AI に数十億米ドルが投資され、また Apple や Google、Samsung といった最大手 IT 企業がこぞって有益なボットを作ろうと躍起になっている中で、最も価値のある貴重なもの、すなわち命を守るという使命を持つボットがあることを気に留めておくのは難しいかもしれない。 メッセージアプリの利用者がソーシャルメディアよりも伸びていることから、今回、生命を守るのに役立つ SMS やチャットアプ…
Image Credit: Diego Parra
AI に数十億米ドルが投資され、また Apple や Google、Samsung といった最大手 IT 企業がこぞって有益なボットを作ろうと躍起になっている中で、最も価値のある貴重なもの、すなわち命を守るという使命を持つボットがあることを気に留めておくのは難しいかもしれない。
メッセージアプリの利用者がソーシャルメディアよりも伸びていることから、今回、生命を守るのに役立つ SMS やチャットアプリを備えた5つの AI を活用したボットをリストにまとめた。
Cogito の AI は、鬱病や PTSD(心的外傷後ストレス障害)に悩まされる人々の気分を追跡するために VA や病院で使用されている。Cogito アプリのユーザは毎日自分の声で日記を記録し、アプリはユーザの気分を認識することができる。また、この AI は位置データを利用して患者が家を出たかどうかを確認し、携帯電話データを利用して最近友人や家族と連絡を取っているかどうかを確認する。患者が何日も動いておらず疾患の初期症状を呈していれば、医師や世話人に連絡が行くようになっている。
Cogito によれば、この AI は陸軍士官学校の学生に交渉術を教えるためにも使用されているという。
Crisis Text Line
Crisis Text Line は、Bill and Melinda Gates 財団や LinkedIn の共同設立者である Reid Hoffman 氏などから、テキストメッセージを利用したカウンセリングサービスを提供するために2,300万米ドルの資金提供を受けた。
Crisis Text Line は Facebook Messenger や YouTube に組み込まれ、将来的にはチャットプラットフォームの Kik や検索エンジンのクエリにも組み込まれる予定である。