3Dプリンタの性能をハードウェアではなくソフトウェアの力で向上することで低価格3Dプリンタの精度を高めるという「Topolabs」が発表された。
MakerBotやCubify、Solidoodle、RepRap、Lulzbotなど、低価格帯の3Dプリンタでは「積層型3Dプリンタ」というタイプが主流になっている。これは樹脂を溶かして1層ずつ積み重ねて成形する「FDM方法」という手法を採用して3Dプリントを実現するものだ。
このFDM方法は手頃な値段で3Dプリンティングができる反面、出力されたものは樹脂の層が目立ったり、サポート材の付着、樹脂が微妙に絡まって出力されるなど、成形のクオリティには多くの課題が残っている。
そこで登場したのが、FDM方式の3Dプリンターの精度を飛躍的に高めるソフトウェア「Topolabs」。現在開発中で、今後Kickstarterなどのクラウドファンディングでも調達を計画している。
Topolabsでは新しい3Dプリンターを準備する必要がなければ、既存のFDM3Dプリンターをのソフトウェアをアップデートする必要もない。専用のソフトウェアを使うことで、積層の成形の精度を高めることができるという。
詳しいソフトウェアの内容は不明だが、1層ずつ積層していくFDM方式に対し、面上に3方向の軸から新たに積層を追加する仕組みのようだ。特許取得済であるこの独自の「リベット」技術によって、完成度は射出成形で作られたパーツ並みの精度に近づけることができる。
「Topolabs」によって、従来のFDM方式とは比べ物にならないほど強度が増し、ABS、PET、ナイロン等、様々な素材に対応。薄く柔軟に成形できるため、「リベット」技術で層の密度を強化できるとのこと。
Topolabsのゴールは「この素晴らしいイノベーティブな技術で、ローカルな製造業者や、1万ものスタートアップ企業を支援する」ことだという。今後が楽しみなプロジェクトだ。
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