KakaoTalkが収益化、次の進出先にインドネシアに狙いを定める

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【翻訳 by Conyac】 【原文】

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韓国で生まれたメッセージアプリ KakaoTalkは、他国に積極的に進出する準備が整った。その理由は、KakaoTalkが十分に利益を生んでいるからだ。

とりわけ、同社が我々に語ってくれたのはアンドロイドにフォーカスするということ、インドネシアに強く打ち出していくとういこと、そしていくつかのサービスに対して完璧な支払いをサポートするということだ。

我々は 国際ビジネス開発バイスプレジデントのYujin Shon氏と話をし、同社の直近のマイルストーンやビジネスモデルについての詳細をヒアリングした。Yujin氏はKakaoTalkが9月に損益分岐点に達しており、現在は黒字化していることを明かした。

彼女は、最近のマイルストーンは7月にローンチしたゲームプラットフォームでの大きな成功によるところが大きいと説明してくれた。最近のマイルストーンを達成し、同社はこれからさらに他国への積極的な進出に取り掛かる。

「スタートアップであることはリソースを制限することになります。いつどこにリソースを集中させるのか、正しく選択しなくてはなりません。ビジネスモデルを確立させて自信を保ち、経営を成り立たせる前に海外へと進出することはリスクが高すぎると考えていました。リソースを集中しなければ、私たちはすべてを失ってしまいます」。

KakaoTalkは、インドネシアではとくに支払いのシステムをサポートすることとデータ通信サービスをキャリアとともにローンチすることに特に狙いを定めている。現時点では、KakaoTalkはTelkomsel’s Opera Mini packet、Chat and Share packageAxis’ Gaul packageに含まれている。それは同時に、インドネシアにローカライズされた絵文字をローンチし、K-Popテーマの絵文字がインドネシアの人々の生活の中に溶けこませることを狙ったものだ。

KakaoTalk, Blackberry, そしてインドネシア

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いろいろ問題はあるが、インドネシアではBlackberry端末は大人気だ。しかし無料通話サービスなど、現在まだ利用できないKakaoTalkの機能がいくつかある。なぜBlackberryのシステムにまだ対応していないのかYujin氏に聞いてみた。このサービスをつければ、LineやインドネシアのWeChatなど同じような機能をBlackberryでは提供していない他社よりも優位に立てるはずだ。Yujin氏によると、それは単にRIMプラットフォームでそういう機能を構築するのは困難であると語る。

インドネシアでBlackberryプラットフォームをサポートすることの重要性は彼女も認めている。だからこそ、Blackberryの高級機種だけでなく、インドネシアでもっとも広く使われているBlackberry Curveでも使えるようなチャットアプリを作ったのだという。

これまでKakaoTalkが最も重視しているのがAndroidプラットフォームで、次が iOSだ。これはKakaoTalkのユーザが最も多い韓国で、その70%がAndoroidを使用しているからだ。

ゲーム、コマース、そしてセレブ

ではKakaoTalkがその機能をすべてインドネシアに持ち込むとしたら、ユーザは何を期待できるのだろう?

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コミュニケーション以外の部分で、KakaoTalkには4つのビジネスモデルがある(写真上)。「プラスフレンド」広告、デジタル商品、モバイルコマース、そして最近出てきたソーシャルゲームプラットフォームだ。

広告は、WeChatのソーシャルメディアマーケティングと同じように、ユーザがアプリ上で企業やブランドを友達リストに追加することで企業が広告を流すことができるようにする仕組みだ。現在KakaoTalkには200以上の「プラスフレンド」広告主がおり、それにつながる6600万以上のフレンド/フォローといった関係が存在している。広告主1社につき平均して35万人のフォロワーがいるということだ[1]。総合すると、このサービスだけで1500万人の個人がユーザとして存在している。

KakaoTalkは、プレミアム絵文字やスタンプなどをデジタル商品としてユーザに販売することで収益をあげている。企業やブランドはKakaoTalkと協業し、独自の絵文字シリーズを作成してマーケティングに使うことができる。そこからの売上は、ブランドとこのメッセージアプリスタートアップとのあいだで分配されるというわけだ。ブランド系の絵文字の例をいくつかあげてみよう。

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KakaoTalkのもう一つのビジネスはモバイルコマースで、これはユーザがオンライン上で購入した商品をアプリを通して友人にプレゼントすることができる仕組みだ。それを受け取った友人は、該当するお店に行って商品を受け取ることができる。このビジネスでKakaoTalkと協業するブランドはいまや320以上になり、購入できる商品は7700点以上になっている。

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ソーシャルゲームプラットフォーム(写真上)は、この韓国の会社の4つ目にして最も新しいビジネスモデルだ。ユーザは、KakaoTalkのソーシャルAPIを通してアプリ内でゲームを楽しむことができる。Yujin氏は、このゲームプラットフォームが韓国では大成功を収めたと教えてくれた。発表されて間もなくこのプラットフォームと統合された7つのゲームが韓国のGoogle PlayでTop10入りを果たしたという。最も人気のあるゲームの一つのAnipangについては、以前ここでも紹介した。

Yujin氏は、KakaoTalkのアプリ内ゲームについて詳細を教えてくれた。(今のところ全ゲーム韓国でのみ入手可能だ。)

  • Kakaoプラットフォームには26種類のゲームがある。
  • 最も人気のある3つのゲームは、Anipang(ダウンロード数2000万件、DAU(デイリーアクティブユーザー数)1200万人、同時ユーザー数300万人)、Dragon Flight(ダウンロード数1160万件、DAU770万人)、そしてI Love Coffee(ダウンロード数300万件、DAU130万人)。
  • 11月6日の時点で、ゲームの総ダウンロード数は8200万件、そのうち2300万人のユーザがKakaoのゲームを少なくとも1つはダウンロードしている。

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KakaoTalkは、有能なデベロッパーらがこのアプリのAPIを使用し活躍していることをとても喜んでいる。

以下は、同メッセージアプリのこれまでの成果を示す最新の統計データだ。

  • 登録ユーザー数は6200万に上っており、1日に27ものユニークビジターがいる。
  • 毎日21億件のメッセージが送信されている。これは韓国の電話通信企業3社が送信したSMSの合計数の3倍にあたる。今年6月、1日のうちに送信されたメッセージ数14億を上回る数字となっている。
  • 韓国におけるスマートフォン市場普及率55%のうち、95%はKakaoTalkユーザである。
  • 同アプリは、韓国語、日本語、中国語(簡体字と繁体字)、インドネシア語、タイ語など12ヶ国語に対応している。
  • 海外で一番利用者の多い国はアメリカと日本だ。(写真下)

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[1]. フォロワーの平均数は6月の36万から実際は減っている。その理由としてYujin氏は、第3四半期にプラスフレンドのパートナーを新しく増やしたが、この新しいパートナーのフォロワー母体が今までのパートナー程は大きくなかった可能性があると説明している。

【viaTech in Asia】 @TechinAsia

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