ウェブ広告に最も厳しいのはギリシャ、寛容なのは中国など、アドブロックに関する調査レポート

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<ピックアップ> People in these countries hate web ads the most

消費者のリテラシーが高まる中、パソコンに導入することでウェブサイト上の広告を消す「アドブロック」ソフトウェアの活用が増えているそう。PageFairとAdobeが発表したレポートによると、今年、パブリッシャーへの被害は20億ドルに及ぶ見込みです。

2014年Q2〜2015年Q2までの1年間で、アドブロックを使用する人の数は41%増えました。米国のオンラインユーザーのうち、2015年Q2にアドブロックを使用したのは全体の16%。マンスリーのアクティブユーザーにして、4,500万人に上ります。

国別のアドブロック活用率については、ギリシャが最も高く40%未満。反対に、中国はアドブロックがほとんど使われておらず5%未満に留まることがわかりました。また、ウェブサイトを業界別に見た場合、アドブロックが最も使われるのがゲーム関連。一方、健康や医療・寄付・政府関連のウェブサイトに関しては、アドブロックはあまり使われないとのこと。

アドブロック普及の背景には、「Adblock Plus」に代表される拡張機能を簡単にインストールできるGoogle Chromeの存在があると指摘しています。詳細は、17枚ほどのレポートにまとまっているのでご覧ください。

※ピックアップしたBusiness Insiderの記事には、この調査を鵜呑みにせず、疑ってかかるべきとあります。調査を実施したPageFairは、パブリッシャーがアドブロックで受けた損失を取り返す内容の事業を行っているため。

via. Business Insider

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