
自宅で手軽に、分子レベルで健康管理できるデバイス「Cue」がアメリカで開発されている。Cueは、手のひらサイズのキューブ型の本体と、5種類の専用カートリッジ、サンプル採取用のスティックからなる。
この5種類のカートリッジでそれぞれ、ビタミンD、炎症、インフルエンザ、テストステロン、ファティリティの検査ができるという。
まず、小さなスティックを自分の口や鼻の穴、腕などから、細胞組織のサンプルを採取する。それをCue本体にセットした専用カートリッジに差し込むと、数分の分析の後、専用のスマートフォンアプリに分析結果が表示される。
▲判定結果により、アドバイスなども表示される。
専用アプリは、Bluetooth4.0を搭載したiOS、Androidのスマートフォンで利用可能。Que本体は、ワイヤレス給電Qiにも対応し、無線で充電することができる。
現在、Webサイトから数量限定でプレオーダーを受け付けており、価格は199ドル。米国内では10ドル、米国外へは20ドルの配送料がかかる。発送は、2015年春頃を予定している。
プレオーダーにはCue本体以外にボーナスカートリッジも付属しており、Cue購入者は別途カートリッジも単体で購入可能となる。
現段階では、FDA(米国食品医薬品局)の認可は受けておらず、治験用医療機器に対する適用免除のもとプレオーダーを受け付けている。プレオーダーのユーザーからのデータや使用感などのフィードバックの協力を受け、FDAの認可を目指す模様だ。
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