サムライインキュベートが、イスラエル発の犬の飼い主アプリ「Dogiz」にシードラウンドで10万ドルを出資

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サムライインキュベートは今日、イスラエル・テルアビブに本拠を置く、犬の飼い主向けモバイルアプリ「Dogiz」を開発する Ourdogiz に出資した。今回のラウンドはシードで、サムライインキュベートが今年1月に立ち上げた「Samurai Incubate Fund 5号投資事業有限責任組合」から10万ドルの出資。5月に実施されたイスラエルのスタートアップ・インキュベータ Startup East への出資に続くものだ。Dogiz は今後、日本市場への展開を検証するためのパイロットプログラムの立ち上げを予定している。

Dogiz は、特に都会に住む犬の飼い主向けにデザインした、犬の飼い主同士、ドッグシッター、ドッグトリマー、ドッググルーマーなどとつながることができるコミュニティ・アプリ。犬関連のサービス以外にも、近隣の公園やドッグランの情報を取得することも可能だ。現在は、テルアビブのみを対象に提供されている。

旧ソ連からの移民だという Ourdogiz の創業者兼 CEO Alon Zlatkin 氏は、このアプリを始めた理由を次のように答えてくれた。

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Alon Zlatkin 氏

テルバビブでは、全人口40万人のうち、10万人が犬を飼っている。4人に1人は犬を飼っている計算だ。しかし、都市に住む人々は皆仕事で忙しくしているし、犬の面倒を見る時間が無い。一軒家ではなくアパートに住んでいて、庭で散歩させるようなことはできない。これはテルアビブだけの問題ではないだろう。

我々のチームのメンバーも皆、犬を飼っている。日本での状況はわからないけれど、テルアビブでは、猫よりも犬のためのビジネスの方アクティブ。そこに大きな需要があると考え、犬の飼い主向けのサービスをスタートすることにした。

テルアビブの犬の飼い主が10万人であるのに対し、Dogiz のユーザ数は5,000人。実に5%のユーザが Dogiz を使っていることになる。イスラエルからは、欧米に進出するスタートアップが多いが、敢えて、テルアビブに続く第二のサービス展開先として日本を選んだ理由は何だろうか。

日本には、ペットの飼い主が2,000万人いる。Airbnb や Uber などのオンデマンド・サービスも普及し始めていると聞いており、市場に可能性があると感じた。まずは、日本市場でのパイロットプログラムを来年の1月くらいに開始したい、と考えている。(Zlatkin 氏)

Dogiz で今後展開する、犬関連ビジネス向け(左半分)と犬の飼い主向け(右半分)のサービス。
Dogiz で今後展開する、犬関連ビジネス向け(左半分)と犬の飼い主向け(右半分)のサービス。

Ourdogiz は2014年2月に設立された5人のチームで、モバイルアプリの「Dogiz」を2015年1月にローンチ。テルアビブのスタートアップ・アクセラレータ TheHive に参加し、今年3月に終了したバッチでは最優秀賞を獲得した。これまでブートストラップ・モードで運営を続けており、サムライインキュベートからの資金調達は、Ourdogiz にとって初の外部資金の受け入れとなる。

サムライインキュベートから得られた知見で、日本の起業家精神や若い世代が非常にエキサイティングだということがわかった。そこで、ビジネス、文化、パートナーシップなどのあらゆる点で、イスラエルと日本を結ぶ架け橋になれればと考えている。

日本に進出しているイスラエルのスタートアップは多くない。犬向けのサービスはよい起点なので、ここから、新しいコネクションを作っていきたい。(Zlatkin 氏)

Dogiz は現在、iOSAndroid で英語版で利用可能。近日中には、ヘブライ語版をローンチする予定だ。同社の競合になり得るサービスとして、日本には、サイバーエージェント・ベンチャーズが出資する Dog Huggy などが存在する。

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