香港のフォトアプリ・プラットフォームSteplyは総ダウンロード数750万を超える

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【翻訳 by Conyac】 【原文】

香港に拠点を置くStepcaseは2007年にLeon Ho氏によって設立された。同社のiPhone向けフォトコミュニティーのSteplyは750万のユーザー(※)を抱える。対して、Android向けで最も人気のあるフォトアプリのCamera 360には600万人のユーザーがいる。(※編集部注:この数字はSteplyのユーザー登録数ではなくアプリの総ダウンロード数と推測されます)

「iPhoneが初めて登場した時、iPhoneのカメラ機能はあまりよくなかった。夜に写真を撮ったり、写真を撮る手が動いた時は特にだ。手ブレを検知する簡単なアプリを開発した。発売したのはクリスマスだったのを覚えている。1,2週間でその無料アプリは10万を超えるダウンロードを記録した。」とLeonは語った。

その後、Leonを含むチームはフォトアプリの開発を進めることにした。オリジナルのアプリを開発し、他の開発者にもプラットフォームをオープンにした。これまでに、Steplyでは約10個のアプリを提供し、そのうち5つはStepcaseのチームから、残りはサードパーティからのものである。合計750万のユーザがSteplyのアプリをダウンロードし、400万がオリジナルアプリを、350万がサードパーティのアプリをダウンロードしている。

Leonは、今後より多くのアプリをSteplyのプラットフォームに加えたいと考えている。「それぞれのアプリが異なった機能を持ったマルチアプリを取り入れたいと思っている」とLeonは語る。すべてのアプリが同じようなユーザー(iPhoneで写真を撮りたい)をターゲットにしているので、アプリ間には大きなクロスマーケティングの効果がある。

「当社のプラットフォームに導入したLabel boxという簡単なアプリがある。そのアプリの機能は写真にラベルを貼るというものだ。たった25日間で、ダウンロード数は100万を記録した。」とLeonは述べた。

Steplyは香港で開発されたものだが、利用しているのは海外のユーザーがほとんどである。「香港のユーザーは20%にすぎない。残りは海外のユーザーで、日本が15%、韓国10%、中国10%、そしてアメリカが10%だ。」

Leonは、自身の会社を設立する前、オーストラリアでLinuxの主要なディストリビューターであるRed Hatで6年間働いた。「ソフトウェアエンジニアのチームを率い、Red Hat Linusを中国版、韓国版やインド版などにローカライズする作業をしていた」(Leon氏)

彼はライフハック(www.lifehack.org)というブログも開設している。ブログでは生活を向上させる技術について取扱い (例えば何を食べるか、どう暮らすか等)、100万程度のPVで順調に広告収入を得ている。

【via Technode】 @technodechina

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