Xiaomi(小米)がIM Labsを設立し、MSNLiteを買収。インスタントメッセンジャーの未来をめぐる戦い

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【翻訳 by Conyac】 【原文】

Xiaomi(小米)のモバイルメッセンジャーMiLiao(米聊、Mitalk)は登録ユーザ数で1,700万、1億人を抱えるTencent(騰訊)のWeixin(微信)との競争に明らかに負けてしまっている。だが、Xiaomiは諦めたわけではない。XiaomiのCEOであるLEI Jun(雷軍)氏は最近、weibo(微博)で次のように述べた。

「Xiaomiは登録ユーザー数が1,700万、オンライン同時接続ユーザー数が100万という記録を達成した。私はこれが単なる始まりに過ぎない。」

XiaomiのMiliaoはその戦略を変えつつあり、そしてインスタントメッセージの未来を見つめている。

インスタントメッセンジャーラボ

Xiaomiのインスタントメッセンジャーラボが設立された。そして、公式ホームページには、Xiaomiのファンすべてに対してこのような質問がなされた。「私たちはいまインスタントメッセージにQQとWeixinを使っています。でもこれからの将来、何を使うべきでしょうか?」Xiaomiのインスタントメッセンジャーラボは次世代のインスタントメッセージを探究するものだ。そして、ユーザが心を開き、ラボに革新的なアイディアを送ってくれるよう促している。

MSNLiteの買収

MSNLiteは公式のMSNクライアント(私はこれが本当にがらくたになってしまったと思う)をシンプルにしたPCベースのサードパーティーMSNクライアントだ。MSNLiteはオリジナルよりも強化されている。

例えば、すべてのインスタントメッセージが暗号化されるようになってMSNのセキュリティが強化されている。どのPCを使っていても、ユーザはチャット履歴にアクセスすることが可能になるクラウドへのメッセージバックアップ機能を備えている。また、ユーザがオフラインの相手にもファイルが送れるようオフラインのファイル転送もサポートしている。

MSNLiteは2010年4月に最初にリリースされ、現在では約100万のアクティブユーザがいると報告されている。この買収により、MiliaoのPCクライアントがまもなく登場することは間違いない。そしてこれは、TencentのQQに対する戦争の引き金となるだろう。

Xioamiが携帯電話だけでなく、インスタントメッセンジャーの未来へ参入しようとしている。

【via Technode】 @technodechina

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