Dropboxの類似サービスは向こう2年で7割が消える【調査レポート】

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<ピックアップ> Magic Quadrant for Enterprise File Synchronization and Sharing

なかなか驚きの調査レポートが出ていました。

ガートナーが発表している調査結果によると、向こう2年で「Enterprise File Synchronization and Sharing(EFSS)」サービスの7割が終焉を迎える可能性があるそうです。

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このEFSS、つまりDropboxやBox、Google Driveといったファイルストレージサービス群ですが、いつの間にか100社以上もサービスが出ていたんですね。

まあ思えばDropboxが生まれた2007年以来、そろそろ10年近くが過ぎようとしているわけで、この間にGoogleやMicrosoftなどを含めたプレーヤーは出揃いましたからそろそろ勝負はついてもいいのかもしれません。

Dropbox に何が起きているのか? 同業界の視点からコアビジネスで起きていることを探る

レポートでは特筆すべき企業としてDropbox、Box、公開企業のCitrix、Egnyteなど13社を挙げています。

ちなみにDropboxとBoxは共にウェブのみの提供で、EgnyteとCitrixはクラウドと彼らのデータセンター(オンプレミス)のハイブリッドモデルを採用しているという相違点があります。

ガートナーの調書には「2018年までに70%のEFSS向けベンダーは終了を迎えるか、買収される、もしくは倒産する。そして残りの30%はデジタルワークスペースのサポートサービスや企業データインフラに進化する」とあるので、Dropboxなどはよりオンラインビジネスのサポートツールとして、またEgnyteなどは企業インフラとしての立ち位置を確固たるものにしていく、という流れになるようです。

マトリックスにある13社の詳細な強み・弱みについてはレポートを参照してみてください。

via ガートナー

Image Credit :Fire / jayphen on Flickr

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