vivitが寺田倉庫と業務提携、アウトドア・キャンプ用品の貸しトランクサービス「hinata trunk!」の拡大を目指す

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アウトドア情報の検索サービス「hinata」を提供するvivitと寺田倉庫が業務提携を発表した

この提携に合わせて、事前登録者を募集していたvivitの新サービス、キャンプ道具やアウトドア用品を預けて手ぶらでも遊びに行けるスマートトランクサービス「hinata trunk!」の提供も開始される。

アウトドア・キャンプ用品の貸しトランクサービス「hinata trunk!」

hinata trunk

「hinata trunk!」は、月額980円で利用でき、キャンプ道具やアウトドア用品を預けて、遊びに行った先に運んでもらえるスマートトランクサービスだ。今年の3月から事前登録の受付を開始し、約2,300人の事前登録ユーザを集めた。

vivit代表取締役の水谷 寿美氏は、「特に自宅が広くない都心部のユーザからは「ちょうど欲しかった」「家がアウトドアグッズでいっぱいだったので、待っていました」と言った声をいただいています」とコメント。

道具を必要な場所にお届けーー注目を集めるアウトドア・キャンプ用品のレンタルトランクサービス「hinata trunk!」

寺田倉庫との連携でサービスの拡大を目指す

vivitと寺田倉庫の業務提携により、寺田倉庫の「MINIKURA」が「hinata trunk!」にオペレーションシステムを提供することになった。「MINIKURA」は、寺田倉庫が運営するクラウドストレージサービスとスタートアップ企業へのインキュベーションを行う事業だ。

寺田倉庫は、誰でも、いつでも、どこからでも自分だけの倉庫がもてるウェブサービス「minikura.com」、独自に開発したオペレーションシステムのアプリケーション「MINIKURA API」を運用し、多くの企業に物流システムを提供する「CloudStorage」を展開している。

水谷氏「倉庫業やトランクサービスを調査している中で、寺田倉庫の倉庫事業「MINIKURA」を知り、アプローチしました。エアークローゼット天沼さんと自分が懇意していたこともあり、担当役員の方を直接ご紹介いただきまして、トップアプローチできたことが大きいと思っています」

水谷氏と天沼氏は、共にリアルなモノのレンタルサービスを手掛ける起業家。彼らは起業家と投資家の合同合宿「Incubate Camp」に期こそ違えど、参加しているというつながりもあった。「MINIKURA」のオペレーションシステムを提供してもらうことがきまり、6月23日から「hinata trunk!」のサービスも提供が開始されることとなった。

アウトドアグッズを預けたい、というユーザのニーズはある一方で、日本ではレンタルトランクを利用するというカルチャーが強く根付いているとは言えない。vivitと同様、寺田倉庫と業務提携を行ってリアルなクラウドストレージサービス「Sumally Pocket(サマリーポケット)」を提供するSumallyと一緒に、文化を作っていきたいと水谷氏は語る。

「hinata trunk!」には、アウトドアに特化しているからこその強みもある。たとえば、預かったテントなどのアウトドアアイテムをクリーニングするなどの付加価値を提供すること。すでに、100弱のキャンプ場からOKをもらっているそうで、ユーザだけではなくキャンプ場運営者にとっても使いやすいサービスとしていくことが求められる。

「hinata trunk!」は、預けるのは送料無料ででき、月額980円で荷物を預かってもらうことができる。引き出す際には、1000〜1500円の料金が発生する。クリーニング等も追加料金でオーダーすることができるサービスになり、vivitはこのあたりでアップセルを狙う。

シェアリング領域の開拓や「hinata」ブランドとの連携も

アップセルでいえば、前回の取材でも聞いたシェアリング領域への取り組みもある。「hinata trunk!」は、将来的に複数人でモノを保管する共同保有や、預けたモノで使っていないなら人に貸す仕組みの開発を見据えている。シェアリング系のサービスは保険等の準備が必要になるが、「早くても年内には着手したい」と水谷氏は語る。

「hinata trunk!」の目標は、年内も4000アカウントの獲得。7月、8月のアウトドアが活発になるシーズンで1000アカウントの獲得を目標に掲げているという。夏のアウトドアシーズンが落ち着いても、vivitにはアウトドア情報サイト「hinata」やアウトドア用品を紹介するサービス「hinata item」、キャンプ場、公園、アウトドア情報の検索サービス「hinata spot」など、「hinata」ブランドのプラットフォームがある。こうした他のプラットフォームからの流入でも、アカウント数を増やしていく狙いだ。

hinata item

vivitは「hinata item」のコマース化も見据えている。現在は、アフィリエイトが中心となっているが、近いうちにコマースサイトとして商品の販売を行っていく予定だという。さらに、将来的に「hinata trunk!」にあるアイテムを貸出できるようにしていくなど、こちらも他のサービスとの連携も狙う。

こうした「hinata」ブランドのサービス間で連携させていくためには、データベースなどのさらなる開発が必要になる。vivitは今後開発体制の強化なども図っていくという。

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