東大発ベンチャーAgIC、電気回路を描いて消せるペン「Erasable Circuit Marker」の事前予約をKickstarterでスタート

SHARE:

AgIC Circuit Marker

銀ナノインクを用いた電子回路のプリント技術を事業化している東大発ベンチャーAgICが、Kickstarterで新しいプロダクトのプレセールスを開始した

AgICは、2014年3月にKickstarterでプロジェクトを開始し、一ヶ月間で900人以上のサポーターから約800万円の調達に成功している。

新しくKickstarterに掲載したプロダクト「Erasable Circuit Marker」は、前回資金調達を行った描くと電気が通るペン「AgIC Circuit Marker」を発展させたもの。同プロダクトでは、銀ナノインクで描いたあと、さらに消すことが可能になっている。

これまでAgICは、市販のプリンターで電子回路が印刷できるカートリッジや、手で描くだけで電気が通る魔法のペン「AgIC Circuit Marker」を開発・販売してきた。プロダクトを提供していく中で、ユーザからの要望で最も大きかったのは、「一度描いたパターンを消す消しゴムが欲しい」というものだったという。

AgICは、ペンと消しゴムに加え、LEDや電池、光センサーなどを同梱し、基本的な回路が作れる電子工作キットを提供する。同製品の出荷は2015年3月頃を予定しており、目標金額は1万ドルとなっている。

Members

BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。
無料で登録する