5万着以上のスーツがユーザによってデザインされているシドニーのオンラインテーラーサービス「InStitchu」

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シドニー拠点のテーラースタートアップであるInStitchuは、Aura Capital Groupのテクノロジー部門であるDisruptive Capitalからベンチャーキャピタル資金を調達したことを発表した。InStitchuの設立者Robin McGowan氏は、調達した資金によって同社はさらなる勢いで成長し海外に進出していく予定だと述べている。実店舗も同様に増やしていく予定だという。

実際の資金調達額は非公開だが、少数株主は250万豪ドル(237万米ドル)であると見積もっている。

2012年に起業家のRobin McGowan氏とJames Wakefield氏によって設立されたInStitchuは、顧客があつらえのスーツ、シャツ、アクセサリーをデザインできるサービスを提供している。 同社はこれまでに同オンラインサービスを使用して5万着以上のスーツが顧客によってデザインされたとしている。

Robin McGowan氏によると、資金は国内外でのサービス拡張に使われる予定だという。

「InStitchuは2013年の飛躍的な急成長を含め、大きな成長を遂げました。オンラインビジネスを拡張するという素晴らしい経験を持ち合わせていることを考慮し、提携先にDisruptive Capitalを選びました。

Calvin Ng氏、Adir Shiffman氏ほかDisruptiveチームとともに、InStitchuを手頃なテーラースーツ、ビジネス服のナンバーワンショップにできる日を楽しみにしています。自力で歩み始めていた頃はエキサイティングでありましたが、今では現地チームの成長、イノベーションの継続、戦略的な買収、そして国際的な展開に向け資本と経験を有するのを楽しみにしています。」

と共同設立者のRobin McGowan氏は語る。Institchuは元々オンラインストアだが、シドニーにはコンサルテーションを兼ねた実店舗もある。新たな資金注入により、同チームが主要都市に実店舗を検討することができるだろう。

「私たちにとって、オンラインとオフラインという2つの非常に明確なチャネルが存在します。メルボルンやブリスベン、そして将来的には全国に実店舗を開設することを視野に入れています。国際的には、店舗を含め、国内でしてきたことを継続して行っていく予定です。」

とWakefield氏はStartupSmartに語った。

しかしながら、アイデアは新しくも立派なものでもない。ちょうど1年前、1枚99米ドルでシャツをカスタマイズ・配送してくれるよく似たスタートアップ、Bleu Flammeを記事で取り上げた。テーラードスーツとシャツの両方を扱うInStitchuと異なり、Bleu Flammeはテーラードシャツのみに特化しており、体重、身長、ウエストサイズに基づいてサイズを自動的に割り出してくれる「Auto Size Me」機能がある。

【原文】

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