アメリカのミネソタ州を拠点とするSkajaquodaが「Trinity」という風力発電可能なポータブル発電機を開発、Kickstarterでプロジェクトを展開している。
このTrinity、普段は、シリンダーの形状に折り畳んで持ち運ぶことが可能。使用時には、折りたたみ式の三脚を広げ、開閉可能な三枚の羽をひらくと、風を受けた羽がタービンを回転させて発電する仕組み。脚には穴が開いており、紐等で結びつけて固定もできる。
本体の底面には、USBポート、miniUSBポートを備える。USBポートからは、スマートフォンやタブレット等に給電、miniUSBポートは外部電源につないでTrinity自身を充電することが可能。
Trinityの風力発電機は15W、バッテリーの容量は15,000mAhで、一般的なスマートフォンを4~6回分充電できるという。
現在、Skajaquodaは、2015年2月の製品化を目指し、Kickstarterで製品化に向けた資金調達を実施している。プロトタイプが動いている様子も動画が公開されている。
目標額は5万ドルで、最低出資額は249ドルで、通常の販売価格は399ドルを予定。製品化が実現した場合、出資者への製品発送は2015年1月になるという。
小型の風力発電機ということで、実際にはどのくらいの風があれば機能するのか、満充電までにどのくらいの時間がかかるかは気になるところ。また、約1.8kgという重量は、普段から持ち歩くというよりは、車でキャンプに出かける場合などのレジャー時に活躍しそうだ。
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