インドネシアのオンラインエコシステムにとって、ペイメント・ゲートウェイは一種の呪いのようなものだ。収益面では非常に驚くべき結果を出すINDOMOGの創始者兼オーナーの Wendy Vega女史を取材をした。当企業はまた、GEPI(Global Entrepreneurship Program Indonesia、国際起業家プログラム-インドネシア)[1]の最優秀賞も獲得している。
1.INDOMOGについて簡単に教えてほしい。
「INDOMOGは、Indonesia Multionline Payment Gatewayの略。我々はオンラインのペイメントシステムであり、販売業者と顧客をつなげている。」
2.INDOMOGはオンラインゲーム上の支払いに関して大手である。INDOMOGは、意図的にオンラインゲームに焦点を置いているのか?
「インドネシアのビデオゲーム産業におけるオンラインペイメントゲートウェイとしてINDOMOGを組み入れることは私たちの戦略だ。それは、この産業が最も教化しやすい産業だからだ。
オンラインゲームのユーザーは、コンピューターテクノロジーとオンラインショッピングに慣れ親しんでいる。よって、その他の産業よりもまずビデオゲーム産業に導入していくのがやりやすいのだ。次期計画は、INDOMOGのペイメントゲートウェイをインドネシアのオンライン産業全体に導入していくことだ。」
3.これまでのINDOMOGの運営内容の統計や主要管理点などの例は?
「INDOMOGは35万人ものユーザーを誇り、90もの販売業者を抱えている。そして3万の配信チャンネルを保有している。」
4.INDOMOGのこれまでの成功を裏付けるものは?
「INDOMOGはインドネシアにおけるペイメントゲートウェイの第一人者である。操作は簡単で、既に主要銀行とも提携している。また我々は非常に幅広い配信チャンネルを保有している。」
5.INDOMOGはZyngaの独占パートナーで、Zyngaのゲームカードをインドネシア国内で販売している。INDOMOGの利益のうちZynga関連の利益はどの程度になるのか?
「ZyngaはINDOMOGの総収入のうち、およそ30%を占めている。Zyngaだけを見ても、毎月50万ドルの売り上げだ。」
6.現在の従業員数は?さらなる雇用を考えているか?
「我々は現在72名の従業員を抱えており、現在も雇用を進めている。」
7.2012年の計画は?
「私たちの2012年の計画はシンプルである。収益、ユーザー数、販売業者数、そして配信チャンネルを100%まで伸ばすことだ。」
8.Eコマースサイトもしくはスタートアップ企業への変換の計画は?
「既に、Nusantara Online、Football Saga、そしてインドネシア独自の電子書籍アプリケーションであるWayang Forceなど、多数のスタートアップ企業と提携済みである。」
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[1]昨年度、Eric Schmidt氏がGEPIに登場したことを覚えているだろうか。
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