<ピックアップ>Seven Years Into The Mobile Revolution: Content is King… Again
アメリカにおける最新のモバイル利用動向をYahoo!のDeveloper向けサイトが発表しており、米国人のモバイル利用におけるトレンドを伺い知ることができて興味深い。統計内容はスマホ用解析ツールFlurryの解析結果によるものだ。
その内容によると、現在1億7500万のアメリカ人が1台以上のモバイルデバイスを所有しており、2015年の第二四半期にアメリカ人が1日にモバイルデバイスを使用した時間は3時間40分と、1年前の2時間42分に比べると35パーセントも増加している。ブラウザを使用する時間は全体の10パーセント(1年前より14パーセント減少)で、その他はネイティブアプリの利用に使われている。
さて、興味深いのは利用しているアプリの分野別の内訳だ。
内容分野別にユーザーの1日あたりの平均消費時間を見ると、次のとおり。
ー エンターテイメント:44分(1年前より240パーセント増加)
ー メッセージングとソーシャル:68分(1年前より50パーセント増加)
ー ゲーム:33分(1年前より36パーセント減少)
大きな伸びを見せているのは、YouTubeも含めてたエンターテイメントとメッセージング・ソーシャルの分野。注目すべきは、メッセージング・ソーシャルの利用においても、ユーザーは他人とのやりとりよりもコンテンツの消費に時間を使っているという点。Millward Brown Digital のある研究結果によると、ソーシャルアプリのユーザーの7割はコンテンツの消費に利用している(Snapchat上の「ストーリー」やFacebook上の動画など)という。
つまり、コンテンツの消費量は成長しており、ただその配信チャネルがソーシャルネットワーク上の個人にシフトしていると見れる。このトレンドは、既存の大手メディアにとっても多いに参考になるはずだ。
via. Yahoo! Developer Network
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