人工知能による非構造化ビッグデータ分析プラットフォームのSensaiが、電通ベンチャーズから資金調達

SHARE:

sensai_featuredimage

シリコンバレーのパロアルトを拠点とし、人工知能を用いた非構造化ビッグデータ分析プラットフォームを提供する Sensai Corporation (以下、Sensai と略す)が、電通ベンチャーズから資金調達したことを発表した。なお、調達額については明らかにされていない。

これは今年3月に実施されたシードラウンドに続くものだ。この3月のシードラウンドでは、Sensai は、Andreessen Horowitz、Formation 8、Soma Capital、ValueStream Labs、起業家で投資家の Chris Kelly 氏から130万ドルを資金調達している。電通ベンチャーズにとっては、MIT 発のロボティクス・スタートアップ Jibo、ニューヨークの要約コンテンツ自動作成プラットフォーム Agolo、クラウド最適化スマートフォン Robin の Nextbit に続く、4番目の投資案件となる。

Sensai は独自言語の Cuddle を使った、主にデータサイエンティスト向けのビッグデータ分析プラットフォームを提供し、企業および政府機関向けに、非構造化ビッグデータ解析ツール「Sensai Research」、不正取引管理の分析を容易にする「Sensai Anti Fraud」、企業の統治・内部統制が健全に機能しているかを分析する「Sensai Governance」の3つのプロダクトを展開している。

電通ベンチャーズでは特に、IoT やウエアラブル領域で言及される、広範な消費者データを活用したマーケティングビジネス展開において、Sensai が提供するソリューションに期待を寄せているとしている。

sensai_screenshot

Members

BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。
無料で登録する