提案型ドライブ旅行のレンタカーサービス「キテネ」を運営するリーボ、訪日旅行者に特化したサービス開発に向けてジャパン・トラベルと業務提携

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ドライブ旅行を提案するレンタカー予約サイト「キテネ」は、リリースから2ヶ月を経過し、全国240業者、約8,500台以上もの登録レンタカーをもち、ドライブ旅行の内容とともにキャンピングカーやオープンカーなど多様な車種を取り扱うサイトになっている。旅行プランも、すでに1000プランを掲載するなど、多様なニーズに対応したコンテンツを提供している。

そんなキテネを運営するリーボが、訪日旅行者向けドライブ旅行や訪日関連サービスの開発を目的に、ジャパン・トラベルと業務提携を行ったと8月31日に発表した。

ジャパン・トラベルは、日本でも大手の外国人旅行者向け日本旅行情報サイト「JapanTravel.com」を運営。日本全国にいる7500人の外国人ユーザがライターとなり、外国人目線で書かれた地域情報を発信しているサイトだ。

2015年上半期の訪日旅行者数は、約913万人と前年同期比46%増加(日本政府観光局 訪日外客数の動向 より)と、過去最多を記録。2020年のオリンピックによる期待に相まって、今後も訪日旅行者の市場が成長が見込まれている。こうした中、訪日旅行者によるレンタカーを利用したプライベートな国内旅行のニーズも近年増えつつある、とリーボ代表取締役社⻑の松尾龍馬氏は語る。

「外国人のレンタカー利用の増加は肌で感じてて、今後の展開としても外国人向けにレンタカーの提供したいと思っていました。レンタカーの提携をしているパートナー企業さんのアンケートでも、6割以上が訪日外国人向けのレンタルに興味があるという結果がでたほどでした。また、独自に英語でレンタカーのサイトを運営している企業は、ユーザ比率では外国人が1割程度だけど、売り上げ比率でいうと5割くらいで訪日外国人が占めるほどだとか。一回で長く借りてくれる外国人はレンタカー業界にとってもいい顧客だということですね」(松尾氏)

japantravel
ジャパン・トラベル

一方で、訪日旅行者がレンタカーを利用する際に、言語や交通法規、運転習慣などの違いにより、トラブルが発生するケースも近年増加しているという。こうした近年の訪日需要に応えるために、ジャパン・トラベルによる訪日外国人向けのマーケティングや情報発信と、リーボのレンタカーを通じたドライブ旅行関連のサービスやコンテンツを連携させ、訪日旅行者に対してよりよいドライブ旅行を提案するために今回の提携へと至ったという。

「具体的には、外国人旅行者目線でのドライブ旅行の企画や旅行代理店への販売、レンタカーの多言語予約システムの提供、レンタカー利用時の各店舗でのリアルタイム多言語コールサポート、レンタカー事業者向け多言語ウェブサイトの作成、JapanTravel.comとキテネのコンテンツの相互利用など、広範な相互協力を行っていきます。また、提携のパイロット事業として、2015年度中に、訪日旅行者向けにキャンピングカーなどを利用した日本の四季を楽しむドライブ旅行を商品化し販売する予定です」(松尾氏)

キャンピングカーのコンテンツは、リーボが扱うレンタカーとしての独自性が高く、訪日外国人向けの新しい日本の旅行の形を提案できるという。成長市場である訪日市場に向けて、スタートアップが大企業と連携しながら、独自のコンテンツやノウハウをもとに新たな事業を提案する一つの形といえるだろう。

ここ数年、地方の活性化やまちづくりの事例が全国各地で展開されており、日本人であっても改めて日本国内の地域をいわゆるな観光名所だけではない場所を巡ったり、地元の人たちと交流したりする取り組みも増えている。こうした訪日市場を通じて、改めて日本の地域がもつ魅力を再発掘することに期待したい。