイラボの親会社であるモンスター・ラボは16日、マニラを拠点とするシステムインテグレータ Ideyatech を買収・子会社化し、Monster Lab Manila として機能させることを発表した。モンスター・ラボにとっては、このマニラ拠点が日本内外の開発拠点の13ヶ所目となる。 モンスター・ラボの設立は2006年。2014年には、シス…

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Ideyatech のオフィス
Image credit: Ideyatech

アジア各国を中心にアプリ開発のクラウドソーシングを展開するセカイラボの親会社であるモンスター・ラボは16日、マニラを拠点とするシステムインテグレータ Ideyatech を買収・子会社化し、Monster Lab Manila として機能させることを発表した。モンスター・ラボにとっては、このマニラ拠点が日本内外の開発拠点の13ヶ所目となる。

モンスター・ラボの設立は2006年。2014年には、システム開発のオフショア開発や海外拠点でのクラウドソーシングを展開するサービス「セカイラボ」をリリースし、以来、6カ国10拠点で海外法人の設立や買収を通じて(独自の開発拠点はないものの、提携先などがある国を含めれば世界18カ国に展開)、開発拠点の世界展開に注力している。最近では、大規模業務系システムの開発依頼が増えていることから、この領域に強いベトナムの Life Time Technologies などを買収しており(2016年9月)、今回の Ideyatech の買収はその流れに続くものだ。

Ideyatech は創業10年目を迎えるフィリピンのシステムインテグレータで、Java 言語による業務系システムの開発を得意としており、特にフィリピンでは、裁判所における判例の透明化と高速化を図るシステム「e-Court(現在の名前は Attaché)」を開発したことで知られる。Ideyatech 創業者で CEO の Allan Tan 氏は、グローバル・スタートアップ・アクセラレータの「The Founder Institute」のフィリピン・チャプターのローンチに関わるなど、フィリピンのスタートアップ・シーンに造詣が深い人物だ。

モンスター・ラボは過去2年間で、2015年11月にパソナテックと DG インキュベーションから4億円(シリーズAラウンド)、2016年11月に山陰合同銀行の投資子会社・ごうぎんキャピタル、りそなキャピタル、および既存株主から2.5億円(シリーズBラウンド)を調達している。

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「セカイラボ」を展開するモンスター・ラボ、島根のごうぎんキャピタルやりそなキャピタルなどから2.5億円を資金調達

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アジア各国を中心にアプリ開発のグローバルソーシングを展開するセカイラボの親会社であるモンスター・ラボは4日、島根の山陰合同銀行の投資子会社・ごうぎんキャピタル、りそなキャピタル、および既存株主から2.5億円の資金調達を実施したことを明らかにした。これは2011年5月2015年11月に同社が実施した、パソナテックと DG インキュベーションからの4億円の調達に続くもの。調達ラウンドについては確認でき…

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セカイラボのバングラデシュ拠点のチーム

アジア各国を中心にアプリ開発のグローバルソーシングを展開するセカイラボの親会社であるモンスター・ラボは4日、島根の山陰合同銀行の投資子会社・ごうぎんキャピタル、りそなキャピタル、および既存株主から2.5億円の資金調達を実施したことを明らかにした。これは2011年5月2015年11月に同社が実施した、パソナテックと DG インキュベーションからの4億円の調達に続くもの。調達ラウンドについては確認できていない。

中国、バングラデシュ、ベトナムなど世界17カ国でオフショア/グローバルソーシング事業を展開するセカイラボだが、さらに多くの地域への拠点拡大に余念が無いようだ。10月には、同社代表の鮄川宏樹(いながわ・ひろき)氏らがヨルダンを訪問しており、アジアから西伸し中東地域への拠点展開も検討している模様。今回調達した資金は、これらの業域拡充に充当されると考えられる。

今回新たに株主に加わったごうぎんキャピタルからの出資は、モンスター・ラボが島根県の松江に開発拠点を置いていることが関係しているようだ。モンスター・ラボでは従来のオフショア開発にとどまらず、海外からの日本へのエンジニア招聘を検討しており、同社では、エンジニア不足が深刻な問題となっている山陰地方の IT 業界の状況改善に寄与したいとしている。

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「セカイラボ」を展開するモンスター・ラボが、パソナテックとDGインキュベーションから4億円を調達し業務提携

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アジア各国を中心にアプリ開発のクラウドソーシングを展開するセカイラボの親会社であるモンスター・ラボは2日、エンジニア人材大手のパソナテックと DG インキュベーションから合計4億円を調達したと発表した。両者の具体的な出資額、出資比率などについては開示されていない。今回の調達にあわせて、具体的な提携内容についても発表された。 パソナテックとの提携では、親会社パソナグループ傘下1,000名、パソナテッ…

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セカイラボのバングラデシュ拠点のチーム

アジア各国を中心にアプリ開発のクラウドソーシングを展開するセカイラボの親会社であるモンスター・ラボは2日、エンジニア人材大手のパソナテックDG インキュベーションから合計4億円を調達したと発表した。両者の具体的な出資額、出資比率などについては開示されていない。今回の調達にあわせて、具体的な提携内容についても発表された。

パソナテックとの提携では、親会社パソナグループ傘下1,000名、パソナテック70名の営業部隊と連携、パソナやパソナテックのクライアントが不足するITエンジニアの需要を、セカイラボが世界15カ国に展開する現地エンジニア総数10,000名にアウトソースすることが可能になる。パソナテックによれば、エンジニアの需要と供給のバランスを表す求人倍率は約8倍に達しており、日本国内のエンジニアだけでは需要をまかなうのは難しい状態となっている。特に、スマートフォン関連のアプリ開発の人材需要の急増が顕著であることから、受託開発や地方人材など、さまざまなソリューションメニューの多角化を図る過程で、今回の提携に至ったとしている。

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セカイラボは9月にアメリカ現地法人を設立し、サンフランシスコとロサンゼルスを拠点に営業活動を開始している。DGインキュベーションからの出資を受けて、親会社であるデジタルガレージとの連携により、セカイラボはデジタルガレージのサンフランシスコ拠点 DG717 にオフィスを間借りし、シリコンバレーのフィンテックやデジタル・マーケティング分野のアプリ開発需要の掘り起こしを強化する。デジタルガレージは社内に開発チームを持っていないため、デジタルガレージ社内や投資先企業の開発需要の受託にも狙いがある。

セカイラボのアウトソーシングを使うことで、日本やアメリカのクライアント企業は、従来の半分から3分の1程度のコストでアプリの開発が可能になる。セカイラボでは、プロジェクト単位でアジアの開発拠点にエンジニアチームを構成、日本にディレクターを置いたり、現地にブリッジSEを置いたりすることで、クライアントのニーズにあった円滑なアプリ開発を実現する。

オフショアのアウトソーシングをする上では、現地エンジニアの質の向上とローヤルティの確保が重要だが、この点について、セカイラボおよびモンスター・ラボの代表を務める鮄川宏樹(いながわ・ひろき)氏は、レベルの高い仕事をアサインし、社内に風通しのいい文化を作ることで、エンジニアの満足度を高める努力をしていると強調する。

(海外拠点で業務に従事している)エンジニアたちは、セカイラボが成長している会社だというイメージを抱いてくれている。ベトナムのダナンのラボ拠点でも200名とかいう規模なので、現地は指折りの規模の大きなシステム会社とみられている。

年功序列の色合いが残る日本よりも、海外はパフォーマンス重視なので、納期管理や勤怠管理もしっかりしている。オフショアは時代の流れだが、セカイラボが大企業と現地エンジニアの間に入ることで、大企業がとれないリスクをスタートアップであるセカイラボが先行して取ることで需要に応えていきたい。

モンスター・ラボは2006年の創業。インディーズ音楽配信サービス「monstar.fm」、インターネットBGM放送サービス「monstar.ch」をリリースし、2014年2月にシンガポールに100%子会社のセカイラボを設立。今回のラウンドに先立ち、2014年8月に、East Ventures、SMBCベンチャーキャピタル、三菱UFJキャピタルから1.2億円を資金調達している。

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セカイラボが中国最大のクラウドソーシング・プラットフォーム「猪八戒」と提携、中国のシステム開発需要をアジアのネットワークで受託

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アジア各国向けにアプリ開発のクラウドソーシングを展開する「セカイラボ」がローンチしたのは昨年2月のことだ。同社は先ごろ、中国最大のクラウドソーシング・プラットフォーム「猪八戒(ジュバァジェ、英語名:Witmart)と提携、中国からのアプリ開発受託を本格的に開始したと発表した。 セカイラボは、アジアを中心に15カ国で、アプリデベロッパやシステムインテグレータ(SI-er)約100社が参加するシステム…

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セカイラボ 代表取締役の鮄川宏樹氏(右)と、PRマネージャーの椎葉育美氏(左)。

アジア各国向けにアプリ開発のクラウドソーシングを展開する「セカイラボ」がローンチしたのは昨年2月のことだ。同社は先ごろ、中国最大のクラウドソーシング・プラットフォーム「猪八戒(ジュバァジェ、英語名:Witmart)と提携、中国からのアプリ開発受託を本格的に開始したと発表した。

セカイラボは、アジアを中心に15カ国で、アプリデベロッパやシステムインテグレータ(SI-er)約100社が参加するシステム開発の受注プラットフォームを展開しており、これらの国々のリソースを活用することで、日本や海外で受注した案件について、比較的安価かつ高品質なオフショア開発を実現している。

セカイラボの代表を務める鮄川宏樹(いながわ・ひろき)氏は、今回の猪八戒との提携の理由について、次のように語ってくれた。

これまで中国はオフショア開発の拠点として、中国国外からの開発案件を受託してきた。しかし、中国のエンジニアの人件費が上がり、国内の市場も成長したことから、アプリの発注側の市場に変貌しつつある。

猪八戒には、クラウドソーシングを受けるユーザが約1,000万人参加していて、中国で最大の規模。モバイルアプリ、ECサイトなどの開発案件が数多く投稿されている。比較的小規模な案件は中国のフリーランサーが受注していくが、中規模以上の工数のかかる案件は彼らに手に負えないため残っていく。そのような中規模以上の案件を中国から受注し、セカイラボのプラットフォームで開発を受託していくことが、今回の提携の狙い。

中国をはじめ、日本内外から受注した案件は、セカイラボのプラットフォーム上でアジア各地のデベロッパにオーダーされる。発注主とデベロッパが直接開発契約を結ぶケースもあるが、実際のところは、管理の能力や日本企業としての安心から、セカイラボが一次受注し、開発を請け負うデベロッパをプロジェクト管理したり、顧客とのブリッジ SE の任を担ったりするケースが多いのだという。

例えば、中国発の開発案件であれば、日本にいるセカイラボのSEのほか、セカイラボの成都(四川省)や青島(山東省)の開発拠点などが顧客要件をヒアリング、セカイラボのプラットフォームを通じて要件をベトナム・ダナンのデベロッパに伝え、開発に着手してもらう、という流れだ。

以前は受注した案件を、プラットフォームに参加している100社全てのデベロッパに投げていたが、デベロッパにはそれぞれ、開発言語やフレームワークなど得意分野があるので、現在は選定チームが数を絞り込んで、案件ごとにある程度選んだデベロッパに見積依頼を出すようにしている。複数のデベロッパから見積依頼をとった上で、最終的にどこに頼むか、どういう契約形態にするかは、発注するお客さんに決めていただいている。(鮄川氏)

「猪八戒」上に開設された、セカイラボのページ。
「猪八戒」上に開設された、セカイラボのページ。

長年 SE をしていた経験から言えば、システムインテグレーション(SI)業界の下請け構造にもかかわらず、特に大企業は、情報管理という観点からシステム開発を下請けに出すことを避ける傾向にある。ましてや、それが日本の法律の及ばない海外への発注となると、二の足を踏む企業も少ないわけではない。

このような問題をどう解決しているのかを鮄川氏に聞いてみたところ、セカイラボが主に手がけているのは、基幹システムからは独立したウェブサービスやアプリの開発であるため、筆者が心配したような問題に出くわすことは少ないのだそうだ。セカイラボが取り扱う開発案件の、一件あたりの平均予算は400万円前後で、平均工数は14人月〜15人月程度。ターゲットとする案件の大きさが違うことから、大手の SI-er やコンサルファームなどと凌ぎを削る心配も無い。

顧客は、上場企業から個人に近い規模までさまざま。6〜7割は非IT系で、残りの3割がIT系という感じでしょうか。日本国外からの受注は業務系とかとかが多い。また、日本企業が海外に進出したい、海外企業が日本に進出したい、とか、そういうときのアプリのローカライズとかも多い。(鮄川氏)

オフショア開発と言えば中国、と言われていたのも昔の話。鮄川氏によれば、上海のエンジニアの労働単価は、今や日本のエンジニアのそれとほぼ変わらない。価格競争力が失われる中で、中国国内で高品質でアプリ開発できる企業は限られているのだと言う。仕事の評判は毎日の積み重ねの結果であるが、これまでの努力が功を奏し、セカイラボには、日本国内よりも規模が大きく数多くの開発案件が中国から寄せられるようになっているのだそうだ。

セカイラボは今月、15カ国目の開発拠点としてバングラデシュに進出する。展開している国の数から見ても、同社が社名に冠した通り世界市場を相手にしていることは名実共に疑う余地は無いだろう。

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南場さんの話が凄くて内定辞退しベンチャーへーー隠れたキーマンを調べるお・セカイラボ大熊氏インタビュー

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編集部注:「隠れたキーマンを調べるお」は、国内スタートアップ界隈を影で支える「知る人ぞ知る」人物をインタビューする不定期連載。毎回おひとりずつ、East Venturesフェローの大柴貴紀氏がみつけた「影の立役者」の素顔に迫ります。 Webサービスやアプリ開発などで知られるモンスター・ラボ。その子会社として昨年設立されたグローバルクラウドソーシング「セカイラボ」を率いる代表取締役COOの大熊一慶氏…

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編集部注:「隠れたキーマンを調べるお」は、国内スタートアップ界隈を影で支える「知る人ぞ知る」人物をインタビューする不定期連載。毎回おひとりずつ、East Venturesフェローの大柴貴紀氏がみつけた「影の立役者」の素顔に迫ります。

Webサービスやアプリ開発などで知られるモンスター・ラボ。その子会社として昨年設立されたグローバルクラウドソーシング「セカイラボ」を率いる代表取締役COOの大熊一慶氏に話をうかがってきました。大手の内定を貰っていながらもベンチャーに目覚め、新卒でモンスター・ラボに入社した経緯やセカイラボの今後の展開などなど。ぜひご覧ください。

大柴:今日はセカイラボの大熊さんにお話を伺いたいと思います。僕はセカイラボ運営のメディアに2回くらい寄稿したんですが、最近滞っててスミマセン…。頑張ります。

大熊:もろもろよろしくお願いします。

大柴:大熊さんがモンスター・ラボに入社されたのはいつですが?

大熊:2011年4月です。新卒で入社しました。

大柴:新卒入社なんですね。モンスター・ラボに入社することを決めた理由って何ですか?

大熊:実は就職活動の時に一社内定貰ってたんですよ。ベンチャーではなくて大きな会社です。ベンチャーにはあまり興味無かったし、というか知らなかった。

大柴:なるほど。

大熊:内定も決まったし、ぼんやりしてた時に偶然テレビでディー・エヌ・エーの南場さん(南場智子氏)が出演している番組を見たんです。南場さんの話が凄くて、見入ってしまいました。そこで南場さんが「ベンチャーに行くべきだ」と言っていたんです。それで「そうか、ベンチャーか。ベンチャーしかないな!」って思って、内定を蹴ってしまったんです。

大柴:わぁ、凄い。

大熊:そこからいろんなベンチャーを調べたりして、面接を受けました。

大柴:その中にモンスター・ラボがあったわけですね。

大熊:そうです。とある採用メディアで鮄川の動画が公開されていて。募集期限は過ぎていたんですが、ぜひ会いたいと思って、連絡してみたら「会おう」となったんです。

大柴:なるほど。

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大熊:会った経営者の中で一番面白かった。ビジョンが良かったんです。まだその頃のモンスター・ラボは20人いるかいないかくらいの頃。その内、外国人が7、8人いて。小さい会社ながら「世界で戦うぞ」という気概みたいなものがあったんです。

大柴:大熊さんは海外志向だったのですか?

大熊:そうですね。世界には興味がありました。鮄川(モンスター・ラボ代表取締役の鮄川宏樹氏)の話を聞いて「この会社で働こう」と決めました。

大柴:入社後はどんなことをされていたのですか?

大熊:最初は制作です。その後営業の部門に異動しました。二人しかいなくて大変でした。そんな中、世の中でクラウドソーシングが盛り上がりを見せていて、モンスター・ラボでもクラウドソーシング事業をやろうと企画し始めました。2012年末くらいですかね。実際にサービスインしたのは2014年になってからです。ちょっと時間かけ過ぎたなぁと反省しています。

大柴:満を持してスタートしたセカイラボですが、モンスター・ラボの子会社としてやられていますが、それは何か意図があってですか?

大熊:アジアを中心にまずはサービスを展開しようとなり、だったらシンガポール法人にした方がいいかもと。子会社化してやった方が良さそうだとサービスインの直前に鮄川から言われて、代表に指名されました。

大柴:結構いきなりの展開だったんですね。

大熊:そうですね。でも自分としてもセカイラボにかけていましたし、やるならそれくらいでもいいかなって。迷いはなかったです。

大柴:なるほど。鮄川さんとの役割分担はどんな感じですか?

大熊:鮄川が現地パートナーとのアライアンスなどをやって、自分はその他ですね。国内のマーケティングや組織、販売などです。

大柴:セカイラボだけで何人くらいの組織なんですか?

大熊:20人くらいです。

大柴:結構いるんですね!組織作りで意識してることってありますか?

大熊:そうですね。間違いや失敗をすぐに言える環境を意識しています。ミスはミスで早く言ってすぐに修正しないといけないので、萎縮しないで意見を言える環境を作れるように意識してやってます。

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大柴:なるほど。ところで大熊さんは中国古典が好きだと聞いたのですが。

大熊:あぁ(笑)。そうですね。中学の時の校長が論語好きで。その影響です。「貞観政要」なども好きです。

大柴:僕は「三国志」とか「項羽と劉邦」とかしか見たことないです。しかもマンガで(笑)。

大熊:「項羽と劉邦」は小説読みました。

大柴:登場人物で誰が好きですか?

大熊:韓信ですかね。

大柴:国士無双ですね(笑)。ところで中学の時から中国古典が好きということですが、子供の頃はどんな子供だったのですか?

大熊:特に普通の子供だった気がします。宇宙飛行士になりたかったかも。その後、高校の頃には料理人になろうと思ってました。結局大学に行きましたが。

大柴:なかなか個性的な感じもしますが…。では逆に将来のことを聞かせてください。どんなことをしたいですか?

大熊:事業としてはもっと世界中でセカイラボを利用してくれるようにしていきたいです。日本と海外というものではなく、海外同士でやり取りが普通に行われるような。スキルや実績ベースで活発にコミュニケーションできるような世界を実現できるサービスに成長させていきたいです。

大柴:プライベートではどうですか?

大熊:うーん、教育の分野には昔から興味があるんです。教育を受けられない人達にチャンスを与えられるような仕掛けをしていきたいですね。

大柴:素晴らしいですね。今日はいろいろありがとうございました。頑張ってください!

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モンスター・ラボがアジアのエンジニアチームに開発を発注できるクラウドソーシングサービス「セカイラボ」をリリース

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本社をシンガポールに置く、音楽配信サービスやゲーム開発を行うモンスター・ラボのグループ会社、Sekai Labは、アプリ開発を世界中のエンジニアチームに発注できる、クラウドソーシングサービス「セカイラボ」の提供を本日からスタートした。 近年、スマートフォンの普及により、国内におけるアプリ開発が可能なエンジニアの需要が急増している。中国やベトナムを初めとするアジア圏での…

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本社をシンガポールに置く、音楽配信サービスやゲーム開発を行うモンスター・ラボのグループ会社、Sekai Labは、アプリ開発を世界中のエンジニアチームに発注できる、クラウドソーシングサービス「セカイラボ」の提供を本日からスタートした。

近年、スマートフォンの普及により、国内におけるアプリ開発が可能なエンジニアの需要が急増している。中国やベトナムを初めとするアジア圏でのエンジニアの数と質が上昇しており、ここにアプリ開発を発注できれば、とSekai Lab代表取締役COOの大熊一慶氏は考えた。

アジアに優秀なエンジニアは多数いますが、日本語を通じて発注できるプラットフォームが存在しておらず、安心して発注することは困難となっています。

また、基本的にクラウドソーシングサービスは受注者が個人であり、チームではないため大規模での開発が難しいという状況がありました。こうした課題のクリアを目指し、セカイラボを立ち上げました。

とセカイラボを立ち上げた経緯について、大熊氏は語っている。

セカイラボでは、比較的人材のコストが低く、クオリティの高い開発を実施できるアジアのチームに対して、日本語で発注可能にすることで国内のエンジニア不足を解決しようとしている。基本的には発注者と受注者の間でやりとりすることになるが、案件によってはモンスター・ラボが設計・検証など海外開発でトラブルになりがちな部分をサポートする。

サイト上では以下のように、開発可能なジャンル、対応可能な言語、人月単価、実績などからチームを探すことが可能だ。

sekailabo team

登録するチームについて、大熊氏は以下のように語っている。

初期に関しては、日本に拠点を持ちながら海外に開発拠点を持つ企業を受注者として対象としています。我々が実際に会い、実績が確かなだと判断した企業のみを登録しています。そのため、我々が各企業に所属している海外や国内の各チームリーダーの情報をヒアリング・可視化して、登録しています。

ランサーズ、クラウドワークスが成長し、クラウドソーシングサービスはますます注目を集めるようになり、浸透し始めている。こうした中で、日本から海外に開発を発注するクラウドソーシングの仕組みが、どれだけ浸透するのかは興味深い。

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