第一弾は代ゼミが導入、スタディプラスが生徒の学習状況を管理画面から把握できる機能を教育事業者向けに提供

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左:スタディプラス代表取締役 廣瀬 高志氏 右:代々木ゼミナール副理事長 高宮敏郎氏
左:スタディプラス代表取締役 廣瀬 高志氏
右:代々木ゼミナール副理事長 高宮敏郎氏

学習管理SNS「Studyplus」を開発するスタディプラスが、本日から「Studyplus for School」の提供を開始する。「Studyplus for School」は、学習管理SNS「Studyplus」の教育事業者向けパッケージだ。

教育事業者は、「Studyplus for School」を利用すると、分析ツールを用いて、在籍する生徒が「Studyplus」に記録した学習記録を管理画面から把握できるようになる。

これまで教育事業者は、授業や課題テスト、アンケートなどを通して、学習状況を把握していたが、詳細なデータを取得することは困難だった。「Studyplus for School」を利用することで、家や学校など塾以外の学習状況を把握・分析し、その情報を生徒の学習サポートに役立てる。

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「Studyplus for School」は第一弾として、学校法人高宮学園代々木ゼミナール(以下、代ゼミ)に提供される。代ゼミの在籍者にアンケートをとったところ、「Studyplus」の認知度はかなり高かったという。

「私たちは、1989年から衛星授業を開始するなど、新たな教育の手法に取り組んできました。これまでの授業配信は一方通行で行ってきましたが、ICTの進歩によりこれからはどれだけ双方向にできるか、データを蓄積できるかが重要です。」

そう代々木ゼミナール副理事長 高宮敏郎氏は語る。同氏によれば、「学習記録を共有して生徒のモチベーションが上がるというのは、最初はなかなか信じられませんでした」という。なぜ「Studyplus for School」を決めたのだろうか。

高宮氏「環境変化は激しさを増し、どんどん複雑になっています。環境に対応するためには、いろいろ試してみないといけません。変化が激しく、複雑化している今、自分たちだけで新しいことをやるのは危険です。また、中だけでやろうとすると利害がぶつかってしまう。今回のように、外部の意見も入れていくことが重要です。」

高宮氏は近年のEdTech領域の変化についてもこう触れる。

高宮氏「EdTechスタートアップが注目を集めてからしばらく経ちました。最近では、オンラインだけで学習は完了しないということがわかりはじめています。既存の教育事業者とEdTechスタートアップとの距離は縮まり、ハイブリッドしていくのがトレンドとなりつつあります。学習管理SNS「Studyplus」と、リアルなコミュニティの相性はいい。私たちの既存サービスと相性が良いんです。」

教育はアートとサイエンスの組み合わせが重要になる、と高宮氏は語る。これまで教育事業者は、それぞれの経験を活かして生徒を教育してきた。これは優れた”アート”でありつつも、アートであるがゆえに、再現性に欠けていた。

データを集め、再現性あるものへとしていくための”サイエンス”の部分をスタディプラスが担う。「足りないところを補完できると思います」そうスタディプラス代表取締役 廣瀬 高志氏は語る。

学習データだけではなく、教育事業者がどのように指導や教育を行っているかのデータも蓄積されるようになれば、より効果的な教育が可能になっていくはずだ。

代ゼミはまずは数百人単位で「Studyplus for School」の利用をスタート。反応を見ながら、学年を広げたり、全国に広げたりと規模を広げていく予定だ。

スタディプラスは、今後「Studyplus for School」を、大学受験向けの学校法人や塾予備校に限らず、高校・大学、語学スクール・資格スクールなど幅広く各種教育事業者に展開していく。