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学習管理SNS「Studyplus」運営が5億円調達、教育機関向けプラットフォームも拡大中

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学習管理のソーシャルネットワーク「Studyplus」を運営するスタディプラスは5月9日、第三者割当増資の実施を公表した。引受先となったのはSpiral Ventures Japan、DBJキャピタル、アイ・マーキュリーキャピタルの3社で、調達した資金は総額約5億円。払込日は4月26日で出資比率などの詳細は非公開。 Studyplusは大学進学を目指す高校生中心の学習管理ソーシャルネットワーク。…

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学習管理のソーシャルネットワーク「Studyplus」を運営するスタディプラスは5月9日、第三者割当増資の実施を公表した。引受先となったのはSpiral Ventures Japan、DBJキャピタル、アイ・マーキュリーキャピタルの3社で、調達した資金は総額約5億円。払込日は4月26日で出資比率などの詳細は非公開。

Studyplusは大学進学を目指す高校生中心の学習管理ソーシャルネットワーク。他の事業者が大学進学情報を中心に展開するのに対し、学習状況の進捗管理を通じて学生同士がコミュニケーションを取れるプラットフォームになっているのが特徴。

2012年3月の提供開始からこれまでにユーザーを積み上げ、現在は300万人が利用している。ビジネスモデルは広告で、同社代表取締役の廣瀬高志氏の説明では収益の95%が広告でまかなわれており、大学や予備校などが出稿クライアントになっているという話だった。

また、広告事業の展開以外にも教育事業者向けの学習管理プラットフォーム「Studyplus for School」を提供しており、すでに全国の学習塾や予備校など200校に導入が進んでいるそうだ。利用料金は学生1人につき月額750円で、利用した教育機関では生徒の学習時間が伸びるなどの効果があった。

現在の体制は30名ほどで、今回調達した資金でStudyplusのリニューアルや機能拡充を中心に、サービス開発の体制強化に使われる。

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第一弾は代ゼミが導入、スタディプラスが生徒の学習状況を管理画面から把握できる機能を教育事業者向けに提供

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学習管理SNS「Studyplus」を開発するスタディプラスが、本日から「Studyplus for School」の提供を開始する。「Studyplus for School」は、学習管理SNS「Studyplus」の教育事業者向けパッケージだ。 教育事業者は、「Studyplus for School」を利用すると、分析ツールを用いて、在籍する生徒が「Studyplus」に記録した学習記録を管…

左:スタディプラス代表取締役 廣瀬 高志氏 右:代々木ゼミナール副理事長 高宮敏郎氏
左:スタディプラス代表取締役 廣瀬 高志氏
右:代々木ゼミナール副理事長 高宮敏郎氏

学習管理SNS「Studyplus」を開発するスタディプラスが、本日から「Studyplus for School」の提供を開始する。「Studyplus for School」は、学習管理SNS「Studyplus」の教育事業者向けパッケージだ。

教育事業者は、「Studyplus for School」を利用すると、分析ツールを用いて、在籍する生徒が「Studyplus」に記録した学習記録を管理画面から把握できるようになる。

これまで教育事業者は、授業や課題テスト、アンケートなどを通して、学習状況を把握していたが、詳細なデータを取得することは困難だった。「Studyplus for School」を利用することで、家や学校など塾以外の学習状況を把握・分析し、その情報を生徒の学習サポートに役立てる。

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「Studyplus for School」は第一弾として、学校法人高宮学園代々木ゼミナール(以下、代ゼミ)に提供される。代ゼミの在籍者にアンケートをとったところ、「Studyplus」の認知度はかなり高かったという。

「私たちは、1989年から衛星授業を開始するなど、新たな教育の手法に取り組んできました。これまでの授業配信は一方通行で行ってきましたが、ICTの進歩によりこれからはどれだけ双方向にできるか、データを蓄積できるかが重要です。」

そう代々木ゼミナール副理事長 高宮敏郎氏は語る。同氏によれば、「学習記録を共有して生徒のモチベーションが上がるというのは、最初はなかなか信じられませんでした」という。なぜ「Studyplus for School」を決めたのだろうか。

高宮氏「環境変化は激しさを増し、どんどん複雑になっています。環境に対応するためには、いろいろ試してみないといけません。変化が激しく、複雑化している今、自分たちだけで新しいことをやるのは危険です。また、中だけでやろうとすると利害がぶつかってしまう。今回のように、外部の意見も入れていくことが重要です。」

高宮氏は近年のEdTech領域の変化についてもこう触れる。

高宮氏「EdTechスタートアップが注目を集めてからしばらく経ちました。最近では、オンラインだけで学習は完了しないということがわかりはじめています。既存の教育事業者とEdTechスタートアップとの距離は縮まり、ハイブリッドしていくのがトレンドとなりつつあります。学習管理SNS「Studyplus」と、リアルなコミュニティの相性はいい。私たちの既存サービスと相性が良いんです。」

教育はアートとサイエンスの組み合わせが重要になる、と高宮氏は語る。これまで教育事業者は、それぞれの経験を活かして生徒を教育してきた。これは優れた”アート”でありつつも、アートであるがゆえに、再現性に欠けていた。

データを集め、再現性あるものへとしていくための”サイエンス”の部分をスタディプラスが担う。「足りないところを補完できると思います」そうスタディプラス代表取締役 廣瀬 高志氏は語る。

学習データだけではなく、教育事業者がどのように指導や教育を行っているかのデータも蓄積されるようになれば、より効果的な教育が可能になっていくはずだ。

代ゼミはまずは数百人単位で「Studyplus for School」の利用をスタート。反応を見ながら、学年を広げたり、全国に広げたりと規模を広げていく予定だ。

スタディプラスは、今後「Studyplus for School」を、大学受験向けの学校法人や塾予備校に限らず、高校・大学、語学スクール・資格スクールなど幅広く各種教育事業者に展開していく。

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スタディプラスが大学広報向けに動画広告商品の販売を開始、マネタイズに本格化

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学習管理コミュニケーションプラットフォーム「Studyplus」を運営するスタディプラスは、大学・専門学校の学生募集広報向けに動画広告商品の販売を開始する。 「Studyplus」は、2012年3月にPC版をリリースし、iPhoneアプリを同年8月、Androidアプリを同年の12月にリリース。受験生を中心に、順調にユーザ層を伸ばしてきた。 昨年5月に1億8500万円を資金調達したタイミングで、ス…

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学習管理コミュニケーションプラットフォーム「Studyplus」を運営するスタディプラスは、大学・専門学校の学生募集広報向けに動画広告商品の販売を開始する。

「Studyplus」は、2012年3月にPC版をリリースし、iPhoneアプリを同年8月、Androidアプリを同年の12月にリリース。受験生を中心に、順調にユーザ層を伸ばしてきた。

昨年5月に1億8500万円を資金調達したタイミングで、スタディプラス代表取締役社長の廣瀬 高志氏は、受験生に特化したモバイル広告の開発についても触れていた。

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人口減少、少子化の結果、新入生も減少しており、各大学は新入生の確保に苦しんでいる。高校生の間でスマートフォン利用が拡大するなど、メディア環境の変化も伴って、これまで実施していた新聞・交通広告を利用したアナログの広報手段から、YouTube に公式チャンネルを開設したり、LINE@をはじめとしたソーシャルメディアの活用するなどデジタルの広報手段へ予算をシフトさせている。

スタディプラスはこの市場を狙いに行く。矢野経済研究所が発表している「大学向けビジネス市場に関する調査結果 2014」では、大学向け学生募集支援広告の市場規模は 2013 年に 440 億円となっており、さらにデジタルのニーズが増していくことが見込まれている。

廣瀬氏「大学でも、出願をウェブ出願のみで受け付けるところも増えてきており、ウェブの予算が増えてきています。一方で、教育領域に強いデジタルのメディアはほとんど存在しません。中高生が見ているメディアはありますが、教育の文脈には合っていない。「Studyplus」ではスマートフォン広告の提供を開始しており、2015年12月には10大学以上が出稿してくださっています」

と、廣瀬氏は教育に特化したスマートフォン広告への手応えを語る。「Studyplus」には、志望校登録機能があり、高校生は偏差値で大学を選ぶ。そのため、「Studyplus」でユーザが登録している志望校の偏差値に近い大学の広告を表示するなど、セグメントを指定することも可能だという。そんなスタディプラスが次に行うのが、大学広報向けの動画広告商品の販売だ。


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廣瀬氏「スマートフォンメディアとしては、動画に注目しないわけにはいきません。「Studyplus」の動画広告では、大学広報にフォーカスして、大学名を知ってもらうという認知やブランディングを目的としていきます。美しいキャンパスの様子など、大学の魅力を映像で伝えていきます。高校生は動画を相当見ているので、馴染むと考えています」

各大学はウェブサイト上にて、映像で大学の様子を紹介しており、すでに動画の素材は持っている。だが、動画広告は初めて、ということも少なくない。動画の素材はあるため、それを広告用に編集することでコストも抑えられているという。

大学に特化したスマートフォン動画広告はほかに例がないが、実際に映像を見せると良いリアクションを得られている、と廣瀬氏は語る。スタディプラスは、今後も広告商品の企画開発を進め、マネタイズを本格化させていく。

今後、「Studyplus」が目指すのは、教育におけるバーティカルメディアとしての立ち位置。法律における「弁護士ドットコム」、食における「クックパッド」のように、学習領域に関する情報が集まるように機能を追加していく方針だ。

たとえば、Q&A機能を設けたり、口コミ機能を追加するなど、「Studyplus」のコミュニティ内で起こっていることを最適化するために機能を追加し、学習領域における情報の流れを効率化、流通させていくという。

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受験生に特化したモバイル広告の開発もーー学習管理SNSのスタディプラスがフェムト、朝日新聞社から1億8500万円を資金調達

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学習管理SNSを開発・運用するスタートアップ、スタディプラスがフェムトグロースキャピタル投資事業有限責任組合、朝日新聞社から、1億8500万円の資金調達を実施したことを発表した。 スタディプラスが開発する学習管理SNS「Studyplus」は、リリース当初から学習コンテンツの提供を中心とするEdTech系スタートアップにおいて、ユーザの学習を管理するという独自の立ち位置をとってきた。2012年3月…

スタディプラス代表取締役 廣瀬高志氏
スタディプラス代表取締役 廣瀬高志氏

学習管理SNSを開発・運用するスタートアップ、スタディプラスフェムトグロースキャピタル投資事業有限責任組合、朝日新聞社から、1億8500万円の資金調達を実施したことを発表した。

スタディプラスが開発する学習管理SNS「Studyplus」は、リリース当初から学習コンテンツの提供を中心とするEdTech系スタートアップにおいて、ユーザの学習を管理するという独自の立ち位置をとってきた。2012年3月にPC版をリリースし、iPhoneアプリを同年8月、Androidアプリを同年の12月にリリースして以来、オーガニックにユーザが増加。現在は会員数が110万人を超えているという。

学習を管理するというサービスの特性上、勉強に集中しやすい大学受験シーズンを迎えた受験生を中心にユーザが伸びており、現在は受験生の3人に1人が利用している状態だとスタディプラス代表取締役の廣瀬高志氏は語る。

廣瀬氏「高校生の間ではシェアがとれてきています。去年4月にリクルート進学総研が発表した「高校生価値意識調査2014」」では、高校生が勉強用に使っているアプリランキングで1位を獲得することもできました。これまでプロモーションに費用はかけていません。プロダクトの質にこだわり、App StoreのEssentialにも選ばれ、レビューが8000件以上、平均4.5の評価をいただいているなど、Appleにもユーザにも支持してもらえたことが今の数字につながっていると思います」

学習管理とSNSの両軸からコミュニティの熱量を上げていく

学習管理SNSである「Studyplus」には、学習管理の軸と、SNSの軸の二軸がある。この学習×コミュニケーションの領域をより深堀りしていくことをスタディプラスは考えている。

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廣瀬氏「「ソーシャルラーニング」と呼ばれる学習×ソーシャルの領域を深堀りしているプレイヤーはあまり多くありません。この領域に対して可能なことはまだまだあります。これまでは学習管理の側面が強いプロダクトでしたが、今後はコミュニケーションの領域を強化していくことで、よりコミュニティを色々な形で盛り上げていきたいと考えています」

「Studyplus」では、志望校が同じユーザ同士でグループを立ち上げてコミュニケーションをとったり、分からない問題を写真にとってアップすることで互いに教えあうなどのコミュニケーションが生まれているという。今後は成績の管理や共有なども可能にしていくことを予定している。こうしたやりとりは、各ユーザが匿名でやっているため、比較的抵抗なく発生しているという。

廣瀬氏「今いるユーザ達の熱量をどうやって上げていくかがこれからの課題です。勉強を支援して、モチベーションを上げ、継続率を下げないようにすること。「Studyplus」をユーザにとって新しい勉強友達ができる場所にしていくことで、もっとスムーズに、ポジティブな人間関係を獲得していってもらいたいと考えています。そのためにプロダクトを磨いていきたいですね」

勉強に関するQ&A機能は今後強化していくことを予定しており、将来的には別アプリとして切り出すことも検討しているそうだ。すでに韓国には勉強に関するQ&Aアプリが存在しており、廣瀬氏はこの領域にも可能性を感じていると語る。

「Studyplus」はマネタイズの手段としてプレミアム会員も検討しているそうだが、現在可能性があるのは、プロダクトを磨き、高いユーザの滞在率を実現することで生まれている受験生に特化した広告メディアとしての価値だ。

受験生に特化したモバイル広告メディアとしての価値

「Studyplus」は、今年の3月までベネッセとのコラボしたり、Z会とコラボするなど教育系の大手クライアントの広告商品が売れ始めている。リクルートと提携して志望校の資料請求ができるようにしたり、大学の学校法人との提携にも動いている。

廣瀬氏「ユーザの多くが受験生であることに加え、ユーザの滞在時間が長く、広告メディアとしての価値が高い状態になっています。大学受験生が集まっているメディアがほとんど存在しておらず、高校生はどんどんテレビを見なくなっている。そのため「Studyplus」は受験勉強に限られた教育系のクライアントと相性がいい状態となっています。

受験は売上高広告費率が高い業界。今後、広告の出し先がシフトしていく中、そこに対応するメディアも多くはありません。「Studyplus」では、スマートフォンの動画広告やネイティブ広告、タイアップ的なものなど、色々な広告商品を扱っていきたいと考えています」

「Studyplus」では去年の秋ごろから積極的に広告商品を試しており、今回の調達を機に広告商品を開発するための人材も増やしていくという。エンジニアの採用を強化し、5月1日付けで
GREEからCTOのスタディプラスに参画している。今後、同社は開発のスピードもあがっていくだろう。

スタディプラスは、学習の進捗や志望校などに関するユーザのデータが蓄積されている。これはまだ活用されていないが、将来的に資産になっていくと廣瀬氏は考えている。学習とコミュニケーションの領域を深堀りし、モバイルの広告メディアとして成長させ、将来的にはビッグデータを活用した展開も視野にいれ、スタディプラスはプロダクトを磨いていく。

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「勉強を継続できる仕組みを作る」ーースタディプラスが変える学習管理のあり方

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「勉強の秋」という言葉があるように、だんだんと涼しくなってくるこれからの季節は、何かを学ぼうとする人にとって良い季節だ。来年受験を控えているような高校生にとっては、決して穏やかなものではなく、厳しいものであるかもしれないが。 大学受験の勉強にかぎらず何かを学ぶということは、日々の積み重ね、継続が非常に大切な要素となる。だが、人は楽をしてしまいたくなってしまうし、モチベーションを継続させることを苦手…

Some rights reserved by StephhxBby
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「勉強の秋」という言葉があるように、だんだんと涼しくなってくるこれからの季節は、何かを学ぼうとする人にとって良い季節だ。来年受験を控えているような高校生にとっては、決して穏やかなものではなく、厳しいものであるかもしれないが。

大学受験の勉強にかぎらず何かを学ぶということは、日々の積み重ね、継続が非常に大切な要素となる。だが、人は楽をしてしまいたくなってしまうし、モチベーションを継続させることを苦手とする生き物のように思う。これは大きな課題であり、長年にわたって解決されない、人々がなんとかしたいと考えている課題だと言えるだろう。

こんな課題に果敢に挑戦しているスタートアップが存在する。数多くの教育系スタートアップが登場する中、その多くは教材など学習に必要なコンテンツに注力する中、勉強の継続をいかに達成するかという点にチャレンジしているプレイヤーが「Studyplus(スタディプラス)」だ。今回、彼らが取り組む課題や、教育系スタートアップに関する話をスタディプラス株式会社代表取締役廣瀬 高志氏に伺った。

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学習管理サービス、Studyplus

Studyplusのユーザーは日々の勉強記録をつけ、その記録をグラフとして可視化したり、サービス内で勉強仲間をつくり自分の勉強記録を共有し、励まし合うことで勉強が楽しく続けられる環境を提供している。

Studyplusは2012年3月にPC版をリリースし、iPhoneアプリを同年8月、Androidアプリを同年の12月にリリースした。サービスは右肩上がりの成長を続けており、先月の4月9日に会員数は10万人を突破。1ヵ月に2万人弱のユーザ成長をしており、2013年5月に取材した時点では約13万人のユーザを抱えていた。

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10月現在では、約20万人のユーザーを抱え、特に大学受験を控えた高校生、浪人生のユーザーが多いという。その他、TOEICなど資格の取得を目指す社会人など、特定の目標を設定し、計画的な学習を行いたい人が多く利用している。総務省の発表によれば、平成25年度の全国の高校1年生におけるスマートフォン保有者は全体の84%と、昨年度の59%より大幅に上昇している。高校生が主なユーザーであるStudyplusにとっては、追い風が吹いている状態だ。

教育マーケットの状況

ここで少し視野を広げて、教育関連のスタートアップ全体のことを考えてみたい。北米を発端に、世界で大きな注目を集めている教育系スタートアップ。

だが、その実態はiOSのセールスのトップカテゴリにランクインするアプリでもあまり儲かっているとはいえない状態だという。シリコンバレーでも投資は増えており、ビジネスモデルがきちんとワークするのかどうかを試している段階だそうだ。

廣瀬氏はこの点について、以下のようにコメントしてくれた。

「ニンテンドーDSのソフト「英語漬け」は大ヒットしました。このことからも、スキマ時間を活かして勉強したいというニーズはあることがわかります。ニンテンドーDSでも大ヒットするのであれば、それよりも台数が多いスマートフォンは、とても魅力的なマーケットです。回線速度の向上やスマホの普及など追い風は吹いているので、他のプレイヤーと一緒に業界を盛り上げていきたいという想いで活動しています。」

Studyplusの特徴

Studyplusは教育関連のサービスの中でも、特に受験を控えた高校生や、TOEICなどの資格試験に向けた勉強に取り組みたいというユーザーをターゲットにしている。現在、大学受験生が7割を占めており、最もアクティブ率が高いのは高校生のユーザーだという。その中でもレベルの高い大学への受験を目指す高校3年生が最も多い。

「自立的、主体的に勉強する人をサポートするサービスなので、高いハードルに挑戦するユーザーと合っているのでは、と考えています。」

とStudyplusのユーザーについて語ってくれた。教育サービスには、学習に活用するコンテンツを提供するものをよく目にする。廣瀬氏いわく、最近盛り上がりつつある教育サービスの中でも、特に注目を集めているのは教育コンテンツ領域だという。

そんな状況を、廣瀬氏はこう見ている。

「スマホが普及し、デジタルの教育コンテンツが数多く生み出されたとしても、まだ書籍で学習している人は多いと考えています。しばらくはアナログとデジタルのコンテンツが両方存在する状態が続く。その中でスマートフォンを用いて、学習をサポートできるか、より楽しくできるかに挑戦しています。」

たしかに、筆者も何か新しいことを学びたいと考えたときに、デジタルのコンテンツを用いることもあるが、書籍の学習コンテンツを頼りにすることが多い。数が増え続ける教育コンテンツよりも、それを活用して学習していく管理面をサポートしようというStudyplusの狙いは的を得ているように思う。

勉強仲間が集まり、勉強方法のUGCも

Studyplusは日々の勉強の記録をつけ、その記録をグラフとして可視化することのほかに、サービス内で勉強仲間をつくり自らの勉強記録を共有し、互いに励まし合うことで勉強が継続しやすい環境を提供している。

Studyplusでは、学習する人が集まる場を作ることを重視している。サービス内にはMixiのようにコミュニティを作成する機能があり、「進研ゼミ仲間あつまれ!」や「中高一貫校に通う人」といったいろんなコミュニティが立ち上がって、そこで人々がアクティブに交流を行っているそうだ。

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2013年8月にStudyplusは、同サービスのiPhone アプリにおいて、新機能「みんなの勉強法」をリリースしている。これは大学受験、語学、資格、その他など様々なカテゴリの勉強法を人気順に閲覧したり、「お気に入り」に追加してあとで見返したりすることが可能な機能だ。

「センター漢文を最速で攻略するための勉強法」や「高校英語基礎定着のために日頃からやるべきこと」などのコンテンツが掲載されている。勉強に関するレシピが集まっているようなイメージだ。

「勉強する気はあるけれど、何を勉強したらいいのかわからない人が、勉強を始める足がかり、ヒントになってくれれば。気になることがあれば、学習レシピを投稿している人にメッセージで聞いてみたりして、コミュニケーションをとってもらえるといいなと思います。」

コミュニティは一朝一夕で成立するものではない。時間をかけ、丁寧に育てていくものだ。これは先日のIncubate Fund Daysに登壇した「みんなのウェディング」の飯尾氏も語っていた

スタディプラスは同サービスを始めるより前から、「学習の継続」というテーマに取り組んでいるという。学習管理に関する取り組みを長年続け、コミュニティやユーザー参加のコンテンツの蓄積をはじめているStudyplusは大きなアドバンテージを持っていると言えるだろう

今後のグロースについて

Studyplusでは、今後APIの公開を予定している。これにより、様々な学習コンテンツと連携することが可能になり、ユーザーは自身の学習管理がより楽になることになる。

学習コンテンツの提供はあまり考えておらず、あくまで学習者の継続を支援するという点にフォーカスし、Studyplusだけが提供している価値を伸ばしていくことに注力する、と廣瀬氏は語ってくれた。

勢いよく追い風吹くなか、彼らがどれだけ速く走れるのか。スタディプラスの今後に期待したい。

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目指すはモバイルエデュケーションのプラットフォームーー学習管理サービス「Studyplus」がミクシィから7200万円を資金調達

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学習管理サービス「Studyplus」は、誰もが重要だと思いつつも、継続が困難な勉強というものを、楽しく継続できるようにするサービスだ。 Studyplusを運営するクラウドスタディは、先日大きなニュースがあり話題となったミクシィに対し、第三者割当増資を実施し、7200万円を資金調達したことを発表した。 Studyplusは日々の勉強の記録をつけ、その記録をグラフとして可視化したり、サービス内で勉…

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学習管理サービス「Studyplus」は、誰もが重要だと思いつつも、継続が困難な勉強というものを、楽しく継続できるようにするサービスだ。

Studyplusを運営するクラウドスタディは、先日大きなニュースがあり話題となったミクシィに対し、第三者割当増資を実施し、7200万円を資金調達したことを発表した。

Studyplusは日々の勉強の記録をつけ、その記録をグラフとして可視化したり、サービス内で勉強仲間をつくり自分の勉強記録を共有し、励まし合うことで勉強が楽しく続けられる環境を提供している。

ユーザの層は、特に勉強することが求められている、高校生、浪人生といった大学受験生が最も多いという。ただ、その層にかぎらず、大学生や社会人、中学生などに幅広く利用されているそうだ。

Studyplusは2012年3月にPC版をリリースし、iPhoneアプリを同年8月、Androidアプリを同年の12月にリリースした。サービスは右肩上がりの成長を続けており、先月の4月9日に会員数は10万人を突破。1ヵ月に2万人弱のユーザ成長をしており、本日のリリースの時点で約13万人のユーザを抱えている。

月間のPVは2300万PVほどで、デイリーでのアクティブユーザは約1万2000人。ログインするアクティブユーザのうち、勉強記録の入力をするユーザは9500人ほどだと、クラウドスタディ代表の廣瀬氏は語る。ログインする人の8割ほどが投稿するか、ログの入力を行なっており、平均すると1人のユーザあたり1日に3.5回ほど勉強記録を投稿している。

月間での投稿数は約100万件に上り、投稿につけられる「いいね」の数が500万ほどになっています。ユーザが1つ投稿するごとに、5つの「いいね」がつく状態となっており、互いに励まし合う文化が生まれつつあります。

Studyplusに備わっているユニークな機能に、合格報告掲示板というものがある。リアルの場所で合格発表を見に行くように、サービス上に合格を発表する場所を設けており、ユーザの誰がどの大学に受かったかなどがわかるようになっている。これによって、どこかの大学に合格した人が「どれくらい、どんな教科の勉強を、どんな教材を使って勉強していたのか」なども、他のユーザは知ることができるようになっている。

匿名で使っているユーザが多いことも同サービスの特徴のひとつだ。勉強仲間を作って利用している人が多く、コミュニティ機能はもちろん、「簿記三級」などユーザは自分の勉強していることをタグ付けできる機能もある。10人までの人数制限があるが、友達が多い人ほど勉強を継続しやすいという結果も得られてきているそうだ。

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モバイルエデュケーションの時代へ

Studyplusの利用者は、約9割がスマートフォンアプリからの利用だという。Studyplusは、2020年までに700億ドル以上の規模になると言われ、世界に生まれているmEducation (Mobiles for Education) の流れに乗っていることが伺える。廣瀬氏はこのように語る。

学習の在り方はここ数十年変化していません。ここにあるポテンシャルは非常に大きいと私達は考えています。学習の在り方をITで変える。これから学習の在り方はデジタルに移行していきます。

現時点では、アナログとデジタルの教材が入り交じっている状態。スマートフォンが登場してきているけれど、多くの人は教材は紙のものを利用して勉強していることも多い。Studyplusでは、増えてきているスマートフォンを使って、学習管理を可能にしています。

Ed Techと呼ばれる領域の多くのサービスは学習コンテンツの提供を行なっていますが、勉強の管理を主眼においたサービスはStudyplusだけ。競合はほとんどいません。

私達は、単なる学習SNSにとどまらず、モバイルラーニングのプラットフォームを目指しています。今後は、APIを公開していき、デジタル教材を使って学習したという記録が自動で蓄積されていくようにしていく予定で、そのためのSDKの開発もすでに始めています。

クラウドスタディは今回調達した資金により、学習管理サービスStudyplusの成長をさらに加速させるための人材の採用を行なっていく。

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