インテリアの共有サービス「RoomClip」フェムトグロースキャピタルから1億円の資金調達

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インテリアの共有サービスRoomClipを運営するTunnelは9月20日、フェムトグロースキャピタル投資事業有限責任組合を割当先とする第三者割当増資の実施を発表した。

調達金額は1億円で、これに伴い、同ファンドゼネラルパートナーの磯崎哲也氏が社外取締役に就任する。Tunnelの設立は2011年11月でシード期にはサムライインキュベートおよびサイバーエージェント・ベンチャーズの2社から第三者割当増資による1000万円の資金調達を実施している。

RoomClipのユーザー層は20代から30代の女性で、Tunnel代表取締役社長の高重正彦氏によれば、これまでもmixiなどのコミュニティで同様の「部屋の写真を見せ合う」文化は存在していたのだそうだ。2012年5月の同サービスリリース後には、そのようなニーズを持ったユーザーが集まり、これまでにダウンロードベースで13万DL、投稿された写真点数は10万点となった。

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ただ、カバンの中身やクローゼットといったプライベートを見せ合う行為は一定数存在するようなのだが、やらない人間からすると若干不思議に思えるかもしれない。私もその内の一人だ。高重氏にユーザーの声としてどういうモチベーションがあるのか尋ねてみたら「掃除するきっかけ」という面白い回答を教えてくれた。

家のなかって普段そうそう見せられないものじゃないですか。なので、こういう所に投稿するために、奇麗に掃除するんです。ポジティブに使ってくれる方はそういう回答でした。逆にネガティブな意見としては、ヘビーユーザーになるとずっと使ってしまうので、コミュニケーションに疲れてしまう。そういう指摘はありました(高重氏)。

投稿者と閲覧者は1対9ということなので、ある一定数の「モチベーションを持った」ユーザーが投稿したインテリアの情報に「いいね」を付けてあとで参考にする、という使い方が多いのだそうだ。また、このカタログ的な利用シーンがビジネスモデルにも繋がる。つまり、コマースだ。

目指すのは欲しいインテリアを発見して買うことがゴールなんです。巷には雑貨店やセレクトショップが沢山ある。彼らはセレクトした商品をディスプレイして世界観を作ります。これをソーシャルに作っているのがRoomClipなんです。いわばユーザー視点のセレクトとディスプレイです(高重氏)。

さらに、実際にこのようなユーザー導線から詳細なトラッキングはできていないものの、1000件以上は実際に購入していることも分かっているという。これを参考に、RoomClipでは購買需要のある箇所に商品情報や購入できるコマースサイトへのリンクを付与してさらにテストを進める予定だという。

今後は、事業フェーズに乗せられるボリュームとして250万ダウンロードおよび登録ユーザー数200万人の獲得を目指すとした。